レビュー

[レビュー]figma 558 キャル

figmaは沼だから手を出すまいと決めていましたが、キャルちゃんのあまりの可愛さに手を出してしまいました…
この子のちょっと前に発売された例の子は製造上のトラブルが多かったようでSNSで炎上に近い話題となっていたので心配でしたが、キャルちゃんはそんな心配ないレベルの可愛さでした。

figmaで558という番号が振られてるんですけど、これってシリーズの通し番号なんですかね?
558種類目ということだとしたらものすごいシリーズですよね。
2008年のスタートから15年くらいになるのでそれくらいの種類が出てるのですかね?

これだけでfigma沼の恐ろしさが垣間見えるのですが、これはとても素敵な恐ろしさかと思います。
「figmaってやっぱいいな、これからどんどん集めちゃおうかな」っていう沼の入り口に差し掛かってしまっています。
なので、うちに来てくれたキャルちゃんを主に写真でご紹介します。

↑執筆時点でAmazonは36%オフという大安売りでした!

概要

人気スマホゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』より、美食殿のツッコミ役「キャル」のfigmaが登場!

  • スムーズ且つキチッと決まるfigmaオリジナル関節パーツで、さまざまなシーンを再現。
  • 要所に軟質素材を使う事でプロポーションを崩さず、可動域を確保。
  • 表情は、「キリッと顔」「蒼ざめ顔」「感激顔」「照れ顔」の4種をご用意。
  • 付属物には「ケイオスグリモワール」や「魔法陣エフェクトシート」をご用意。迫力の戦闘シーンが再現可能です。
  • さまざまなシーンを可能にする可動支柱付きLサイズfigma専用台座が同梱。

メーカー マックスファクトリー
価格 9,800円 (税込)
発売時期 2022/12
仕様 プラスチック製 塗装済み可動フィギュア・ノンスケール・専用台座付属・全高:約140mm
原型制作 マックスファクトリー(コウヅキ)
制作協力 浅井真紀
発売元 マックスファクトリー
販売元 グッドスマイルカンパニー

メーカー公式サイトより引用 https://www.goodsmile.info/ja/product/12169/figma+キャル.html

外観と付属品

あまりのかわいさに興奮して一度出してしまったのですが、それをまた箱に戻してからの撮影です。
箱はマット(艶消しっぽいという意味)な感じで高級感のある質感です。
figmaって箱の中だと首がうにょんと伸びてしまってるものが多いのですが、キャルちゃんも髪のボリュームの関係で首がうにょんとなりがちです。
交換用のお顔がとっ散らかってしまったけど未開封のものはお顔がずれないように保護フィルムがついています。
この写真ではとっ散らかっているように見えるかもしれませんが、実際の商品はとても丁寧にパッケージングされています。
キャルちゃん本体にも保護のためのビニールがたくさん挟み込まれていて、開封してもこのビニールを外すのが一苦労です。
自分はこのビニールを力任せに引き抜いてとっちゃったんですが、何かいい取り方があるんでしょうか?

箱の質感や丁寧な商品保護などとても高級感のあるものに感じられてお値段相応に満足度が高いです。

箱の上面や側面には表情違いパーツが使われていて商品の魅力が伝わりやすいです。

箱裏の商品写真のポージングが素晴らしくてとても参考になります!

figmaって商品はとても手厚くて、ロゴ入りチャック付き収納袋がついているんです。
ロゴの下に白塗り部分があるので油性ペンなどで「キャル」とか書いて保存できちゃいますね!
箱の中でバラバラしないのもいいし、箱を処分する人にもとてもありがたいアイテムです。
破損しやすそうだなと思ってた手首関節の予備もあるのでほんとありがたいです。

