ここでご紹介する「TINY SESSION VF-31S ジークフリード (アラド・メルダース機) with 美雲・ギンヌメール」は以前にご紹介した「TINY SESSION VF-31J ジークフリード (ハヤテ・インメルマン機) with フレイア・ヴィオン」のバリエーション商品です。
VF-31の造形は同じで、バトロイド用の頭部とカラーリングと付属するフィギュアが違うものです。
本記事は簡易レビューとなりますので、詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてお読みください。
デフォルメデザインされたメカとキャラがセットになった新機軸のコレクションフィギュアシリーズ「TINY SESSION(タイニーセッション)」に『マクロスΔ』より「VF-31S ジークフリード (アラド・メルダース機)」と「美雲・ギンヌメール」のセットが仲間入り!
登場作品名 マクロスΔ(デルタ)
価格 4,950円(税10%込) 4,500円(税抜)
販売方法 一般店頭発売
発売日 2023年04月29日
対象年齢 15才以上
サイズ 全高:約100mm(バトロイド形態時)
素材 PVC、ABS
【セット内容一覧】
フィギュア本体
バトロイド形態用頭部
ガンポッド
コンテナ(差し替え)
キャラクターフィギュア
台座一式
ジョイント一式
交換用手首
マーキングシール
こちらのレビューは動画でもお楽しみいただけます。
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この商品はVF-31J ジークフリード (ハヤテ・インメルマン機)のバリエーション商品なので、こちらの動画も参考になります。
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パッケージはいつもの感じで、小窓から今回のミニフィギュアである美雲・ギンヌメールがのぞいています。
TINY SESSIONシリーズって実物は良いのにパッケージ写真が微妙っていう不思議さがあるのですが、今回のパッケージは色がめちゃくちゃ薄くて日焼けや経年劣化で色が落ちたみたいな雰囲気でした。
今回も、商品自体は素晴らしいのにパッケージで損してる気がしてなりません(笑)
内容はこんな感じでいつも通りです。
TINY SESSIONはデフォルメされた歌姫のシールも地味に嬉しいです。
今回もサイズやお値段から考えるとかなり頑張ってるクオリティだと感じまして、バルキリーの塗り分けもほんとお見事でした。
ひと昔前のガチャのスイングくらいのとても小さなフィギュアなので、このサイズの写真でみると荒々しく感じるかもしれませんが、肉眼で見るとそれなりにいい感じに塗り分けられているように感じます。
買おうかどうか迷ってる人はぜひ店頭でパッケージの覗き穴からフィギュアを確認してみてください。
たぶん、商品写真より実物が可愛いなって思うことでしょう。
美雲さんは長い髪が支えになって安定して自立してくれますが、ちょっとだけ髪の方が短いのでちょっとだけふんぞりかえるような自立となります。
ただ、美雲さんに関しては他のTINY SESSIONのフィギュアよりも気になる点があります。
後ろ髪が長いのでバトロイドのコックピットなどに立たせる時に干渉しやすく安定感が劣るというところと、他より首が細いのか頭部がかなりグラグラした感じになります。
頭部が別パーツになっているとかじゃないので首と胴体と一体化してると思うのですが、かなり心許ない首のグラグラ感なので力加減を間違ったりすると折り曲げたりねじ切ったりしそうだなと感じました。
他のTINY SESSIONのフィギュアを触る時よりも少しだけ気にした方がいいかもしれません。
先に紹介したハヤテ機と比べると落ち着いた渋みのあるカラーリングが特徴のアラド機です。
塗り分けも発色もバッチリで、機種側面の赤や青のラインがバッチリ揃うのが気持ちいいです。
TINY SESSIONのジークフリードも変形が簡略化されているので、ファイターの時に腕が収納されていないのが気になる方も多いようですが、個人的にはデフォルメなのでこういうものかなって思います。
いまの変形がちょうどいい複雑さで強度もあり、これ以上変形が複雑になると触るのがあまり気持ち良くないのではないかなと想像します。
ハヤテ機などを既に持っている方は、ファイター形態はカラーリングの違いを楽しむ感じですね。
ジークフリードの共通的な仕様ではありますが、ふくらはぎのエンジンが小さいのでファイター時にその部分がすとんと落ち込んでしまっている点だけが残念です。
ギミック類は他のジークフリード共通なのですが、美雲さんの造形の特徴に引っ張られてちょっとした不都合があります。
後ろ髪が長いので、コックピットに立たせる時にバルキリーと干渉してしまって奥まで上手く入れられず、前のめりに立ってしまう感じです。
PVCの弾性を利用して髪の毛をちょっとかわしてあげるとかである程度回避できるのですが、美雲さんは首が細い(弱い?)という問題もあってあまり無理しない方が良さそうです。
ガウォークもカラーリングの違いをお楽しみください。
首から下の造形が同じでも頭部が違うとかなり印象が変わります。
強キャラ感が滲み出ている感じ。
手首が腕のシールド(?)の先っちょに干渉するので動かしにくいという欠点はありますが、それ以外は各部の保持力がちょうど良くて気持ち良く動かせるバトロイドです。
バトロイドにする時は、ファイター等の上部のパネルを丸ごと外してからバトロイド用の頭を差し込んであげることになります。
パネル部分にバトロイドの収納された頭部が含まれているのですが、バトロイド時と比べるとめちゃくちゃ小さいですね(笑)
複雑な形状とカラーリングが見事に再現されており、色もシャープで丁寧に塗られているのでかなり質感がいいです。
メインカメラとなっている厚めのクリアパーツが複雑に光を反射させるのがかなりメカニカルな感じで見惚れちゃいます。
TINY SESSIONシリーズの大きな魅力の一つは、バルキリーの顔の造形や構造にあるかもしれません。
特に何もしなくてもカメラがきらりと光ってくれるのがめちゃくちゃいいです。
頭部の左右についているレーザー機銃は基部で回転するので前に向けることができますが、ボールジョイントなどではないので左右には全く振れません。
最後にハヤテ機とならべて。
白い成形色もハヤテ機よりほんの少しくすんだ感じで、赤や青の色合いはどちらもほんの少し緑かかって渋みが深くなっています。
TINY SESSIONは現時点で5種類がリリースされていますが、気軽に並べられるサイズと強度で実売価格が3000円程度なのが嬉しくて楽しすぎます。
とても楽しい商品なんですがあまり人気がないのか、実売は3000円くらいになっています。
現段階で発表されている商品が6月発売のデルタ小隊の残り二機だけなのでここで終了なのか、マクロスフロンティアやデルタの枠を超えて続いてくれるのかがとても気になるところです。
個人的にはものすごく気に入ってるシリーズなのでVF-1なども出して欲しいところ…
歌姫とセットになるバルキリーはまだまだたくさんいますよ!