ゲーミングチェアのメーカーとしても有名なAKRacingが発売している最上位モデル「Pro-X V2」の1/12スケールのミニチュアモデルです。
本物のゲーミングチェアは想定売価57,800円(税込)ということで、手が出ない人も多いかと思いますがミニチュアだとカプセル版は税込500円!
自分が座るのは無理でもせめて手持ちの1/12サイズのフィギュアには座らせてあげたいというニーズにバッチリ応えてくれるお手頃価格ながらも上質なミニチュアです。
ちなみに、この商品名「SO-TA AKRacing 1/12 Pro-X V2 II」の最後についている「II」は、「SO-TAのミニチュア商品としての第二弾」という意味で、第一弾は2021年2月に発売されています。
第二弾はこれのカラーリング追加と一部パーツの改修強化版のようです。
多くの芸能人やYouTuberが愛用するゲーミングチェアのトップブランド「AKRacing」から「AKRacing Pro-X V2」が登場!!
リクライニングや肘掛け部分の可動も再現しており、アームレストの可動など複数のギミックを搭載!
お持ちの1/12フィギュアと合わせて遊ぶことができ様々な表情でお楽しみいただける商品となっております。【商品詳細】
ラインナップ全5種
内容物(1パック):彩色済みフィギュア【ラインナップ】
Pro-X V2(レッド)
Pro-X V2(オレンジ)
Pro-X V2(ブルー)
Pro-X V2(グレイ)
Pro-X V2(ホワイト)
メーカー:SO-TA
発売日:2023年5月下旬
価格:カプセル版 税込500円、ボックス版 税込660円
著作権表示:©AKRacing
素材:PVC、ABS、鉄
サイズ:全長約107mm(組み立て式)
対象年齢:15歳以上
製造国:中国
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どんな商品かわからないのでお試しで一つだけ買ったけど、思いのほかよかったので後からもっと欲しくなるいつものパターンでした。
私が引き当てたブルーをご紹介しますが、商品としては他はカラーリング違いなのでギミックやスケール感は共通のものとしてご理解いただければと思います。
ABS(プラ)の質感や、塗装の発色などに関してはお世辞にも極上とは言えないのですが、お値段を考えるとかなり頑張ってくれていると思います。
ABSの表面にいろんな擦り傷があったり、研磨されすぎてるのか不自然にテカったりしている部分は目につくと気になるポイントです。
各所のロゴのプリントは小さいながらも頑張っていてかなりのこだわりを感じるクオリティです。
付属のヘッドレストは取り外し可能です。
ゴムっぽい素材(ABS)で腰当て(ランバーサポート)もついていますが、こちらは固定されたりしないので自由に動かせます。
裏面のこだわりも凄まじく、シートの中身のチラ見え部分が緑色で色分けされています。
第一弾を持っていないので比較できないのですが、第二弾の強化改修ポイントが座面と脚部をつなぐシリンダー部分だそうです。
第一弾だとここが折れやすかったそうなのですが、第二弾では中心を金属ピンで補強しているので折れにくくなっています。(写真に写ってますけど伝わりますかね??)
すごい…ここまでやるのか…
流石にキャスターがコロコロ転がるようなギミックはないので、Pro-X V2の特徴である”転がるときの騒音も少なく、横滑りを抑えることができるキャスター”は堪能できません。
堪能するなら本物を買うしかないですね(笑)
180度倒せるリクライニングまで再現されていてすごいです。
背もたれはピン接続の軸部分を倒すだけのシンプルな構造ですが、ABS特有の食いつきのよさでぷらぷらすることなく適度な抵抗感ですーっとスムーズに倒せるのでとても気持ちがいいです。
アームレストも自由に動かせて、前後のスライドはもちろん左右のチルトも可能です。
ただ、構造的な弱さがあるのでここ周辺に過度な力をかけちゃうのは禁物です。
最低限のパーツでの造形なので突き詰めるとすこし緩い部分もありますが、「1/12サイズのフュギュアと組み合わせて遊べるミニチュアゲーミングチェア」が必要十分を超えたプレイバリューと品質で作られて、それが500円と言うのはありがたすぎる神商品ですね。
B社とかだと”椅子全5カラー、ヘッドレスト+ランバーサポート全5カラーで全10種”みたいなハズレ枠扱い込みのラインナップで「2カプセル分集めると完成形になるけど、色違いもあるので狙い通りの組み合わせを引き当てるのにいくらかかるでしょうかね」みたいな商法をやっちゃいそうなんですけど、SO-TAさんはそんなことしないから本当にありがたい。
1/12スケールのフィギュアと組み合わせてちらっとご紹介です。
モデルはアサルトリリィ 1/12スケールドールから川村楪(かわむらゆずりは)ちゃんです。
アサルトリリィの中ではちょっとマニアックな子ではあるのですが、付属品が多く値引き率が高いことも多いのでアサルトリリィ1/12シリーズの入門としてはおすすめです!
アサルトリリィシリーズは衣装が布製なので「座る」という動作が楽勝というのもおすすめポイントです。
プラ素材だとスカートが脚の可動範囲を制限したり、お尻側の造形が着座の邪魔になったりとでなかなか難しいですが、布だとその辺が全部クリアされるので遊びやすいです。
ちなみに、私の子はニーハイを別の子からお借りしています。
フィギュアの頭が大きめで衣装が布製で少し膨らむため椅子が小さく見えるかもしれませんが、組み合わせて遊ぶにはとてもいい感じです。
シートを倒すと歯医者か拷問かみたいな感じになっちゃいますがこれもこれで可愛いです。
スカートが硬いフィギュアだと太ももを90度前に出すと言う着座姿勢を取ることができないのでそのまま座らせるのは難しいのですが、リクライニング機能をうまく使えば可動範囲の限界と相談しながら座らせることができる子がいるかもしれません。
この子は1/10スケールの創彩少女庭園の子なのですが、リクライニングで座らせるとこんな感じです。
しかしながら、創彩少女庭園シリーズは座らせ用のパーツがあるので差し替えればバッチリ座れます。
1/10スケールの子ですが椅子とのバランスはこれがしっくりくるかも?
硬いスカートや腰回りに大きな装飾品がある子は組み合わせて座らせるのが難しいです。
一方でメガミデバイス素体のように腰回りに邪魔するものがない可動フィギュアだとかなり自由に使えますね。
この子、いま段階だと3000円台で買えることがおおいのでメガミデバイス初めての方にはおすすめかも?
単体で飾って楽しむにはちょっと大味に見える部分があるのですが、15センチクラスのフィギュア類と組み合わせて遊ぶのであれば最高に楽しい商品です。
一つだけ気になったのが背もたれの食いつきが緩くてパーツの間に大きな隙間ができやすいところでした。
背もたれは背中までのところと頭までのところで分割されていて2パーツを繋ぎ合わせる感じなのですが、そこの接続が緩いようで時間がたつにつれだんだんと押し出されるように隙間ができちゃうんです。
個体差かもしれませんがここが気になるようなら接着した方がいいかもですね。
あとはお値段を考慮すると完璧です!
最高の商品をありがとう!!
おまけです。
15センチサイズの可動フィギュアにはぴったりなので、エアリアル改修型とかも座れなくはないです。
ガンプラ用の椅子としてもぜひどうぞ(?)