差し替え用のハンドパーツを保管するためのホルダーもついています。
肉厚で頑丈そうな作りでした。

フェイスパーツは頭部に装着済みのものも含めて4つついています。
左上から右下に向かって「感激顔」「キリッと顔」「照れ顔」「蒼ざめ顔」とのことですが、キリッと顔が少しニヤニヤした感じでキリッとはしてないかな?
下の二つの表情のパターンもやられ系顔に偏っているので、もっとキリッとした顔や攻撃顔がついていたらなお良かったなと思いました。


魔法陣エフェクトとそれ用のアームパーツが2セットついています。
アームパーツは両端が丸軸で回転して、その付け根と中央のぷっくりした部分が折れ曲がるようになっています。
魔法陣の模様が少しベタ塗りのおもちゃっぽい感じになっており、これはもう少し透明感や発光感がある方が雰囲気が出るかなと思いました。

キャルちゃんのもつ杖「ケイオスグリモワール」です。
魔法書の中身って真っ白だったんですかね?それとも商品の仕上げの都合こうなってるの?
魔法書を閉じるギミックはナシで、差し替えでもいいので閉じた状態も再現して欲しかったです。
ここも期待外れだった部分です。

その他、個別の写真撮影を忘れちゃったのですが、本体用のディスプレイベースとケイオスグリモワール用のスタンドなどが付属します。

それらはまた後ほど使用中の写真でご紹介します。

キャル本体

塗装も発色もとてもよくてかなり理想系に近いキャルちゃんです。
正面から見るとfigma特有の首うにょーんという感じになってしまうのですが、顎を引けば首うにょーんは目立たなくなります。(この先の写真でご判断ください)

ただ、キャルちゃんは後ろ髪が重いので首が後ろに引っ張られがちで首がうにょーんってなりやすいです。

スカートがちょうどいい感じに広がっているのでとてもプロポーションが良く見えます。

髪の毛の関係で重心がぐっと後ろに寄っているので自立はほぼ不可能と考えた方がいいです。
背中にはスタンド接続用の3ミリ穴があります。
髪の毛の付け根と尻尾の付け根は自由に動かせます。
髪の毛のジョイントは強度が十分なので、髪の毛の重さにも負けないのがいいですね。(ただし、首は負けがち)

ショートブーツは塗り分けも造形も素晴らしいのですが、ヒール部分が少し短いように思います。
ここの形状が悪くて自立しにくいというのもあります。
ここがもう少し長ければ重心を前に寄せられるから自立しそうなんですけど、設定に忠実という感じですかね?

スカートは前後に分割されていて、可動軸があるわけではないのですがゴムっぽい素材(PVC)のやわらかさで前後に多少動くようになっています。
ただ、裏側からよくみてみるとスカート前側の接続部分はけっこう頼りない感じだったので、あまり強く動かしすぎると根本から千切れちゃいそうにも見えました。(生パンツなので内側写真は省略)

スカートの裾の直径は大きめなのでここを動かさなくても結構自由に脚が動きます。
スカート前側部分は無理が禁物な部分だと理解しておいた方がいいかも。

膝はしっかりと折り曲げられるように腿裏がえぐれた形状になっています。
おかげで膝は120°くらいまで曲がってくれます。
正座は無理だけど女の子らしい膝立ちができるレベルですね。
高価なアクションフィギュアや一部のプラモデルだと、膝ジョイントが迫り出すことで腿裏にえぐれがなくてもしっかり膝が曲がるのですが、figmaはそこまでのギミックはナシでした。

写真だと違いが分かりにくかったので少し強めの光で。
膝のジョイントの質感がニーハイの質感と違うのは仕方ないのですが、色合いがけっこう違うのでここは少し気になりました。
膝関節は半球パーツが2つ重ねられているのですが、片方のパーツはマットで色合いも寄せられているのですが、もう片側が写真のようにプラスチック感むき出しのテッカテカな感じでした。
両方ともマットな素材にしてくれたらここまで目立たなかったのにどうしてこうなっちゃったんだろう?

