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[レビュー]aibo アクションフィギュア2(タカラトミー アイボの500円ガチャ)

これまでに登場した全てのカラーの「aibo」を、アクションフィギュアで再現。第2弾の今作は、2022年・2023年の限定カラーも加わり、本物さながらにかわいいポーズが楽しめます。本体サイズは約6cm。
ラインナップは
「aibo アイボリーホワイト」
「aibo チョコエディション」
「aibo キャラメルエディション」
「aibo 黒ごまエディション」
「aibo いちごミルクエディション」
「aibo エスプレッソエディション」の全6種。

■価格:500円(税込) ■発売時期:2023年10月

https://www.takaratomy-arts.co.jp/items/item.html?n=Y076640

aibo エスプレッソエディション

全6種類のうち私がゲットした「aibo エスプレッソエディション」でご紹介します。
aiboのフィギュアは過去にタカラトミーアーツの300円ガチャであったのですが、あちらは固定ポーズのフィギュアでこちらは可動箇所が多いアクションフィギュアとなっています。


↑これは固定ポーズのフィギュア

本物のaiboに愛着があるかどうかでけっこう評価が変わる商品だと思うのですが、本物のaiboにあまり愛着のない私から見ると「ロボットわんちゃんのフィギュアとしてはバランスのいい造形だな」と感じました。

くるっとみてみるとこんな感じです。
シルエットは良いのですがパーツの抉れのような部分が結構あったり、塗料もちょいちょい飛び散っています。
他のカラーだと目立たないのかもしれないけど黒ベースだとけっこう目立ちます。

瞳はプリントで標準的なクオリティです。
同系色なので気づきにくいのですが鼻などもぬられていて、ぱっと見の印象よりも塗られている部分が多いです。
ただ、白系の塗料などの発色は成形色の黒に飲まれ気味でイマイチ。

口の開閉が可能です。
口を開くだけで目の表情まで違って見えるのが面白い。

耳は付け根がボールジョイントなので自由に動かせて、ここでも表情づけが可能です。

手脚は軸接続なので回転のみです。
本物のaiboがどういう動きをするのかわからないのですが、アクションフィギュア視点で言えばここがちょっと引き出せるボールジョイントならポーズの幅が広がったんだろうなと思っちゃう。

膝はデザイン的にはボールジョイントに見えたのですがシンプルな軸可動でした。
クリックが入っていて動かすとコリコリして気持ちいいのですが可動範囲は控えめです。

尻尾は弱そうな素材の割に根本のボールジョイントがかなり硬めになっていて破損リスクが高そうに思えました。
説明書にもその点の注意書きがあったので、動かすときは根本を持ってゆっくり少しずつ慎重に。

頭は前後のスイングと軸による回転で可動します。
必要最低限には動いてくれる上に、首輪のようなパーツが付け根を少し隠してくれてるのがいい感じです。

お腹の部分の白は擦り痕のようなものが多く、コネクタか何かの金色の部分の塗装もイマイチ。
この写真からも伝わるかもしれませんが、白系の塗料は部位ごとの発色に統一感がない感じでした。

大きめの肉球も造形されていますが、ガッツリ合わせ目が出る感じになっています。
最近のフィギュアやプラモデルだと肉球の輪郭に合わせて分割線を入れそうなものですが、そういうのって結構コストがかかっちゃうんですかね?

バランスを取ればなんとか立つこともできます。

あとはギャラリーで。

愛嬌があってそれなりに動くのでaiboが好きな人には満足度が高いアイテムなのかもしれません。
これくらいのサイズの可動フィギュアに対して目が肥えてる人にとってはもうちょっとなんとかなってほしいという部分が多いかもしれません。

おまけでメガミデバイスや30MSとの組み合わせを。

スケール感は不明ですが膝くらいの高さなので中型犬くらいのサイズになりますかね?
相棒感があって組み合わせ遊びとしては面白い。

まとめ

本物のaiboを知らないので再現系フィギュアとしてみると評価が違うのかもしれませんが、「500円ガチャのイヌ型アクションフィギュア」と解釈しちゃうと品質も含めて少し物足りない部分が多いという印象でした。
タカラトミーアーツのガチャはお値段据え置きで頑張っているイメージがあって、似たような商品でも他社よりも100円〜200円くらい安い感じがします。(バンダイのポケモンシリーズと比べるとわかりやすい)
そして、安いからと言って質が悪いわけではなくけっこう品質も頑張ってる印象もあります。
そんな中、タカラトミーアーツのガチャとしては珍しい500円という高めの価格だったのでどんな商品になるのかワクワクしましたが、前述の通り物足りない部分が多くて、500円ガチャに力を入れている他メーカーならもっといろいろ頑張っていたのではと感じる部分もありました。
塗装や品質もちょっと微妙で、価格と品質のバランスだけを見ると500円という価格帯の中では他メーカーより遅れを取ってるかなという印象を受けました。

しかしながら、aiboのファンでaiboのミニチュアを探している方にとっては選択肢が少ない中で満足度の高い商品にはなりそうだなと思いました。
購入者のaibo愛がどれくらいかで評価が大きく分かれそうな商品ですね。

これ、400円ガチャなら大絶賛したかもしれませんが、500円にしたことで他の500円ガチャと比較してしまって粗が目立っちゃった感じがあります。

こねこ星人