機動戦士ガンダム MOBILE SUIT ENSEMBLE EX33 デスティニーガンダム
プレミアムバンダイ限定商品
販売価格:4,950円(税込)
お届け日:2022年1月27日発送
※限定商品なのでAmazon等ではプレミアム価格となっていることが多いですのでご購入を検討の方は定価と販売価格をご確認の上で十分に検討してご購入ください。
モビルスーツアンサンブルのEXシリーズは私にとって大変お付き合いの難しいお相手でして、予約受付が始まった時に多くの場合「お値段に見合わないと思うし、特に思い入れもないモビルスーツなのでいらないや」って思っちゃうのですが、予約が締め切られて買った人に手元に届く頃に「やっぱ買えばよかった!」ってなっちゃう困ったさんなのですよね…
でも、それがわかってても低所得者層なので毎回毎回購入することもできないんです。
あまり思い入れのないモビルスーツなどは購入するかどうか熟考に熟考を重ねているうちに締め切りがきちゃうってことが多いんです。
今回紹介するデスティニーガンダムもそんな感じだったのですが、幸運にも後からお値頃で購入する機会があったので購入しちゃいました。
そんなこんなで私の手元にやってきてくれた MOBILE SUIT ENSEMBLE EX33 デスティニーガンダムをご紹介します。
作品にあまり思い入れはないのですがデスティニーガンダム自体は結構好きなモビルスーツなんです。
巨大な翼に武装もりもりで哀しみを表現したような目の下の隈取りは私の中の消えない厨二心を刺激しまくります。
商品化が発表された時は「楽しそう!買う!」って感じだったのですが、詳細が明らかになるにつれて反感に近い感情で購買意欲が薄れたんです。
光の翼が別売りだって!?
それは仕方ないとしても、欲しくもないストライクフリーダムの翼とセット売り!?
なんで不要で流用もできないものをセットで買わなきゃいけないんだよ…
正直、プレバンやバンダイの販売方法に反感を持つことは少なくもないのですが、今回もこの売り方がどうしても好きになれず見送ったきっかけなんですね。
光の翼セットは1,650円と決して高すぎる金額ではないのですが、持ってないし買う予定もない、そして持ってなければ使い道もないストライクフリーダムの翼セットだなんて…
なんでデスティニーガンダムに初めからセットにしてくれてなかったんだろう??
デスティニー本体にセットしてその分価格が上がるのはぜんぜん構わないけど、不要な商品と抱き合わせ販売されるってやり方だとどうしても気持ちの良いお買い物には繋がらなかった…
↑ケチ臭いことを言うようだけど、商品ボリュームの割合からこの商品の価格の半分以上がストフリ用の翼なのではって思うと一段とモヤモヤしちゃった…
ネガティブなお話になりましたが、デスティニーガンダム自体は良い商品だったのでそちらについてポジティブに見てゆきましょう!
今回もそのまま店頭で売られていても問題ないようなしっかりとしたパッケージでした。
プレバン商品は送料も購入障壁になってると思うので、このレベルでパッケージを仕上げてくるのならほんと店頭販売して欲しい…
セット内容はこんな感じです。
シールドは実体盾とビームシールドの2種類が用意されています。
高エネルギー長射程ビーム砲は設定通り収納時は真ん中で半分に折れるようになっています。
アロンダイト ビームソードも同じく半分で折れて、使用する時はクリアパーツのビーム刃を取り付けるようになっています。
プロポーションもよくボリュームもあって購入までは躊躇したのに手にしてしまえば「買ってよかった、こんなにいい感じならプレバンで予約してもっと早く手にして遊びたかった」って思ちゃうのがモビルスーツアンサンブルEXシリーズの罪深いところです。
モビルスーツアンサンブルの共通的なプラジョイントは現状最強仕様のものが入っています。
肩周りの可動が大きく広がったガチャ版新ジョイントでお馴染みのフレームに加えて、腰の前後スイングまでついたジョイントになっています。(私は持っていないのですが、ストライクフリーダムと同じもののようです)
そのため、素体の可動範囲は現状最強になっています。
また、背中のウェポンラック的なフレームも2枚目の写真のようにプラ製なのでカッチリとした作りになっています。
腰ブロックは異素材を接着済みのものが入っていてここも頑丈そうな作りになっています。
ただ、塗装はけっこう暴れ気味。
翼はカッチリとしたプラ製で黒い部分は塗装により色分けされています。
ランナーのゲートは成形色の部分や目立たない部分に逃げるように配慮されているので、黒い塗装の部分に赤色でゲート跡が見えちゃうなんてことはありませんでした。
最近の商品はこういう心遣いがしっかりとなされているので本当にありがたい…
スタンドとデスティニー本体を接続する部分はボールジョイントになっていて自由度の高いディスプレイが可能なのですが、ここの作りはヒヤヒヤしました。
ボールジョイントがかなり硬めで、力加減を間違えると軸を折っちゃいそうだなと思いながらも本気で力を込めないとハマらないので最終的には本気でねじ込みました。(実際には軸は短めなので折れるリスクは低そう)
結果として、接続ジョイントの受け穴にパリパリとクリアパーツ特有のヒビみたいなものが入ってしまいました。
完全に割れたわけではなく、スタンドとしての保持力に問題が出たわけでもないので多少こうなることも想定済みの仕様なのかな?
組み立てる側としてはけっこう不安になるポイントでした。
私のものの難ありパーツがこちら。
アンテナ両端がペロンとめくれて曲がってるんですね。
最初は塗料の固まったものかと思ったのですがどうやら素材のようでした。
アンテナの先の成形不良って感じですかね?
