レビュー

[レビュー]AQUA SHOOTERS!11(アクアシューターズ11)

前弾の発売からおよそ10ヶ月、ガシャポンオリジナルキャラクター「アクアシューターズ」の第11弾がようやく販売されました。
今回は給水拠点攻撃用の超大型武器をラインナップした大ボリュームの商品になっています。
円安や人件費高騰の煽りを受けてメーカー側のご苦労も多いものと想像しますし、500円という価格の限界点を超えてる商品なのかなとも感じます。
そんな中、期間が開きながらもシリーズを続けてくれているバンダイさんに感謝の気持ちを込めながらたくさん遊ばせてもらおうと思います!

ラインナップ以下5種類で、武器セット2種類は色が違うだけです。

  • 苗村 ことこ
  • 松澤 ゆう
  • 服部 みつき
  • 武器セットA(グレー)
  • 武器セットB(クリア)

発売時期 2023年9月 第5週 
価格 500円(税込)
種類数 全5種
対象年齢15歳以上

苗村 ことこ

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ピンクのドリルツインテ風の髪型で、少しキリッとした表情の元気枠っぽい女の子です。
髪の毛はボリューミーなのですが可動に支障が出にくい構成になっています。

構成としてはいつものアクアシューターズで本体+握り手ハンドパーツ+平手ハンドパーツ+ハンドガンとスタンドがセットになています。
ハンドガンはキャラクターごとに違うデザインのものになっていますが、首から下は3人ともほぼ同じです。
”ほぼ”についてなのですが、よくよくみると3人ともバストサイズが違うんです。
製造コストをできるだけ抑えたいでしょうに、こういう尖ったこだわりがあるのがアクアシューターズですね。
なので頭と胴体と武器以外が共通パーツという感じですね。

今回の11弾では関節等の差し込みが少し甘くなってるみたいで、組み立てやすい一方で今回のような大型武器を持たせるには保持力不足でした。
どのみち自立やポーズキープが難しそうなサイズの巨大武器なので、組み立てやすい方に舵切りしたのかなと想像します。

髪の毛はややダルめの造形で粘土感がありますが、小さくて安価なフィギュアということを考慮すれば文句なしです。
そして少し前髪のぺったんこ感がありますが、前髪パーツを少し浮かせてあげると多少改善するのでお好みでどうぞ。

ツインテール部分はリボンとくっついて別パーツになっています。
構造的にポロポロ地獄に苦しめられた第8弾と同じなので心配になりましたが、あれよりは少し保持力高めです。
ポロポロしないわけではないので気になる方は接着がいいかもしれません。
なお、アクアシューターズでこういう部分が取り外し式になっているのは帽子などを装備させる時のためという側面もありそうなので、接着すると装備できないアイテムが出てくるかもしれません。
慎重に判断しながら自己責任で。

スカートのチェック柄は全部プリントされています。
虹学のアクアシューターズであった高級仕様が、なんとガチャの通常弾にもチェックスカートがやってきちゃったんですね。

ちなみに、苗村ことこさんは3人の中だとMサイズ胸です。
私の個体は右膝にホクロ(製造上の汚れ)があるのがフェチポイントです。

苗村ことこさんの武器は小さめのハンドガンです。

アクション写真を何枚か。

デザインバランスがいいので動かしていて楽しい子でした。

「はいっ!私の勝ち!」的なアングルがとてもよく似合って可愛い。

松澤 ゆう

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松澤ゆうさんはアンニュイな表情と盛大なアホ毛が特徴です。
天然ちゃんなのか、不思議ちゃんなのか、それとも笑いながら相手を撃ち倒すサイコパス系なのか、なんにせよちょっと普通じゃなさそうな雰囲気が漂っていますね。
普通じゃないと言えば、この子は胸がLサイズです。

優しそうというよりは何を考えているかわからないおっとりとした感じの表情ですね。
怒らせると怖いというか怒らせなくても怖いタイプの子かな?(何されるかわからないという意味で)

