カプセル版の第一弾からおよそ4ヶ月ぶりとなる続編の発売です。
ガシャポンクエスト第2弾は青い森に住むエルフを中心としたラインナップです。
オンラインガチャではちょっとした造形違いでちょっと豪華なバージョンも発売されていましたが、こちらはガシャポンで販売されるカプセル版のご紹介いたします。
ラインナップ(カッコ内はアソート率です)
1.銀髪のエルフ(4/20)
2.髪結いのエルフ(4/20)
3.エルフの服(2/20)
4.銀髪エルフの平服(2/20)
5.初心者魔法使いセット(4/20)
6.木の弓セット(4/20)
発売時期 2023年4月 第3週
価格(税込) 500円
種類数 全6種
素材 フィギュア:PVC・ABS・MABS 台座:MABS
対象年齢 15歳以上
実は、ガシャポンクエストは第一弾で引退しようと思ってたんですよ…
商品仕様が微妙で売り方も好きじゃなくて期待よりもかなり遊びにくかったのでおもちゃ予算を他に回した方が楽しいかなと思ってたんです。
しかし、今回知人から5種類だけ余ってるからレビューに使ってはとご厚意でいただくことができまして、闇の力(メルカリ)で足りない一つを購入とする脱法冒険者として6種類揃えました。
しかし、第一弾のガッカリ感から考えると今回はちょっとよくなったなと感じました。
フィギュアが可愛くなったというのもあるのですが、一番の評価ポイントはアソートでしょう。
参考として第一弾のアソートを引用します。
https://blog.koneko-wakusei.com/blog/2022/12/23/gpq001/
- 異世界から来た少年(3/20)ー 男性素体
- 勇者の娘(3/20)ー 女性素体
- 鉄の鎧(2/20)ー 女性用の鎧
- 戦士の鎧上(2/20) ー 男性用の鎧上半身のみ
- 戦士の鎧下(2/20) ー 男性用の鎧下半身のみ
- 武器A(4/20) ー 男女ともに使える武器
- 武器B(4/20) ー 男女ともに使える武器
第一弾は排出率1/10の鎧を上下別々に揃えなくてはならないものもあり、フルコンプにいくらかかったか怖くて考えられない商品でした。
ダブっても何かに使えそうな下着姿の素体の排出率も低めで、フルコンプを追うためには武器屋が開けるほど武器が被りまくるという地獄の仕様でした。
今回は服の排出率はそれぞれ1/10ながらもあらかじめ上下小物セットになっており、フィギュア素体の排出率もやや上がりました。
武器に関しては相変わらずなのですが、弓矢セットの矢は1本しか入っていないので2〜3本までは被っても言い聞かせることができそうな仕様です。(??)
仮に第一弾がこのアソートだったとしたら、それはそれで不満を並べていたとも思うのですが第一弾のアソートが意地悪すぎたので、それを基準に考えるとかなり良心的なアソートと錯覚してしまいますね。
少しマシになったとはいえ、ガシャポンクエストを実機ガチャで回して楽しむにはまとまったお金が必要なことには変わりないです。
とはいえ、商品自体も良くなったと感じるポイントが多かったのでまずは個別にざっと見ていって、後編で素体にいろいろ装備させてからじっくりと眺めて行きたいと思います。
ミニブックは前と同じようなものが入っています。
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まずは魔法使いの素体となる銀髪のエルフです。
銀髪というよりも水色のような髪色ですね。
カプセル版としては新素体でちょっと身長が低めになっています。
レザー風のボディスーツを身に纏っている感じなのですが、一度脳がバグってしまうとお腹の部分が腹巻きに見え始めます(笑)
内容物はこんな感じで、今回も肘や膝は軸打済みなので切り離すだけで可動します。
いつものスタンドもついています。
スタンドの説明は省略しますので、知りたい方は過去記事をご覧ください。
今回から謎の石板?がついています。
3種類の商品コードが記載されているもので、使い道は特になさそうなので必要に応じて廃棄する部分ですね。
アイデア次第で改造したり小道具に仕立てたりもできそうではあります。
お顔は凛々しくもかわいらしくて、ほっぺまでペイントされているのが第一弾と違うところです。
まぶたの上に線があって、そこよりさらに上に半分くらい前髪に隠れた太眉毛があるのですが、不思議な位置にあるのでこれは眉毛じゃなくてフェイスペイントの可能性がありますね。
いつも通り平手と武器の握り手がついています。
このサイズだと表情に大きな差がないので、第一弾のときも自分は武器の握り手の方をつけっぱなしにしています。
