シリーズ メガミデバイス
発売月 2022年05月
税込価格 7,920円（税抜価格7,200円）
スケール 1/1
製品サイズ 全高：約150mm
製品仕様 プラモデルパーツ数201～400
素材 PS・PE・ABS・PVC（非フタル酸）・POM
原型製作 浅井真紀、緋路、福元徳宝、辛嶋俊一、たすく、田村充伸、鳥山とりを「美少女×メカニック」シリーズ『メガミデバイス』新作！
M.S.Gを纏ったChaos&Pretty。童話の世界から“赤ずきん”となって登場！マジカルガールをベースにフレキシブルアームBをミキシング、更に多数の新規造形パーツを組み合わせてマジカルガールとは全く違ったキャラクターとして再構築。
各部位の組み換えにより“赤ずきんモード”と“ワイルドモード”にシルエットを大きく変化させてお楽しみいただけます！メガミデバイスは可動美少女素体にウェポンやアーマーを装着して楽しむ組み立て式プラモデルシリーズです。
ミキシングコンセプト提案を模型誌ライターのファジー氏が行い、Chaos&Prettyシリーズに引き続き凪良氏がトータルデザインとしてまとめました。
浅井真紀氏設計による“マシニーカ”を採用しダイナミックで美しいポージングが可能です。
メガミデバイスディーラーでお馴染み雨間氏により繊細なアイプリントが実現しました。【付属品/ギミック】
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000004288/
・髪の毛パーツは全て新規造形パーツで構成、新設定されたアイプリントと併せて新しいChaos&Prettyが誕生しました。
・フードを被った“赤ずきんモード”と人狼の姿に変化した“ワイルドモード”に変化させることができます。また拡張性の高いパーツを利用してオリジナルカスタムもお楽しみいただけます。
・3種の塗装済み顔パーツが付属。
・アーマーを身に着けた「武装モード」と、アーマーを脱いだ「素体モード」をパーツ差し替えで再現できます。
・“マシニーカ”素体驚異の可動範囲で、武器構えポーズや座りポーズが自然にキマります。
・多彩な武器パーツ、ジョイントパーツが付属。色々なコンバットシーンを想定して遊ぶことができます。
・各部に配置された3mm径のジョイントや頭部の互換性により既存『M.S.G』『フレームアームズ』『フレームアームズ・ガール』『ヘキサギア』『創彩少女庭園』シリーズ等と各部併用が可能。
・瞳デカールが付属。
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巨大で厚みもある箱の中にパーツがぎっしりなのでお値段相応以上の満足感があるキットです。
パッケージイラストの再現性も高いので、パッケージイラストが気に入った人は満足できるであろう良キットです。
ボックスの横側には組み立て後の組み合わせ例（モード）が写真で掲載されています。
これを見てもわかるように、この商品だけで永遠に遊べそうなレベルの恐ろしいプレイバリューなのです。
塗装する方や表情違いを作りたい方向けに瞳を中心とした水転写デカールがついています。
キットの色分けだと一部黒色がたりない部分があるのでそれを補うシールが付いていますが、個人的にはなくても大丈夫という感じでした。
ボリュームたっぷりのランナー類をごっそりとご覧ください。
一部が足りないながらもマジカルガールとフレキシブルアームBのランナーがごっそり入っていて、それに赤ずきんやオオカミ用の新規パーツがもりもりと入っているのでかなりのボリュームです。
半分以上は既存商品の組み合わせで、残り半分くらいが赤ずきんの独自パーツという感じでしょうか？
いつも通り使い勝手の良い余剰パーツがモリモリ出るのですが、ノーマルのマジカルガールを組み立てるにはパーツが足りません。
フレキシブルアームBに関しては軸サイズを変換するアタッチメントパーツ以外は全部揃ってそうです。（ちょっとここは不正確な情報なので誤ってたら教えてください）
赤ずきんの胴体パーツ、オオカミヘッドの瞳、赤ずきんの首の一部が彩色済みです。
いずれも細かな部分なのですがこだわった作りになっていてとてもありがたいです。
メーカーによってはこういうところは省略またはシールでの色分けになるんでしょうけど、局面部分とか極小部分のシールは貼りいくい割に剥がれやすいので、このこだわりは助かります。
表情パーツは3つついています。
プリントの精度はどれもとてもよくて発色も素晴らしいです。
真ん中のフェイスパーツが瞳にキラキラと星が入っていてとても可愛い。
ちょっとわかりにくい写真ですが、髪の毛パーツの両端などゲートが太めの部分がいくつかありました。
デリケートなニッパーで豪快に切ろうとするとニッパーが負ける可能性があるので、この部分は100均ニッパーで余裕を持ってから切り出したのちに、デザインナイフ等で削り出すのが正解だったかも？
