[ご注意]
モビルスーツアンサンブル22はひとつ500円(ガチャは税込、ボックスは税別)のランダム販売商品です。
本記事ではAmazonの商品リンクなどを貼り付けていますが、これらの商品は定価を大幅に超えて出品されている場合があります。
ランダム販売商品に関しては運次第なので何度回しても出ないものがあれば高くてもいいから買っちゃいたいという人向けの価格設定になっているものと思います。
インターネットでご購入される場合はお値段を十分ご確認の上で購入を検討ください。
また、BOX販売以外のネット購入はメーカーさんにとって非正規ルートになるとのことで、万一不良があってもメーカーのサポートは受けられません。
ネットでの単品販売、オリジナルセット販売を購入される場合はその辺りのリスクも考慮してご利用ください。
発売日 2022年7月末
販売方法 ガシャポン(1回500円)、店頭でのボックス販売(税込550円)
今回ラインナップを見たときはあまり気持ちが盛り上がらず期待値低めだったのですが、やっぱモビルスーツアンサンブルはすごいです。
実際に手にすると「おお!すごい!」「想像していたよりもめちゃくちゃかっこいい!」の連発で触るのが楽しくなるものでした。
今回はボックス版を購入したのですが、いつものようにカプセル版発売から1週間以上遅れての到着となりました。
ボックス版を買ってしまったときは毎回カプセル最速勢の皆さまが先に触っているのが羨ましくなっちゃうので、ボックス版の発送ももう少し頑張ってほしいなぁ…
ボックス版の配列は私のものは以下の通りでした。(配置が保証されているわけではなく、店頭販売だと入れ替わっていることも多いので飽くまでご参考に。)
ガンダム試作3号機(GP03) | ガンダム試作3号機(GP03) |
ガーベラ・テトラ | ガーベラ・テトラ |
ディジェ | ディジェ |
ド・ダイ改 | ド・ダイ改 |
MS武器セット | MS武器セット |
均等アソート大歓迎です!
ボックス版のGP03やディジェは箱を持ったときにずしっと重くてパンパンな印象です。
逆にMS武器セットは持った瞬間にスカスカで軽い感じがします。
サーチ行為禁止のお店も多いですが手にした時のインスピレーションの参考になれば。
では、まずレビューの前編としてGP03とガーベラ・テトラをご紹介します。
21弾のGP01、EX36のGP02に続いてGP03ステイメンが登場です。
初めて作ったMGのプラモデルがGP03だったので機体に対してかなり強めの思い入れがあります。
MGのGP03を作るまで当時の私の価値観は「プラモデルに3000円も払うなんてとんでもない!」だったんですけど、作ってみると「3000円のプラモデルには3000円以上の素晴らしい価値がある!!」に価値観が変わったのを記憶しています。(これは当時3500円で2500円のMGが多い中で高値の部類でした)
アンサンブルのGP03は適度なマッシブさで、特徴的なテールバインダーがしっかりと大きめに造形されていてなかなかのボリュームです。
正面から見た印象は標準的なアンサンブルかなって感じですが、手にとって全体を見たらずっしりとしたボリュームを感じるという、見ると触るで印象がガラッと変わる機体です。
写真で正面から見ると物足りなさを感じちゃうレベルですね。
テールバインダーがしっかりと大きな造形なので横や後ろから見るとかなりボリューミーに感じます。
テールバインダーのブースターの先っちょはちょっと使いにくそうながらも3mm穴が空いていて、アンサンブルとしての遊びの幅を感じます。
テールバインダーは構造的にも素晴らしくて、3ミリの一軸でお尻の穴に差し込む感じになっています。
テールバインダーのこの構造は組み替え遊びの幅を広げてくれていて、例えば肩に穴が開いているタイプの機体なら肩に接続したりとかなり楽しめるのではないでしょうか?
二つ集めて両肩に装備とかもいいですよね!
サイドアーマーとテールバインダーは隙間なくくっつくという感じではないのですが、分割線が綺麗に揃うのが気持ちいいです。
GP03といえば肘から出てくるサブアーム(フォールディングアーム)が特徴ですがさすがに展開ギミックはなしです。
ただ、プレバンで発売された(現在は受注終了)デンドロビウムにくっついてくるGP03はフォールディングアームの差し替え展開ギミックがあるようです。
一番の違和感はGP03の特徴的な眉毛が太すぎることですかね…
細くて浅いモールドに対して太く濃くガッツリ塗られているので本当にふと眉毛に見えてしまう…
ここは深めでシャープなモールドにして塗らずに陰影に任せるだけでもよかったのではと思ってしまいます。
胸のダクトの黄色い部分も別パーツで組み立て説明によるとLR表記の刻印があるとなっていましたが肉眼ではその表記が見当たりませんでした。
私は適当に刺したら奥まで刺さったのですが、LR違いが厳密にあるようなら組み立て難度(=LRが正解する運)が高い部分かも?
