発売 2021年9月第4週
価格 500円
形態 基本的にはガシャポンマシンで販売(一部ボックス販売等があり販売価格も異なります)
アクアシューターズはバンダイのオリジナルのガシャポンで、女子高生がフルダイプタイプのVR空間で水鉄砲を用いて戦うというテーマの組み立て式アクションフィギュアです。
1回500円というガシャポンとしては高値の商品とはいえ、500円という価格からは考えられない高品質、高プレイバリューで人気の商品です。
ガシャポン商品ですがフィギュアの組み立て難度は高く、プラモデル作りに慣れていない人は結構苦労するかも…
プラモデル作りに慣れている人でも初めてアクアシューターズを作るときは1体20分くらいかかっちゃうかも…
それくらいのやや上級者向けの商品です。
他作品とのコラボ商品を出すこともあり、以前紹介したAqours SHOOTERS!なんかもその一つです。
今回ご紹介する第7弾はキャラクター3体、武器セット2種(造形は同一で色違いを含む)の合計5種になります。
それでは順番に見てゆきましょう!
まず一人目は薄紫ともグレーともとれるロングヘアーが特徴の松原みはるちゃんです。
フィギュアの造形だと厚手の上着を着ているように見えなくもないのですが、紺色ブラウスをスカートの中に入れているようなデザインだと解釈しています。
どのキャラも共通して背中にオプション接続用のジョイントが付いているのですがロングヘアーに隠れているのでものによっては装備させにくいものがあるかも。
素体の構造は他の靴下タイプ・ブーツタイプのアクアシューターズと同様で、膝から下の部分と靴下の部分が別パーツになっています。
ヘアバンドの着脱はできず髪の毛自体に別パーツや稼働軸もありません。
前髪がぺったんこに近い造形になってしまっているのですがそれでもちゃんと可愛いです。
胸元の赤いリボンは胴体と一体化されている塗装部分なので、普通に見ると発色が悪いかなという印象を受けるのですが設定イラストもやや濁った赤色なのでこんなもんでしょう。
意図した発色なのか、赤色の発色の難しさを逆手に取った設定イラストの彩色なのかは謎。
長い髪の毛が干渉してしまうかと思いきや稼働範囲もほぼ普通通りですね。
控えめな笑顔は余裕っぽい表情にも強がった作り笑いにも見えてなかなか良いです。
ピンク色の髪が特徴の山野さくらこちゃん。
可愛らしい女の子っぽいキャラクターという印象を持っていたのですが、手にしてみると髪型がけっこうとっ散らかっていて元気っ子的なポジションなのかなとも思ってみたり。
設定画を見てみると不敵な笑みに近い表情だったので凶暴キャラなのかも?
オリジナルキャラクターで具体的な設定もないため脳内でいろいろな妄想が捗るのもアクアシューターズの面白いところです。
髪の毛は短めなので背中(というか腰)の接続穴がしっかりと出てきています。
素体に関しては他と同様に標準的なものです。
設定画よりもおとなしめな表情なのでこちらもどんなシーンでも解釈できそうな顔立ちですね。
この子は少し下から煽る方が決まるかな?
後ほどまとめますが、手持ち武器は3人とも少しづつ形が違います。
今回一番楽しみにしていた眼鏡っ子(ゴーグルっ子?)キャラの黒沢かなこちゃんです。
無表情で冷たさも感じるショートカットがカッコかわいい!
髪の毛が短いので後ろ姿はかなりすっきりとした印象です。
こちらも他の2体と同じく標準的な素体です。
メガネは着脱可能なんですけどメガネを外すとドキッとしますね…
メガネをかけているときは涼しげで目が小さく見える錯覚があったのに、メガネを外すと大きな瞳でキリッとしている美少女さんなんです。
メガネの有無でめちゃくちゃ印象が変わるお顔立ちで、これが製作者の意図したものならものすごい才能ですよ…
ちょっとわかりにくい写真で申し訳ないのですが、メガネは薄い板状になったテンプル(つる)を髪の毛につけられている切り込みに挟む感じでかけさせます。
これで安定感が出て着用位置も決まる反面、他のキャラクターには流用しにくくなっています。(無理矢理かけようとすればかけられる子もいるけど不安定)
オプションパーツとしてどのキャラクターでもかけられる眼鏡やサングラスが出て欲しいなとは思うのですが、髪型との兼ね合いが大きな壁になるんでしょうね。
毎回共通でついてくるスタンドはもちろん今回もついてきます。
素体の小ささのおかげでかなり派手なディスプレイも可能です。
ただ、スタンド自体の自立力は低いので飾る位置が決まったらスタンドの裏面を両面テープで固定するくらいの思い切りがあるとストレスは減りそうです。
うまくバランスをとれば真っ逆さまに近い躍動感のあるディスプレイも可能です。
良いねこれ!