自分はビクビクしながらケロロニッパーで乗り越えました。
ケロロニッパーは3ミリまでいけるやつので、細い面から切ってゆけばギリギリいける感じなのかなと思いました。（保証はできないので自己責任で）
ごちゃごちゃしててアレですが、こちらランナーに余っていたパーツを全て組み立てた後の余剰パーツです。
腕まで余っちゃう。
これらの余剰パーツをうまく使えば、裸足にしたりとか素体の一部のカラーを変えるとかできますし、3ミリ軸のものも多いのでアームを増設したりなどの遊びが捗ります。
無改造では使い道のないパーツも多々あるのですが、余剰パーツというよりカスタマイズパーツと考えてもいいレベルです。
これらのパーツもプレイバリューの高さに一役買っています。
ガシガシ遊んでピンとか折れちゃっても、この余剰パーツで交換できる可能性が高いのがすごい。
まずは素体モードのご紹介をと思ったのですが、うっかり裸足で撮影していたことにいま気づきました！
設定的には素体モードは赤い靴を履いており、この裸足のパーツは余剰パーツ扱いなのです。
赤い靴を履いてる素体っぽいのは胸元にリボンが付いててスカート付きの写真しかなかったです。
セーラームーンっぽいなと思って遊んでた時のやつだ…
裸足素体も可愛いでしょ？
カスタマイズ性が高いからこそ発生したミスとも言えるかもしれませんね！
楽しい商品であることは伝わるはず！
三つ編みが可動の邪魔になりそうに見えるかもしれませんが、軸で自由に動かすことができるので困った感じにはならないです。
ということで、素体はメガミデバイス“マシニーカ”共通なので頭や色が違うだけなので、また別のタイミングでご紹介するとして、今回は赤ずきんっぽい素体プラスアルファの状態でご紹介させてください。
素体にスカートを履かせて胸をリボン付きパーツに差し替えた状態だと思ってください。
スカートの先端には3ミリ穴が空いているので他商品のパーツと組み合わせたりもできるのですが、保持力の関係で接着が推奨されている部分です。
他にも接着が推奨されている部分がいくつかあるのですが、「確かに接着した方が強度が上がりそうだけど、接着しなければどうにもならないってレベルでもない」という感じでした。
接着が推奨されている肩甲骨パーツなどは多少取れやすいけど簡単に治せるので大きなストレスというほどでもありません。
逆に、接着が推奨されているわけではないのですがボディの前後のはめ合わせは接着しないと少し浮いてしまうなという部分もあります。
接着した方が綺麗に仕上がるなという部分も色々とあるので、遊びやすさや塗装など今後の作り込み計画に合わせて接着したらいいかなという感じです。
いつものスタンドが付いていて助かります。
これ、弱そうで心細いながらも使いやすいから好き。
弱そうに見えるけど今まで実際に破損したことなどはないので必要十分な強度はあるんでしょうね。
いつも通りとにかく良く動く素体です。
よく動きそうな関節の構造でもアーマーなどが引っかかって可動範囲が制限されるキットが多い中で、メガミデバイスの素体“マシニーカ”はそういう部分がほぼないので可動軸がそのまま活かされています。
スカートが若干干渉しますが、スカートはほんの少し上下にスイングできるので必要十分な稼働範囲は確保されています。
この素体にいろんな装甲やパーツを追加していくんだから楽しいに決まってますよね。
素体に赤ずきん用のパーツをつけると赤ずきんモードとなります。
胸のパネルの付け替えとスカートの装備は先の素体の初回の時にすでにやっちゃったのですが、それに加えて頭巾を被せて、背中からケープ状のアーマーを装備させて、スカートの周りにフレキシブルアームでできたクローをつけてゆきました。
靴もヒールが高いショートブーツになっているのがポイント。
ブーツはスネの下の部分からごっそりと交換する方式なのでけっこう汎用性高めかもしれません。
他と同じくつま先までしっかり動いてくれる設計になっています。
ずきんに関しては形状と保持力優先のためか、後頭部にピンがついている専用パーツを介しての接続となります。
しっかり固定されるのはありがたいのですが、後頭部パーツを丸ごと取り替えないといけないのが少し手間です。
後頭部パーツに顔パーツの一部（首のBJを差し込む部分）がついているのでここを外さなきゃならないのですが、構造上けっこう外しにくいんです。
このキット唯一最大の弱点というかめんどくさいというか、換装してて気持ち良くない部分がここかも。
まぁ、その苦労が報われるくらいの可愛さなので大した問題ではないですね。
ケープ型アーマーは結構自由に動かせるので、体をすっと包み込めばマントのような形にもなります。
こういうところは触っていてとても楽しいですね。
