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初めてオンライントークに参加した話(レヴュースタァライト)

新型コロナウイルスの影響で「出来なくなったこと」が爆発的に増えている反面、だからこそ伸びているものや「新しい常識になったもの」も増えてきましたね。
アイドルやタレントと一対一でお話しできる「オンライントーク会」もコロナ禍で増えてきた新しいもののひとつでしょう。

私も今月初めて「オンライントークで推しと話す」ということを経験したのでどんな感じだったかを記録しておきます。

オンライントーク会とは

オンライントーク会と一括りに言ってもいろんな方式があるとは思いますが、一般的なものはスマホの専用アプリを使って割り当てられた時間でアイドルやタレントと会話できるというものです。

私が参加したものはレヴュースタァライトの「再生讃美曲」発売記念イベントでした。
https://revuestarlight.com/event/6136/

もともとはCDの購入者が抽選で参加できるイベントが開催される予定だったのですが、新型コロナ感染症の拡大の影響を受けて運営の方が苦肉の策でオンライントーク会を開催という方法に切り替えてくれたものでした。
オンライントークは1対1という形式が多いのですが、今回はなんと2対1相手が2人でこちらが1人という形式でした!
しかも幸運にもその2人が私がレヴュースタァライトの中で最も推している岩田陽葵さん(露崎まひる役)小泉萌香さん(大場なな役)の2人という「盆と正月が同時に来る」ような贅沢っぷりでした!

レヴュースタァライトやお二人の魅力について語り始めるときりがないので、それはまた別の機会とさせていただきまして、私はこのお二人と20秒間お話できる権利を頂いたことになるのです!

20秒!!!!!

20秒…

オタク友人にオンライントークに当選して持ち時間が20秒しかないというお話をしたら、友人曰く「15秒のものとかもあるから20秒だと5秒も多いよ!」とのことでした。
5秒”も”多いってスポーツかなんかの世界ですかねこれ…

とはいえ、世界中にファンが大勢いるであろう推しから頂いた貴重な20秒というお時間です。
神と推しに感謝しながら有効に使わさせていただくしかないじゃないですか!
当選から当日までの数週間、私はこの20秒をどのように使うかあらゆる事態を想定しながらあーしよう、こうしようと考え続けることになるんです…

てか、オンライントークってめちゃくちゃ難しくないですか?
20秒間一方的にメッセージをお話しすることもできますが、それはファンレターと変わらなくて、ファンとして欲を言えば推しに何か話してほしいという気持ちもあります。
でも、推しはこちらのことを何も知らないわけでいきなり何か話すってのも難しいはず。
10秒でこちらから話題を出して、10秒でお返事いただくくらいがベストだなって勝手に考えていました。

当日までと当時の流れ

オンライントークは専用アプリを介して行われるのですが、指定されたものはWithLiveというアプリでした。

アプリの説明引用:
WithLIVEは、ファンとアーティストの1対1のコミュニケーションを実現したLIVEトークアプリ。アーティストは「時間」を「LIVEトーク」として出品。ファンは「LIVEトーク」を購入することで、アーティストの顔を見ながら1対1の「LIVEトーク」ができます。

https://withlive.co.jp/

インストールしたら私にはさっぱりわからないアイドル?タレント?素人さん?の顔がわらわらと並んでいました。

今回の大まかな流れはこんな感じです。

[前日まで]
CDについていた応募券を使って抽選に応募 → 当選(うれしい!) → アプリを介してライブの予約

[当日]
アプリで通話テスト → 5分前に入室 → 20秒話す → 虚無(めっちゃ寂しい)

20秒に全てをかけるために数日前から全力で準備する私…
当日は外出や仕事の予定を全部キャンセルしてこたつで待機する私…
嫌いじゃなかったです。

オンライントーク本番

20秒にすべてをかけるために当日は15時まで様々な準備をしました。
カメラに映る絶妙な位置の壁に推しの2人のアートパネル(家宝)を並べて飾ったり、二人のキャラのアクリルスタンドを設置したり(でも反射してよくわかんなくなるから直前で撤収)、推し色のものを身のつけたり、不快感を抱かれないように清潔感ある身だしなみでハキハキとしゃべる練習をしたり…

オンライントークのルールで「当日の様子の撮影、スクショなどは禁止」というのがあったのでこの20秒を一生の思い出として焼き付けるために、心臓をバクンバクンさせながら待機していました。

時間より数秒遅れて画面は来ないながらもガサガサとした音声が入り始める「〜い♪」みたいなかわいい声が聞こえてきた!
たぶん前の人に「ばいば〜い♪」って言ったんだろうなと想像しました。
これ、ファンとファンの間にインターバルを設けずにぶっ続けてやってるんですかね??