あと、私の個体の顔のへの字はモールドと塗りがずれまくっていましたが、肉眼だとさほど気にならないレベルなので問題なし。
ガンダムフェイスで完全な当たりを引き当てるのは難しいので、多少のとっ散らかりは個性や愛嬌として受け入れてあげる方が精神衛生向上につながりそう。
参考までに拡大です。
写真で見ると大変な感じに見えますが、肉眼だとそこまで気になりません。
への字の周りの黒いかすれも肉眼だと見えないレベルです。
アンテナ以外は組み立て済みなのですが顔のパーツ構成も面白くてヘルメット前側がごっそり外せて、その接続は3ミリ穴で行われています。
これも組み替え遊びの幅を広げてくれそう…
フォールディングシールドの折りたたみギミックもあって一見素晴らしいのですがここはちょっと難ありです。
接続軸が細くて緩めなのでちょっと触れただけで動いたり外れたりします。
せめて外れ防止のポッチでもあればマシだったかもしれませんが小さい部分なので限界かもしれませんね。
撮影の時も外れたり動いたりでだいぶ苦労しました。
これにストレスを感じる人はギミックを殺して接着してしまった方が楽しめるかもしれませんね。
可動範囲などは最近のアンサンブルの標準的なものと同じです。
ここで、武器セットからGP03用のフォールディングバズーカをご紹介しましょう。
折りたたみギミックが再現されており同じものが二つついてきます。
折りたたみの軸以外は軟質パーツでできているので砲身はふにゃふにゃ感があります。
バズーカの二本持ちは最終決戦感があってワクワクします。
眉毛やシールドに多少気になる部分はありながらも、機体の持つ特徴に上手にメリハリを与えながらうまくまとめた傑作だと感じました。
モールドの情報量やボリュームバランスがめちゃくちゃいいですね。
2体組み立てテールバインダーを二つ使って遊び倒したいところですが、9月にデンドロビウムが来てそれにGP03がくっついているのでちょっと我慢します…
GP03のライバルというか姉妹というかのポジションでガーベラ・テトラがやってきました。
全体的に細身のプロポーションの中で両肩を大きめに作ってくれたことで機体の特徴が際立ち、立ち姿も美しい仕上がりになっています。
ただまぁ肩と頬が大きすぎて肩や頭の可動範囲が絶望的なんですけど…
珍しいと感じたので共通フレーム以外のパーツ構成をご紹介しておきます。
切り離し済みパーツが腰の動力パイプしかなくて、モノアイの可動ギミックも自分で作るというパーツ構成でした。
今までモノアイの可動ギミックがあるものも組み立て済みばかりだったと記憶しているのでここまで自分で組み立てるものは初ですかね?
肩アーマーは硬質パーツなのでかっちりとシャープな造形になっています。
肩は上腕パーツを肩アーマーで挟み込む構造となっていて、見た目的には動きそうな構造なのですがほとんど動かないと考えた方がいいです。
肩の軸を引き出して頭の干渉をうまくかわせばちょっと動くなぁという感じです。
新フレームのメリットがほとんど生きてないけど旧フレームよりは多少マシくらいの可動だと思えばいいかも。
モノアイの可動ギミックは標準的なものです。
色も造形もかなりかっこいいので可動に過度な期待をしなければ満足度は高いと思います。
そうそう、干渉により可動が苦手なのは肩や頭部だけの問題でケンプファーのようにフロントアーマーのない下半身はかなり動きます。
期待してなかったけど手にすると想像以上にかっこよかった。
Rジャジャっぽさがあったり、ケンプファーっぽさがあったりするデザインですね。
ここで、武器セットからシュツルムブースターとロールアウトVerの頭部をご紹介します。
シュツルムブースターはガーベラテトラのバックパックを包み込むようにそのまま接続します。
差し替えじゃなくて重ね着の重装的なギミックになっているのが嬉しい。
横から見るとけっこうなボリュームになります。
シュツルムブースタはプラ製なのでかっちりした造形ですが、プロペラントは軟質パーツなのでふにゃふにゃ感ありです。
ロールアウトVerの頭部は白く引き締まったシャープなマスクが特徴で、オリジナルのガーベラ・テトラとかなり印象が変わりますね。
配色だけの話ですがなんとなくガンキャノン系のMSに見えちゃう。
組み替え遊び心がガンガン刺激される個性的でかつ使い勝手良さそうな頭部パーツです。
ガーベラ・テトラはほんとノーマークの期待レスだったけどかなり気に入りました。
組み替え遊びでガシガシ遊びたい!
続きは後編で!