発売 2022年5月第3週
価格 500円
種類 全5種
対象年齢 15歳以上
バンダイのオリジナルシリーズアクアシューターズも本弾で第9弾となりました。
前回の第8弾は品質的な難点が多くこの状況が続くならコレクションをやめちゃおうかと思ったのですが、今回は様子見を兼ねてまたまた購入しちゃいました。(第8弾の難点はネットではあまり話題になっていなかったので私がハズレ個体を引きまくっただけの可能性も微アリです。)
ただ、今回は新規というよりは前のメイド弾である第06弾のリメイクに近い感じでした。
第09弾のキャラクターたちは第06弾の体を一部流用しながら、第02弾のキャラをメイド版にしたという感じですね。
↓アクアシューターズ02
高品質だったメイド素体をベースにキャラの頭が新規造形されたような感じなので女の子フィギュアのクオリティは高いです。
一方で、オプションパーツの割高感と汎用性の低さが強すぎてそこだけは腰が抜けるほどモヤモヤします。
…そういえば、アクアシューターズの通常弾はほぼ手元に揃ってるのにあまり紹介してなかったです…
すきを見て過去弾も紹介してゆたいなぁ…
グルーバル対応ということで、ガチャの紙が大きくなっています。
今回のキャラでの組み立て説明で、工程も細かく記載されているのでわかりやすいです。
裏面は多言語で書かれた注意文です。
第09弾の標準フォーマットはこんな感じです。
腕とスカートは第06弾のメイドさんと共通っぽいです。
手首のカフスは3人で2種類あって、一つは新規で一つは第06弾からの流用っぽいです。
脚は第09弾の3人全て共通、胴体と頭が個別に新規という感じでコスト削減の工夫が輝いている商品です。
素体が過去弾流用なので前回08弾のような組み立てやすいランナー構成ではなくなっています。
3人とも脚はこんな感じで共通です。
ローファーの白い部分は塗りです。
あとは詳しく一人ずつ見てゆきましょう!
制服の時(第02弾)はぽやっとした表情で髪を下ろしていましたが、今回は髪を結い上げて控えめに微笑んでいます。
今回の3人の中でもフリフリ成分の多い子です。
今回ほかの3人はむすっとしたお顔なので、無愛想メイドの中では貴重なほんのり微笑みメイドです。
第06弾メイドと同じく、腰のリボンは別パーツで取り外し可能です。
このリボンと交換でオプションパーツの尻尾を取り付けることになるのですがそれは後ほど。
結い上げは別パーツになっていて、最初はこの髪型が理解できず上下逆につけようとしていました。
接続部分の形状で上下逆にはつかないようになっているので、はまるようにはめれば間違うことはないです。
前回の第08弾は髪の毛の接続部分に難があってちょっと触るだけでポロポロポロポロポロポロポロポロポロポロ外れていましたが、今回は接続軸が浅いながらもちょっと当たったくらいで取れるということは少なそう。
ただ、のちに紹介する風見ひかるちゃんは接続部分が小さすぎてやや脆いです。
メイドシリーズは制服と比べてスカートの裾が広いので脚の可動範囲が広いです。
制服だと脚を動かしすぎると腰が引っ張られて抜けるということが多かったのですが、メイドさんはそういうリスクも比較的低いです。
このサイズとしてのフィギュアの完成度がめちゃくちゃ高いのです。
メイドにウォーターガンという組み合わせ、あまり経験なかったけどなかなか良いですね…
ギャラリーで何枚か。
制服の時と同じようにむすっとした表情がかわいい。
黒髪のように見えるかもしれませんが、実物は黒にだいぶ近いけどちょっとほんの少しブラウン寄りです。
この子のおさげは接続軸が小さくて浅いのでやや取れやすいけど、第08弾のような風が吹いても落ちそうな感じではないので許容範囲かと。
バトルに挑むにふさわしい凛々しい表情です。
ハンドガンは少し小さめのものです。
無表情にも近いむすっとしたお顔立ちがストイックな感じで良いですね。
射撃がうまそうに見えちゃう。
制服だと髪型がかわいいボブだった子ですがポニーテールのように結んでいてよりクールな印象になりました。
お顔は制服の時と同じく無表情に近いムスっと顔です。
この子のハンドガンは一番小さいタイプのものですね。
第02弾をみて気づいたのですが、ハンドガンもそれぞれ第02弾と同じタイプを持っているようです。
今回、スタンドが少し変わっていて背中に接続する部分のパーツが前後に伸びています。
これは、オプションパーツの動物しっぽをつけたときに干渉しないための仕様ですが、背中部分が抜けにくくなっていて今までのものよりも使いやすかったです。
また、いろいろなオプションパーツや他商品の共通規格パーツなどを組み合わせて遊ぶときに、スタンドが干渉して困ったこともあるのですがこのタイプだとそういう問題がクリアできることもありそう。
オプションセット(武器セット)はハズレと感じちゃうケースがあるものの、遊びの幅が広がるという意味では少々割高に感じても欲しいなとなっちゃうものです。
今回のビジュアルの肝になっている獣耳はこのオプションセットがなければ再現できないのですが、たぶんアクアシューターズ史上もっともスカスカで割高感溢れるオプションセットになっているのでは?