切り取って先っちょを整えるのも難しい感じなのでこのまま泣き寝入ることにしました。
プレバン購入の正規ルート品なら不良品として交換をお願いできるのでしょうが、今回は未開封新品ではありましたが正規ルートではないので交換をお願いできる立場にないのです。
こう言う意味でも、プレバン製品は正規ルートで予約受付中に瞬発力を持って買うべきだなと思いました。
私、ガシャポン戦士NEXTの頃はプレバン商品も全部集めるぞと言う勢いで毎回購入していたのですが、けっこう成形不良やパーツ不足を引き当てることが多くてうんざりして集めるのをやめてしまったと言う経験があります。
(メーカーに連絡すればきちんと対応はしてもらえたと言うのは付け加えておきます)
プレバン限定商品は消費者にとってはお安いものではないのだから、こう言うところはもう少し徹底して欲しいなと思っていたのですが、いまだにこう言うことがあるんだなと…
思うところは色々とありましたが、デスティニーガンダムそのものは文句なしにめちゃくちゃかっこいいですね。
本体の白っぽい部分は暗めでグレー寄りの成形色になっています。
翼は先述のとおりプラ製なので大きくても軽いので自立もなんとか大丈夫です。(余裕の自立ではない)
翼の付け根もプラパーツなので翼はけっこう自由に動かすことができます。
腕の装甲やバクパックを外したところ。
格闘強者的な印象もあってカッコいい!
お顔周りを接写で撮影しました。
隈取りの塗装が雑に見えるかもしれませんが、肉眼で見ると小さな部分なのでさほど気になりません。
アンテナの先端は先述の通り成形不良っぽく、アンテナの周りの糸くずのようなものは塗料が糸状に固まったものでした。
これも肉眼なら気にならない部分です。
腰の前後スイングはこんな感じで、デフォルメ体型と言うこともあり大きく動いているように感じないかもしれませんが、実際にポーズをつける時はこのスイングがかなり効果的に働いてくれます。
この体型なら必要十分に動いてくれるなという印象で、可動と強度とフォルムのバランスをとった落とし所がお見事だなと言う感じです。
ビームライフルはかなり大きめに作られていて、左側の高エネルギー長射程ビーム砲が迫力負けしちゃいます。
高エネルギー長射程ビーム砲は長さは十分なんですけど細身でかつバックパックから前側に伸びてるので持ち手から前面部分に出ているところだけが目につくのでどうしても少し貧相な印象になっちゃいますが、もともと巨大ビーム砲というわけでもないのでデフォルメ基準で考えれば本体といい感じにバランスが取れている気もします。
高エネルギー長射程ビーム砲が小さいんじゃなくてビームライフルが大きすぎるんですね。
ビームライフルは色分けのないワンパーツです。
本体と同じ柔らかめの素材でできているのでややふにゃふにゃ感があって、きつめの拳の穴にさしこんだり抜いたりする時に持ち手が千切れちゃいそうな恐怖心が芽生えます。(多分そんなことはないんだろうけど)
高エネルギー長射程ビーム砲を構えているところを横から見るとこんな感じです。
長さは十分なのですが持ち手の位置を合わせるとビーム砲の後ろの方がだいぶ背面側に回ってしまって隠れちゃうんですよね。
今気づいたんですけど、これウェポンラックから外して使うのが正解ですかね?
外して使えばもう少し自由なポージングが楽しめると思います。
アロンダイト ビームソードは本体に対してもかなり大きく見えるので最高に楽しく振り回せます。
お顔が良くてビームソードと本体のバランスがすごく良くて、さらにさらに普通のアンサンブルよりも多い可動軸のおかげでいろんなポーズがとにかく決まる。
小さなアクションフィギュアとしても純粋に楽しいです。
手のひらのビーム砲パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲、通称シャイニングフィンガー(?)は開口されているのみです。
このハンドパーツはツーパーツ構成なので造形がよく迫力もあって◎!
この穴に合うエフェクトなどはなし。
この穴で遊べるかと思ったのですが、3mm穴よりだいぶ小さくて普通の武器などは指すことができません。
ビームサーベルのビーム部分の軸が3mmよりも細いので試しにはめてみたりもしましたが緩かったので保持力ゼロでした。
なので、パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲はワイルドに互換性のない穴が空いているだけと言う感じになっています。
穴を開けただけなら遊びの幅を持たせてほしかったし、そうでなければもう少しディテールを頑張ってほしかったなと言う気持ちがあります。
もしかしたら、まだこちらの気づけていない遊び方があるのかな?
ビームシールドは塗り分けも発色も素晴らしいです。
肩にあるビームブーメランの基部は外せます。
ビームブーメランの基部は肩のものはそのまま使えず手持ち用の別パーツを使用します。(外した肩のものは片付けておきます)
ビーム刃は長短2種類がついていて、長い方はなかなかの迫力になります。
他の武装と組み合わせても引けを取らないかっこよさ!
アンテナの先っちょがデロンデロンなこと以外は完璧にかっこいいよデスティニー!
ここからはギャラリー形式で、翼がよく動いて表情豊かな部分にもご注目いただければと思います。
バックパックを丸ごと取り外すと、シンプルな武装の主人公機みたいな感じになるのも好き。
武装山盛りのSEEDの世界だと弱そうだけど、宇宙世紀序盤にこんな機体がいたら震えそう…
モビルスーツアンサンブルEXシリーズはけっこう割高に感じますが、気合の入っているいい商品が多くて手にしちゃうと「高いけどまぁこのクオリティならこれくらいのお値段はするかもなぁ」って納得しちゃうことが多いです。
ガンプラと比較して高いと感じちゃうのが原因の一つだと思うのですが、ガンプラが安すぎると言うのもあるかもですね。