縦向きアプリの縦置きスマホに推しの二人が横並びで狭く映し出されました。

どっちをみたらいいかわかんない!もちろんどっちもみたい!!

あわあわしているうちに二人が

「こねこ星人〜〜!」

って声をかけてくれました。

え!?
こねこ星人??
なんで私のハンドルネームを知ってるの???

取り乱したのですが、そういえばアプリのアカウント作成の時にニックネームに「こねこ星人」って入れたなぁ…
お二人の画面にはこれが表示されていて名前を呼んで下さったんですね!
推しにハンドルネームを呼ばれたという時点でいきなり一生の思い出ができたんですけど!

数秒の挨拶が終わって一瞬の間ができました。
他の通話アプリと同様に、アプリに遅延があるので話し始めがみんなかぶってどーぞどーぞ状態に…
もう一度かぶったら時間切れじゃんと思ってトークはこちらに頂こうと考えていた言葉を発しました。

「3rdライブの時のお二人が素晴らしすぎて、裏切りのクレタと一等星のプロキオンのライブを永遠に見ています!世の中が早く落ち着いてまたお二人の姿を舞台でみられる日が来ることを楽しみに待っています!これからもお体に気を付けて頑張ってください。」

くそ…脳内ではこの言葉がきれいに流れているのに口が動かない…
推しと話せる緊張と、残り時間に対する焦りでたぶん全然言えてなかった…
ただ、伝えたいことのキーワードはお二人に伝わったと思われ、うんうんって頷きながら聞いてくださってる。

最後はお二人から
「こねこ星人も元気でね〜」
「こねこ星人も体に気を付けてね〜」

ってかぶり気味でお声がけを頂きました。

これたぶんちゃんと伝わったな!!!

残り時間はアプリに表示されているのですがそこから残り2秒はバイバイしながら終わりました。

その後、真っ白な画面と無音…
推しと話せた多幸感と突然一人取り残された虚無感…

いや、これ完全に虚無感の方がでかいぞ!
めっちゃくちゃ寂しいじゃん!

終わった直後はそんな感想でしたが時間が経つにつれ「推しの元気な姿が見れた」「推しと話せた」「推しにこねこ星人と呼んでもらった」というのが最高の思い出に育っていくのがわかりました。
終わった直後はこんな寂しくなる企画なら今度は他のファンに譲ろうと思ってたのですが、これやっぱいですね…
時間が経ってから幸せという感情が追い付いてきた感じがあります…

推しは大変そう…

推しのみなさまはこのイベントを一日に2時間(たぶん)×2本やっておられたようです。
ファンとファンの間は空けずにぶっ通しでやってたように見えたので、1本につき360人のファンと話したという単純計算になります。
一切気を抜けない20秒の連続で、いろんなファンが次々に出てきて名前を呼んでくださって、しゃべれないファンがいたらリードして言葉がけをするとかこんなのを360人分×2回もやったってめちゃくちゃ大変そうですよね…

もちろんファンとしては最高にうれしいのですが推しの負担が心配にはなってしまいます…
コロナ禍の中でどんな形でもファンサービスをというお心遣いや運営さんの工夫は最高にうれしいのですが、推しのみなさまの負担が大きい規格であれば個人的にはなくてもいいかなって考えています。

もちろん、またやってくれるならまた応募したいし最高にうれしいんですけど、大変そうというのを想像すると複雑な気持ちですね…

おわり

以上が私が初体験したオンライントークという企画でした。
おかげさまで一生の思い出ができたし、推しが口にしてくださった「こねこ星人」という名前に誇りをもって活動してゆきたいと考えていました。

新型コロナウイルスの影響が1年以上続いていて人間同士殺伐とした世の中がどんどん育っているような感じがありますが、常に知恵を絞ってやり方を変えながら前向きに生きている人がいる限り僕らはみんな大丈夫だと思います。
今年こそは自分も誰かに何かの力を与えられる立場になりたいなと推しのお二人と話してから強く感じました。

変わることを恐れずに、誰かを攻撃することを快楽としないように、少しづつでもいいから視野を広げて前向きに生きていきましょう!

こねこ星人