今回も素体はしっかりと動いてくれます。
髪型の関係で首の可動範囲は制限されるかと思いましたが最低限は動いてくれる印象です。
ちょっと小さな素体ですが女の子素体と同様に腰をクイっとできるのがいいですね。
見た目の印象とは裏腹に太ももにロールはないのですが、膝下のロールを使うことでぺったり座りっぽいこともギリギリ可能です。
この状態は重心がだいぶ後ろにいくのでシビアに調整しないとコロンと後ろに倒れちゃうんですけど。
素体の身長差は主に太ももの長さで調整されているようなので、第一弾の女の子用装備もほとんどはスムーズに身に纏えました。
ただ、小手に関しては軸の太さが全然違うようで装備させてもすぽっと抜けてしまいました。
ガシャポンクエストはフォルム優先で設計されているようなので、今後もこういう微妙なサイズ違いで装備できるできないが出てきそうだなと感じました。
続いて弓使いの方の素体になる髪結いのエルフです。
こちらは第一弾の女の子素体と同じものが使われています。
顔と髪の配色バランスが良くて、しっかり飛び出たエルフ耳もかわいいです。
中身はこんな感じで、第一弾の女性素体と同じ構成です。
今回、組み立て直後は関節の硬さなどがいい感じだったので改善されたのかと思ったのですが、ちょっと触ってるうちに関節はゆるゆるのふにゃふにゃになっちゃいました。
銀髪エルフの方もそうなのですが、撮影を終えると膝とかふにゃふにゃで膝から崩れ落ちることが多くなりました。
片方の髪の毛が三つ編みされてて先っちょに金のリングが付いているのが特徴です。
このリングを動かしたり外したりはできない一体パーツです。
髪結いのエルフにはほっぺのペイントがないので、魔法使いの方の銀髪エルフは身長的にもちびっ子設定なんだと思います。
こちらも取り外しなどはできないのですが、左側についているお花がチャームポイントできれいに塗り分けられています。
小さいながらも良くできた素体なので膝立ちやヘッドブリッジも余裕です。
胸の下に可動軸が入ってるおかげでかなりダイナミックなポーズも取れちゃうんですけど、ポーズをつけての自立は苦手なのでスタンド類を使うことになります。
今回、素体の顔立ちが可愛くなったなと思った大きな理由が瞳の表現が変わったことなのではないかと思います。
第一弾の女の子は黒目の下側に白目が見えているいわゆる三白眼的なデザインだったのですが、この表現が苦手でいまいち愛着が持てなかったのです。
でも、今回は瞳の下側に白目がなくなったので柔らかく優しい表情になったと思います。
好みにもよる部分だとは思うのですが、個人的には圧倒的に本弾が好き。
弓矢用のエルフの服ですが、首から下が丸ごと入っているので頭をつければすぐに着替えることができるびっくり仕様です。
こうなってくると「換装とは一体何!?」って思っちゃうのですが、変に差し替えまくるよりも遥かに遊びやすいので全然アリです。
付属品に平手、矢を持つ手、弓を引きやすくするために可動範囲が広くなる肘が入っています。
服についている腕輪やベルトは別パーツなのでお好みで着脱が可能です。
第一弾は戦士の鎧が上下で別カプセルに分かれてしまってて、排出率の低さもありそれがユーザー泣かせとなっていたのですが、今回はここまでまとめて一つのカプセルでやってくれるんだという感動!
首から下一式がまとめてワンカプセルに入ってることも嬉しいんですけど、塗りや発色がめちゃくちゃ美しくて見事なんですよね。
中身はこんな感じで、首から下丸ごととオプション類が入っているのでなかなかのボリュームです。
見た目の印象以上にコストがかかっているのが手の甲を塗り分けているところです。
全部で6つの手首がついているのですが、全部こんな感じで塗り分けてくれています。
嬉しいけどコストの掛け方が不思議なシリーズですよね…
弓矢を構える時に稼働範囲を広げるために、肘の内側がえぐれているパーツもついてきます。
写真左が弓矢用で右側がノーマルのものです。
左側の方が肘の軸が内側に大きく動いて、えぐれている部分に二の腕が収まるのでしっかりと肘を曲げられるわけです。
これも本当にありがたいんですけど、見た目が大きく変わるわけではないので自分は弓矢用の方を使い続けています。
弓矢用の方だけでよかった気がするけどこだわりと熱意が感じられる部分です。
腕輪は落ち着いたゴールドで塗られていて質感がめちゃくちゃいいんです。
ただ、成形色は緑のようで切り口が緑色に目立っちゃいます。
気になる人はゴールドのペンとかでちょいちょいと切り口だけ塗ってあげるのがいいかも。
首を差し替えるだけで換装完了というのが楽ちんなのでとてもありがたいけど、コンセプトから考えると疑問が湧いてしまう…