パッケージイラストでは手首についている特徴的なオオカミヘッドはバスケットの中に収納されます。
バスケットも汎用性高めで使いやすい形状に分割されるので組み替え遊びが捗りますね。
オオカミヘッドは手首にも装着させることができます。
パッケージイラストを再現するとこんな感じですかね？
めっちゃくちゃ可愛くないですか？
とにかく素体の可動範囲がすごいので、女の子らしいポーズをつけるための”ひねり”を入れることができるから素晴らしいです。
あとはギャラリーで何枚かまとめて。
色を塗らずにシールも貼らずに（一応、色分けシールが付いていますがここでは貼っていません）ここまでのものが組み立てられるってすごくないですか？
ボディの前後のはめ合わせが少し甘いのですが、それ以外はパーツの合いも良くて、関節等の強度も十分でとにかく完成度が高くて遊びやすいです。
この商品にはまだまだポテンシャルがあるのでお話はもう少し続きます。
ワイルドモードと称する獣人的なフォルムに組み替えることができます。
オオカミヘッドが頭に付いて、スカートについていたパーツが爪となり、ケープのようなアーマーが大きな尻尾のようになっているフォルムです。
取って付けたようなモードなので頭部はもう少しなんとかなればなとも思うのですが、でっかいクローハンドのような武装には迫力がありますね。
ワイルドモードと称する通りめっちゃワイルドです。
クローパーツは手首に付けた3ミリ軸を介して装着します。
4本の指は根本でも関節でも動くのでかなり自由な表現が可能です。
手の甲や手のひらに当たる部分は赤ずきんのパーツなのですが、指や爪部分はフレキシブルアームのパーツでして、「フレキシブルアーム」と呼ぶに相応しい柔軟な可動を備えています。
かめはめ波みたいに手のひらからエネルギーを放出するようなポーズも映えますね！
ギャラリーでポーズの幅をお楽しみください。
頭のオオカミヘッドが浮いてる気がして最初は抵抗があったのですが、見慣れるとこれも十分に可愛くて、触ってて一番楽しいモードがこれかも。
取扱説明書には書かれていない遊び方なのですが、付属のパーツ類をうまく組み合わせるとオオカミ型の支援メカ（？）を組み立てることができます。
組み立て方はひとつじゃないと思いますが、組み立てようとすると思ったより難しくてかなり知恵と工夫が必要なミッションですよこれ。
たぶんスマートに組み立てることはできないと思われ、余剰パーツを無理くり使って組み上げた姿がこれです。
けっこうオオカミに見えると思います。
でも、かなり無理やり作ったので分解してもう一度作ってと言われると同じものが作れない気がする…
この組み立て例ではサイズ感がこんな感じでした。
ギリギリ乗れる感じ？
フレキシブルアームの小さなマニュピレーターっぽいパーツなども入ってるので、アームとして組むのも面白いです。
付属パーツに汎用性の高いものが多く、多くのパーツが小さなブロックに分割できて、なにより余剰パーツがもりもりなのでこのキットだけでもずーっと遊べるくらいのプレイバリューです。
定価ベースで考えると高いなーって感じる方もいるかもしれませんが、ほんとコスパよくてクオリティも高い神キットかと。
バンダイのプラモデルの価格を基準に考えてしまうと、どうしてもコトブキヤのプラモデルは高いって感じちゃうのですが、美少女プラモの中ではやはり２〜３歩前を進んでるような印象があります。
バンダイのプラモデルが安いので感覚がバグりがちですが、コトブキヤのプラモデルはお値段以上のクオリティでプレイバリューもかなり高いです。
ひとつ買ってメガミデバイスシリーズなどの魅力を知ってしまうと、7000円くらいの価格感に抵抗がなくなっちゃうからある意味沼です。
でも、パッケージを見るだけでも楽しめて、山盛りのランナーに興奮して、素体を組み立ててガシガシ動かすだけでも楽しいのに、それに専用の武装をつけたらフォルムが大きく変わってかなり楽しめて、挙句はキットに含まれるパーツだけでも十分に楽しめるほどカスタマイズができて、もしもそれに飽きたら他の3ミリ企画の商品を持ってきてさらに遊べるってほんとすごすぎませんか？
ガシガシ遊ぶと壊れそうという不安もありますが、余剰パーツももりもりなので腕や足が壊れちゃっても余剰パーツで復活する可能性すらあるんですよね。
さらにさらに、お値段で躊躇している方はAmazon等の販売価格をこまめにチェックしてみてください。
このシリーズ、ひょこっと半額近くになることもあるので安く手に入れることができそうなら是非是非遊んでみて欲しいです！
もちろん、定価でも十分満足できるプレイバリューなんですけどね！
「組みやすいながらも組みごたえがあって、組んだ後でガシガシ遊べる美少女プラモデル」って条件だと、この「メガミデバイス Chaos & Pretty 赤ずきん」はトップクラスの商品かも？