タイプは2種類で色違いを中心としながらも写真の中央部分に違いがあって、左側タイプAはキツネ、右側タイプBは黒猫のパーツとなっています。
これがそれぞれ別商品になっていて各500円という感じです。
ユーザーにとってもっと優しい売り方があるはずなのに、メーカー側の都合や目論みが入り乱れてカプセルからこのスッカスカの商品が出てくるのはなんとも心のやり場に悩んでしまうところです…
今回特に不満が募っているのは、この動物オプションパーツの汎用性が極めて低いからというのもあります。
アクアシューターズの色々なキャラクターにつけて遊ぶことができるものと思っていたのですが、基本的にはメイドシリーズにしかつけられません。
どうぶつ耳の固定方法は、メイドシリーズのカチューシャの代わりに差し替えるようになっています。
カチューシャの接続プレートと同じ方法で接続するので、頭にこの差し込み穴が開いていない子にはハマりません。(前髪パーツを少し浮かせて隙間を作って無理やりはめることはできる)
この差し込み穴が空いているのは第06弾と本弾のメイドさんシリーズなので、どうぶつ耳はメイドさん専用アイテムと思った方が良いですね。
どうぶつしっぽはメイドさんの腰のリボンを外してその部分に付け替えます。
尻尾のわっかのサイズがかなりキツキツなので輪っかを捻じ曲げながらセットするくらいで挑まなければなりません。
尻尾の取り付けがこういう構造なので、やはりこれもメイドさん専用です。(第06弾のメイドも同じ構造なのでそちらにも尻尾はつけられます。)
ここからはキービジュアルの通りにセットしてみます。
黒い猫耳は自然すぎて逆に「あってもなくても良い」みたいな感じになっちゃっています。
尻尾はワンパーツなので可動しません。
馴染みすぎて自然すぎるのであってもなくても良いというバグのような状態…
やらされてる感たっぷりの無表情ねこねこポーズ。
顔の大きさと同じくらいの耳がかなりの存在感をだしちゃって違和感が…
カチューシャのプレートで接続しているのでこの大きさでも安定しているのは◎!
うさうさぴょんぴょんポーズも決まるけどやっぱ耳の存在感がすごい…
耳も尻尾もペイントされていてどうぶつパーツの中では一番コストがかかってそうなものです。
キツネ耳という文化に馴染みがないのですが、キツネが化けた女の子みたいな感じかな?
無表情なのも相まってけっこうかわいいかも?
武器は色違いでマシンガンっぽいの2丁にマスケット銃っぽいの1丁がセットになっています。
マシンガンっぽいのは持たせてから持ち手の軸に水タンクをつける方式です。
マスケットっぽいのは銃身に水タンクをセットするのかと思いきや、ここは水タンクというよりリボルバーみたいになっています。
この紫の部分がくるくると綺麗に回るので多分リボルバーをイメージしています。
マシンガンっぽいのでミスっちゃいそうなのが銃口の切り落としですね。
ランナーが太いので形状をよくみないと失敗しそうですが、ニッパーで切り離すのはここ↑です。
ランナーから手でもぎ取ろうとするとミスって銃口がちぎれそうな形状でもあるので、ここは絶対にニッパーを使う方が良いと思います。
カプセルからスッカスカのものが出てくるので500円という価格ではかなり割高と感じちゃうけど、あればあったで面白いオプションパーツです。
ただ、触った後での感想としてはなければないで全然良いもので無理してまで引く必要なかったかな…(ガチャでオプションパーツAがでなくて深みにはまった…)
黒いうさみみの紹介ができなかったので、互換性もあることを知っていただくため第06弾の黒田りなさんに装備してもらいました。
黒タイツに黒うさみみがとても似合いますね!
このように、メイド素体ならこのオプションパーツが利用できるので、第06弾を持っている方はそれと合わせて遊ぶとさらに楽しいと思います。
アクアシューターズを全部集めている人にとっては目新しさがなくてつまんないと感じる弾かもしれませんが、ちまちま摘んで遊んでいて、メイドを逃していた方にとっては目新しくて最高に楽しい弾かもしれませんね。
メイド素体自体はかなり出来がいいのでアクアシューターズを楽しむための入門としてもオススメです。
ただ、オプションパーツの割高感は大きなモヤモヤを起こしてしまい深追いはするべきではないと感じる商品であることも確かです。
アクアシューターズ自体は500円が安いと感じるものなのでメーカーさん的にもコストのかからないオプションパーツで利益調整したいんでしょうけど、その気持ちが露骨に前に出過ぎるとユーザー離れを起こさないかなって心配になっちゃいます…
円安、海外人件費や原材料の高騰などなどが重なってて、アクアシューターズを500円ガチャで販売するのはもう限界なのかなぁ…
良い商品ですが過去弾の焼き直しとオプションパーツの割高感のコラボでオススメ度としては少し低くなっちゃいます。