この記事は過去に使用していた別のブログサービスから移行してきた物です。
内容が古く写真等も小さいですが昔のものの記録としてお楽しみください。
この商品まだ売ってるのかな?
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プレミアムバンダイで受注生産されたガシャポン戦士NEXTプレミアが届きましたのでレビューします。
ガチャでは到底販売できない大型モデルが目玉となっていて全8種類が3,990円(送料別)というちょっと手が出しにくい価格設定で販売されました。
こんな箱で届きます。
ラインナップはガンダム試作3号機デンドロビウム、ノイエ・ジール、ガンダム試作4号機、Ex-Sガンダム、ガンダムTR-6、ガンドランダー、ガンダムMk-3、ガンダムケストレルとなっていますが、この中で新規造形は0083系のみであとの5体は今までリリースされたもののクリア成形となっています。
とりあえず、個別に見てゆきましょう!
今回の目玉かつ大型商品です。
素材はプラスチックかと思いきや他のガシャポン戦士NEXTと同様にPVCで出来ています。
ハッチは開閉式で、ミサイルコンテナもふたつだけ取り外しができます。
ハッチのヒケがかなり目立つのですが、閉めるときはポッチをがっしり差し込むのでごまかしはきく感じです。
コンテナは前後張り合わせているのですが貼り合わせが汚くて、接着剤?がはみ出していて黄ばんでいたり隙間が開いていたり、そもそもかみ合わせが悪かったり・・・
オーキスのアームは一軸接続なので水平方向にスイングするだけです。
ここはいつものNEXTジョイント使うと思い込んでいたので簡素すぎる仕様にびっくり。
アームビームサーベルを挟めますとかかれてますが、アームの保持力が皆無でバランスよく乗せてそっとしておかなければアームが開いてサーベルが落ちちゃいます。
これはギミックとして紹介できるレベルではないですね・・・
ビーム砲にぶっさすと安定します。
ステイメンは下半身を背中に差し込んで簡易的な腹ばい状態にしてオーキスに乗っけることになります。
ステイメンは単体で遊ぶこともできます。
フォーマット的には普通のガシャポン戦士NEXTと変わりませんが、オーキス搭乗形態にするための背中の大きな穴が気になるかな・・・
他のガシャポン戦士NEXTに比べるとかなり小さくて華奢な印象を受けます。
この写真だと分かりにくいですが頭もすごく小さく感じます。
一番楽しみにしてたんだけど、ちょっと詰が甘くて残念でした・・・
パーツ構成です。
サンプル写真を見たときに自分の抱いているイメージと違うなという感じでかつ緑の粘土の塊みたいな質感で、まったく期待できなかったのですが手に取ってみるとそんなに悪くなかったです。
肩と脚部スラスターはNEXTジョイントが使われています。
ダイナミックに動かせる作りではあるのですが、形状的にいろいろなところに干渉しまくりで実際のところはほぼ固定モデルと解釈したほうがいいかもしれません。
大きいからうれしい、ただそれだけという感じですがNEXTもシリーズを重ねているのでこういうコンセプトのものがあっても良いと思います。
パーツ構成です。
デンドロビウムとノイエジールに気持ちを引っ張られていて正直この子の存在は忘れかけていたのですがこの子が本命ってくらいクオリティが異常に高い!
塗装のはみ出しや塗料の飛び散りはいつもどおりですがとにかく塗料ののりが良くて発色がいいです。
造形もシャープなだけでなく細かなモールドもすごくて、小さいのに高密度という感じが素晴らしくいろんな角度から眺めたくなります。
ステイメンのビームサーベルを持たせてみてもすごく似合います。
クリア成形はざっと紹介です。
これは正直ガッカリの部類ですね。
ガシャポン戦士NEXTはシャープさやモールドやディテールを楽しむものだと思っているのですが、クリア成形だとその辺が分かりにくいです。
子供の頃に単色クリアのガン消しにマッキーで彩色したりしませんでしたか?
まさにそんな感じの微妙な仕上がりです。
これ、クリアバージョンを販売する必要あったのかな・・・
デンドロビウムやノイエジールとコンセプトも全然合わないし、商品単価を上げるために思いついた安易な抱き合わせって感じがしてしまって好意的な気持ちが湧かないです。
成形色が違うだけで造形に変更はありません。
したがって、ガシャポン戦士NETX01、02の機体は首がボールジョイントではないので水平方向に回すことしかできません。
ただ、NEXTジョイントに関してはNEXTベース対応(股間に穴が開いたバージョン)になっています。
ジョイントとベースもクリアで成形されているので雰囲気になじんで良い感じです。
このクリアのベースはクリアスタンドとして使えるので汎用性が高いというのは素晴らしい点です。
塗料の厚さがまばらなのか、色滲みがすごくて変な感じのグラデーションみたいになってます。
なんだこれ…
瞳のペイントがすごく浮いててこれも「子供のころにこういうことやったわ〜」と思っちゃう仕上がりです。
ツノのクリアの質感は結構好きかもしれない。
ガンダムマークスリーは基本色がクリアブルーなのでジョイントやスタンドもクリアブルーで成形されています。
普通のクリアよりもさらに中途半端な雰囲気になっちゃってますね…
シールドのビーム刃がクリアなのはちょっとうれしいです。
ノーマルケストレルに移植しても良いかも。
それ以外はやはり子供の色塗りみたいな仕上がりですね。
大型モデルが気になって割高感を感じながらも購入したこの商品ですが、クリアバージョン5体は本当に嬉しく無いものでした。
クリアバージョンを無しで1,000円安くなったらなかなか良い商品になったのかもしれませんが、喜ばれないクリアバージョンを無理やりつけてでも単価を高めなければならない理由もあったんだろうなと推測します。
デンドロビウムとノイエジールは大型でガチャでは売られることが無いサイズなので、大きいというだけでも楽しいしNEXTで遊ぶ時の世界観が広がるし通常商品と大きく差別化されているのでなかなか良いものだと思います。
あと、他の購入者の意見を聞くと封入ミスや激しい塗装ミスなどもいろいろあったようです。
バンダイに交換をお願いしても「返送したものを受け取ってからバンダイで判断してからの対応で、年末年始も関わるので交換するにしても来年以降になる」と案内された方もおられ、こんなめんどくさい感じならと泣き寝入りする人も多いかなと想像しました。
受注販売で比較的高額な商品なのでこういうところはきちんとしてほしい。
ガシャポン戦士NEXT SAGAという次の受注販売品も既に注文しちゃったから不安でしか無いです…