こういう「頭差し替えたら解決でしょ」みたいな割り切り、嫌いではないんですけどね(笑)
いったんラインナップごとにささっとご紹介してゆきたいので、装備を着用してのご紹介は後ほどゆっくりと。
大きな帽子が特徴の魔法使い用装備です。
構成はこんな感じ。
並べ方が微妙になっちゃったので気づきにくいかもしれませんが、これも第一弾であったような足首のピンがついていない地獄の商品仕様なんですよね…
足首のピンは素体から流用しての着せ替えなので、今回も素材の劣化やピンの紛失のリスクと戦いながらの換装となります。
素体についてるスタンドとか、ハンドパーツ差分とか、エルフの服の肘の可動範囲違いとか、そういうコストがかかってそうなのに効果が微妙な手厚い部分を省略してもいいからピンくらいつけてくださいよ…
あの小さなピンを付属させるのがそんなに難しいの…
今回に限って言えば、商品コードが入ってる謎石板の素材を足のピンに回してくださいよ…
ということで、こちらを装備させるためには素体をこれだけ分解しなければならないです。
足首のピンは小さいのでほんと紛失にご注意を。
抜き差ししてるうちにPVC(ゴムっぽい方の素材)も劣化しそうで気軽な換装なんてできない仕様です。
ガシャポンクエストはこういうところが心底残念。
とはいえ、今回こちらの素体と服に関して言えばブーツはただの色違いなんですよね。
なので、ガシガシ組み替えする必要もあまりなくて好きな色(素体についているブーツは黒、服についているのはベージュ)の方を選んでそのまま永遠に組み替えないのもアリだと思います。
服の袖はきれいなトンネルになっているのですが手首をつけたまま着せるのは無理なので手首はいったん外します。
ちょっとわかりにくいのですが、これは帽子の裏側の写真です。
厚いABSで頭の形に合わせたくり抜きなので、銀髪のエルフの頭に対してはジャストフィットするけど他の子の頭には乗っけるだけという感じになります。
帽子自体結構重いので、他の子の頭に乗っけると安定感なく落っこちやすいですね。
自由度の高い組み換えアイテムというわけではないのでこの点もご注意を。
服を着せた状態はまた後編でゆっくりとご紹介します。
杖が2本と木の盾がセットになったものです。
魔法使いっぽい杖と、上級魔法使いっぽい杖に木の盾のセットですが、魔法使いに盾のイメージがあまりなかったのでこういう世界観なんだなって理解しました。
魔法バリアとかじゃないのか。
内容としてはこんな感じで木の杖はワンパーツ、その他は2パーツ構成で簡単な組み立てが必要です。
木の杖はぐるぐるの間の部分が貫通してなくて素材が詰まってる子供のおもちゃみたいなやつで、ちょっと安っぽいかなという印象でした。
ロッドの方は塗りも質感も素晴らしく、クリアパーツの宝石が映えてめちゃくちゃいい感じでした。
持ち手の方のパーツもクリア素材の上から塗装しているようで、下側の平べったい小さな宝石もクリアに煌めいていました。
木の盾は握り手で持たせる感じで形状的に左手専用防具になりそう。
持ち手の付け根がポロポロと外れやすい印象だったので接着してもいいかも。
上級っぽいロッドの質感が良すぎたので第一弾の武器セットのようなガッカリ感は少なくて「おお!」ってなったけど、被って嬉しいものではないので被るとキツイに変わりはないですね。
木の弓矢と矢筒のセットで、こっちも「おお!」ってなったので今回の武器セットはどちらも割と満足かも!?
公式の商品写真には写っていないんですが、矢筒を背負うためのベルトが付いていてこれがかなりいい感じ!
内容はこんな感じで、弓は3パーツで組み立てて、矢筒はベルトを通して完成です。
シンプルに見えるけど塗りも造形も良くて、サイズも十分なので満足度が高いです。
装備させるとこんな感じ。
弓は髪結のエルフの身長くらいの長さなので迫力があります。
矢筒は大きくぷりっとしていて、矢が一本しかついていないので少しスカスカした感じ。
ガチャで弓矢セットが被った時は矢筒に矢を追加していけるという点がギリギリ嬉しいポイントですかね?(コスト無視)
矢筒は柔らかめのベルト状のパーツで体のラインや装備位置に合わせて調整して背負わせることができます。
このベルトパーツが少し厚いと感じるので、ごわごわと取り回しが悪い印象はありますがリアリティという点ではめちゃくちゃワクワクして嬉しい仕様でした。
今回の武器セット、露骨なハズレって感じではないのが素晴らしいところですが、被ったら辛いというのは間違いないです。
ということで、実際に服を着せたり装備させたりは後編の記事をご覧ください。