キャラクターそれぞれ違う武器が同梱されているのですが、並べるといろいろな違いが見えますが一つだけ持ってる状態なら別にどれでも良いかなという感じもします。
キャラクターに背負わせる大型武器で写真にある黒っぽいものの他にクリアグレーのような色のものもあって色以外はどちらも同じ仕様です。
この武器セットはいろいろな組み立て方ができるので、他の写真を見かけた方は色々な種類のものがあると誤解するかもしれませんが造形は全1種類です。(色の違いを入れれば2種類)
砲身は左右好きな方につけることができますし、二つ集めたら左右両方に砲身をつけることができます。(後述)
砲身がけっこうシャープにできていて見栄えが良いです。
黄色いコードの位置に気を使えばギリギリ自立するけど不安定なので武器のバックパックにスタンドを接続するのが良いかと。
背中につける接続パーツは薄く作られているので髪の長い松原みはるちゃんでもバッチリ装備できます。
武器には固定グリップと可動グリップの二つがついているので両手持ちできるかと思いきやギリギリできない感じです。
写真は両手持ち風になってるけど右肩の関節を抜いています。
素晴らしいプレイバリューを持った武器なのですが小首を傾げてしまう致命的な不都合があって、基部となる大事なパーツが軟質素材で出来ているんです…
バックパックの基部はバックパックの位置が変えられるようにアームがついていて、銃とバックパックはボールジョイントのアームで接続します。
このアームの接続パーツが何故か軟質樹脂なんです…
ボールジョイントを奥まではめてもむにゅっと押し出されちゃうし、バックパックの接続アームをちょっと動かすともにゅって軸が外れちゃうんです。
ちなみに、銃側のボールジョイント受けも軟質パーツなのでボールジョイントは外れやすく、くっついている各パーツはズレやすくなっています。
ボールジョイントが入るからポリキャップ的な感覚で採用したのかもしれませんが、奥まで差し込んでもポロポロ取れて遊ぶ時のストレスはけっこう高めです。
他の部分のクオリティが満点レベルで素晴らしかったためにここが泣きたくなるほど残念な仕様です…
プレバンバージョンだとこの点が改善されていたりするんでしょうか…
そうそう、プレバンバージョンのお話です。
この武器セットはプレミアムバンダイが受注販売していた(10月発送予定、現在受注締め切り済み)ウェポンセットに入っている武器セットの簡略版ですが、この武器セットを二つ使えばプレバンのウェポンセットと同じようなものが再現できます。
厳密にはプレバンバージョンは細かくペイントが入るようなのでその点の違いもありますが…
こうなるともう人間兵器ですね。
めっちゃくちゃかっこいい…
背中のタンクがふたセットになるのでそのまま連結してみたり。
このボリューム感いいですね…
まずは写真をご覧ください。
首から下は各キャラ共通で使い回しかと思いきや、胸のサイズがみんな違うんです!
写真ではわかりにくと思うのですが3人とも大きさが違うのがわかるでしょうか?
胸のサイズ違いのために金型を三つ用意したのか…
このこだわり、開発担当の方は完全に狂ってますね…(めちゃくちゃ褒めてる)
アクアシューターズはガチャ販売で見かける機会が少なく、ネットで購入した方が手っ取り早い方もおられるかもしれません。
発売されたばかりの07は全5種セットであればまだリーズナブルな価格で販売されていますので、気になる方はお早めにどうぞ!