ちなみに肘も同じような感じですが、膝よりもジョイント部分の露呈が大きい割に差が目ただないんですよね。
膝も同じようにしてくれれば良かったのにどうして??

ただまぁ、気づいたら気になるというレベルの部分でもあり、膝を伸ばした状態ならほとんど目立たない部分でもあります。

結論としては大した問題ではありません。

首の下側は可動しない上にうにゅっと前向きになる感じで造形されています。
ただ、胸下がしっかりと動いてくれるので胸下を剃らせることで首がまっすぐになって、その状態でしっかり顎をひけば首のうにょんは目立たなくなります。
しかしながら、やはり髪の毛が重くて首の接続が後ろに引っ張られがちなのでへたってくると状態のキープは難しいかも。

figmaのスタンドは大きめの土台のものになっており、後ほど紹介するエフェクト類のアームをまとめて付けることができます。
スタンドの土台中央と両足の外側にある穴がアーム接続用の穴です。

スタンドを接続するときは背中の3ミリ穴を使います。
スタンドをそのまま挿そうとするとスタンドのビス止めの部分が髪に毛にめちゃくちゃ干渉してしまうので、間に延長パーツを挟んで使用することになります。

尻尾を外したらスタンド穴になるのかなとおもったのですが尻尾の部分は径が小さいのでスタンド穴としての利用はできませんでした。

スタンドのジョイント延長パーツ拡大です。
このパーツをかまさないとスタンドの接続部が首が動かせないレベルで髪の毛に干渉してしまうのでお忘れ無く。
ちなみに、スタンドのアームは片方が3ミリピンで逆側がそれよりも太いピンになっています。
形状が似ているのでどっちでも良さそうに見えますが、太い方にはこのジョイント延長パーツはつかないので大きさが違うと感じたときは無理せず逆側に差しましょう。
太い方のピンはスタンドに刺すためのピンになっています。

キャルちゃんの杖「ケイオスグリモワール」は専用のアームでスタンド上に浮かせることができます。
アームとの接続部分やアーム自体が少しふにゃついており、あまり急な角度をつけるとふにゃっと倒れるためバランスをとりながらのディスプレイになります。

しかし、かわいすぎるでしょこれ。

魔法陣エフェクトと一緒に。
魔法陣エフェクトは厚めのPET素材でアームがフニャついていても負けにくくはあるのですが、思う位置にセットするのは難しく、組み合わせた場合のポージングの幅はある程度限られてしまいます。

お顔の交換は前髪を外してからお面のように取り替えます。
ところでキャルちゃん…
猫耳以外にも…
人間の耳もあるじゃないか…

キラキラ顔、困り顔、ツッコミ顔でそれぞれ一枚ずつ。
ポーズと表情パーツの組み合わせでいろんな表現ができるのがいいですね!

あとはギャラリーでどどんとまとめて。

以上、figmaのキャルちゃんでした。

細かな部分はちらほらと気になりますが、造形と可動のちょうどいいバランスへの落とし込みはとても見事で長く続く人気シリーズであることをしっかりと理解できました。
他にアクションフィギュアとしてのキャルちゃんがないということもありキャルちゃんが好きならこれを選ぶしかないけど、他に選択肢がない中でもめちゃくちゃ満足度の高い商品だと思います。

ちなみに、デスクトップアーミーのキャルちゃんも買っちゃったので近いうちにご紹介しますね!


↑これ。

私はfigmaのキャルちゃんをほぼ定価で予約して購入したのですが、執筆時点でAmazonでは36%オフで売られているようでキャルちゃんが好きな人はお安いうちに手にしてもらいたいなと思います。(在庫が多いfigmaは発売直後に一気に値下がりしますが、在庫が捌けちゃうとプレミア価格寄りにどんどん値上がりしてゆくのです)

細かい部分をちまちまと書きましたが、そんなのどうでもいいって感じのオススメ商品です!

こねこ星人