ソードアートオンライン(SAO)の完全新作ストーリにーして初の映画作品です。
SAO事件の後という舞台設定で主要メンバーはすべて出演します。(”ある意味出演”も含めて)
今までのフルダイブとは違い今回はAR(拡張現実)です。
ARなので現実の体を動かしてプレイするゲームだから体が思うように動かないという事もありフルダイブ型とは違う描写が多々あります。
「何時からここでイベントがある」という情報をもとにゲーム目的の人がわらわらと同じ場所に集まってくるシーンはどこかで見たと思ったらこれ、ポケモンGOで現実に見たシーンですわ!
こういう「ARならではのリアルさ」が詰め込まれていてすんなりと世界に入り込める作品でした。
映画館の大きなスクリーンで「リンクスタート!」が見られたのはある種の疑似体験のようで面白かったです!
キリトとアスナは相変わらずのイチャイチャっぷりですが、でっかいスクリーンでそれやられるとなんかもう観てらんないっていう状態も多々あってほんとこの二人は遠慮がないなぁ…
大画面での迫力を重視したのでしょうが戦闘が高速すぎてよくわからないことも多々あったりと大画面のいいところも微妙なところも楽しめます。
隠れた見どころが「制作者のおっぱい愛」でしょう。
劇中に数回、製作者のおっぱいに対する異常な愛情を感じるシーンがありそれが大画面で楽しめます。
二次元のだいご味ではありますが通常の感性の持ち主であれば赤面して目を背けること間違いなしかと…
主要メンバーはみなさん出演していますが出番が多いのはキリトとアスナのイチャイチャコンビとリズとシリカという感じです。
特に、シリカに関しては今までみなかったようなシーンもあってシリカ推しの方には是非見ていただきたい。
私が推しているリーファとシノンに関しては「合宿行かなきゃ」とか「その日バイトだから参加しない」とかで結構登場シーンが少な目…
シノンは短いながらもシノン推しならほっくりするシーンがあってわりかし満足です。
しかしみなさん、劇場版ですよ!
もうちょっと気合入れて参加してもいいんじゃないですかね??
肝心のストーリーは「とりあえず関係者全員出しておこう、新キャラも出しておこう」という劇場版にありがちな”総力戦”を無難にまとめているなーという感じで、特別な興奮や意外性はなくあっさり目のお話しでした。
電子錠を拳銃で撃って破壊して扉を開けるという「映画ではとてもよく見るけど本当にそんなことできるの?」ってステレオタイプなシーンも入っていたりして気にしたら負けの瞬間もあります。
ラストシーンは巨大ボスに関係者全員で立ち向かうというシーンで見ごたえはあるのですがずっと付きまとう既視感が…あぁ、これ劇場版妖怪ウォッチのラストバトルと同じ感じだわ…
決して悪くはないのですがいろいろな既視感の連続で「昔こういうアニメあったよなー」っていう懐かしさすら感じてしまうあっさり味の作品でした。
SAOファンであれば楽しめる内容だと思いますが、ご新規の方が十分に楽しめるかというと「うーん…」で、この映画のストーリーを年末まで覚えてるかといわれるとそれほどのインパクトもなく忘れちゃってるんだろうなという印象です。
当たり障りのない劇場版という感じです。(一応褒めている)
この作品もエンドロール後に「続き」をしっかりとにおわせる映像と一文が!
地上波か映画かはわかりませんが続編の準備もできているようです。
SAOは魅力的なキャラが多い作品ですが正直キリトとアスナのイチャイチャはもう満腹という方も多いと思いますし私ももう胸やけ…満腹です。
次回劇場版があるとしたらこの二人以外にスポットライトを当ててスピンオフ的な作品にしたほうが人気が出そうだなーと感じました。
ということでシノンちゃんメイン作品を期待いたします!!!!
SAOを知っているほうがよいでしょうが「Wikipediaレベルのあらすじ知識」があれば十分に楽しめる作品だと思います。
ただ、SAOの特徴として「ゲームの世界によって見た目が変わる」というものもありますのでSAOとALO(もう一つの世界)の主要キャラの姿を予備知識として持っていたら混乱が少ないでしょう。
上映期間は短そうなので気になった方はぜひお早めに映画館へ!
余談ですが、私はレイトショーで楽しんで帰りにパンフレットを買おうと思ったら売店がしまっていました…
パンフレットは映画の前に買っちゃうのが良いのではないでしょうか!?
※一部画像は公式サイトよりお借りしています。