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[レビュー]モビルスーツアンサンブルの新共通ジョイント

2022/2/4 - ホビー, レビューバンダイ , ガンダム , モビルスーツアンサンブル

2022年1月末に発売されたモビルスーツアンサンブルの20弾から共通ジョイントの肩関節パーツが刷新されました。
ガチャ商品ではないモビルスーツアンサンブルEXシリーズのフリーダムガンダムなどで既に採用されていた関節パーツですが、こちらが通常弾にも投入さることになったのです。(ただし、EXシリーズは腰も可動箇所が増えて前後に動いていましたがガチャ版の腰関節は従来通り)

もともとモビルスーツアンサンブルはアクションフィギュアではなく武装の組み替え等でいろんなものを共通ジョイントにモリモリとくっつけてシルエットの変化を楽しむというコンセプトです。
なので、肩関節も肩や腕にモリモリと武装をつけても関節が負けずになで肩等にもならないような仕様にしているっていう公式さまのお話を見かけた記憶があります。(うろ覚え)
商品のコンセプトを知っておけば申し訳程度の可動でも納得ですが、共通ジョイントをわざわざ組み立てる割に可動効果が低く「もうちょっとこうならアクションでも遊べるのになという」気持ちが湧くこともありました。

今回の新共通ジョイントのおかげで可動の幅が広がったのでその点をまとめてご紹介したいと思います。

共通関節のランナーは今まで通り2枚です。
ランナーはピンと穴で3箇所がゆるめに固定されていて2枚がバラバラにならないようになっています。
一部の情報でランナーの3点の固定箇所が3ミリ軸と3ミリ穴というものを見かけましたが、これ3ミリじゃないです。
3ミリ穴だったら改造とかに使えそうなので嬉しかったんですけど、ちょっとでも原材料を減らしたいご時世でしょうから余計な部分は減らしたくて必要最低限のサイズにしたんでしょうね。
ちなみに、この軸と穴を流用して何かの改造に使うにしてもだいぶ噛み合わせが緩いのでそのままだとキープ力がないと思います。
ライトユーザーは気にせず処分でOKっぽいですね。

腰と股関節のパーツ、握り拳、足首、肘や膝関節は従来通りです。
今回の新規パーツを受ける背中側ジョイントの胴体との接続部分は従来と同じなので、今までのシリーズのバックパック等は今までと変わりなくつけられるので組み替え遊びの楽しさはそのままです。
ただ、腕の接続方法はまったく異なっているので旧共通ジョイント品と腕の差し替えはできません。(詳しくは後ほど)

昔懐かしいポリキャップのような形状のパーツを背中パーツにセットして、そこに今までのパーツとよく似た軸(でも別物)を差し込み、肩を接続するためのパーツを追加します。
これにより肩が二重関節のようになり可動方向が増えて可動範囲も広がります。

出来上がりはこんな感じ、肩の接続ピンは上寄りについていますが機体のデザインによっては180度くるっとまわして下寄りに向けることもあります。

今までの写真ではわかりにくいので追加説明です。
肩の接続軸は丸ピンではなく平たい板状の形状になっています。
なので、従来の肩パーツとの互換性はありません
関節の丸い部分が肩パーツの奥深くまですっぽり入る仕様になっているので、従来のような接続は難しかったんでしょうね。
互換性を持たせながら可動を広げる方法は他にも色々と考えられそうですが500円ガチャというコストの関係上ここがベターな落とし所だったんだと思います。

可動箇所が増えているけどギミックは胴体と肩の中に綺麗に内蔵されているので見た目は悪くなっていません。
モリモリ武装をした時に重さに負けないという意味でもこれはなかなか知恵が絞られた仕様なのではないかなと感じています。

組み立ててみるとこんな感じ。
腕を横に向けたり真横に広げるような動きが可能になって、かつ肩の可動範囲が大きくなっているので従来版よりも腕を水平近くに広げることもできるようになりました。
ただ、肩の形状によっては可動範囲の制限も大きそうでこの先リリースされるモビルスーツの形状によっては設計者は可動とデザインの落とし所に頭を悩ませることになりそう…

胴体側に入っている接続軸が長めなので、軸を引き出せば関節はさらに大きく動いて胸の正面近くに腕を伸ばすこともできます。
大きな武器を両手持ちっぽくしたりもやりやすくなりそう。
実によく考えられていて感動します…

現時点で見えているメリットやデメリットをまとめると

[メリット]
・可動範囲が大きくなるのでポージングが楽しめる

[デメリット]
・従来の機体と肩の互換性はないので差し替えはできなくなった
・組み立ての工程が増えるので量産するときはしんどい

という感じですね。

可動範囲が大きくなるというメリットが絶大すぎてデメリットはどうでもいいって個人的には思えます。

あと、この共通ジョイントを使うことに拘るとしたらズゴッグのような肩がない(と言っていいのか?)ような機体はリリースしにくくなるのかなと想像します。
ただ、モビルスーツアンサンブルは開発者の熱意がすごい商品なので、もしもズゴッグを出すと決めたらそれなりの解決策を用意してくれそうだなとも思います。

私はこの新関節導入は大歓迎ですし、今後のランナップがより一層楽しみになりました。
遊びの幅が増えるのはとても嬉しいです!

この新共通フレームが実装されるのはモビルスーツアンサンブルの20からです!

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