付属の武器は一発の威力が大きそうながっしりしたタイプです。

アクション写真を何枚か。

読みにくい表情なので銃を向けるとけっこう怖い感じになっちゃいますね。
想像力が膨らむ面白いキャラクターだと思います。

相手をボッコボコに倒した後で「そういえば罰ゲームのこと考えてなかったですわ〜」みたいなアングル。
倒した相手を後出し罰ゲームでさらに追い詰めそうなタイプに見えちゃう。

服部 みつき

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今回私のいちばんのお気に入りである服部みつきさんは瞳が独特で能力発動中みたいな雰囲気です。

瞳に光がなくて中央が真っ白なので特殊能力をバッリバリに使いそうな雰囲気です。
付属の武器は連射力がありそうな大きな武器です。
武器の大きさに反して胸のサイズはSサイズです。

ツインテールの子はこんな感じでおさげが外せるので簡易的なヘアチェンジ的にもできます。
ガシガシ遊んでいるとポロポロ外れるというデメリットにもつながっています。

アクション写真を何枚か。

能力 発動中みたいな感じがめっちゃいいですね!
めっちゃくちゃ遠くにいる敵でも狙撃できちゃいそう。

「まだやりますか?」みたいなアングルがめっちゃ決まる子です。

3人それぞれ魅力があって個性的なラインナップでした。
腰が抜けやすいというアクアシューターズ特有の遊びにくさは本弾でも健在で、個人で改善できるお手軽な方法とかあったら教えてほしいです。

武器セットA(グレー)& 武器セットB(クリア)

武器セットは2種類ラインナップされていますが違いは色だけです。
どちらも巨大ソードとガトリングシールドのセットであり、片方はグレー、片方はクリアブラックです。
アクアシューターズの世界に合ってそうなのはクリアブラック、造形がよくわかるのがグレーという感じですが、めちゃくちゃ造形がいいという感じでもないので個人的には今回はクリアブラックが好き。

まずはガトリングシールドから。

シールドに巨大ガトリングガンと水タンクがついたようなデザインになっています。
デフォルメ感というかコミカルさのある造形になっていますが、砲口まで造形されていておもちゃとしては文句なしです。
アクアシューターズがシリーズとしてまだまだ続くとしたら、絶対に後から欲しくなるやつなので確保できるだけ確保しておきたいです。

持ち手はシールドの裏側のピンに板状パーツをはめて固定するのですが、この板状パーツは「見栄えが悪い方が見える向き」にした方がしっかり固定されました。
見栄えがいい方を見える向きにすると接続がゆるくてポロポロ落ちやすかったです。

この構造のおかげで右手用と左手用で好きな方に組み立てることができます。
給水タンクから出ているチューブのようなパーツも左右の変更に応じて前後入れ替えることができるのがありがたいです。

巨大ソードは本当に巨大でキャラクターの倍に近いくらいのサイズになっています。

持ち手を握らせてから組み立てて持たせる方式で、持ち手部分は両手持ちできるくらいの長さになっています。
ご覧の通り、持ち手の部分は片側がガッツリ肉抜きされていてグレーだとそれが目立っちゃいます。
クリアブラックだとこの辺りも目立ちにくいのでクリアブラックが好き。

ちなみに肉抜きがあるのは持ち手部分だけであり、ソード部分は両面ともしっかりと造形されています。

ここからはキャラクターと組み合わせてご紹介です。

まずはガトリングシールドですが、でっかい水タンクが目立つようなデザインになっています。
持たせてみると武器のボリュームに対してシールド部分はちょっと小さめに感じます。

銃の先っちょを地面につければバッチリ自立しますが、それ以外のポジションでは自立が無理なボリュームです。

面白いアイテムですが、固定用の三脚とか、移動用のスラスターとかも一緒にほしいです。
見た目の派手さ重視のアイテムだとは思いますが、見た目の派手さ以外はちょっと遊びにくいです。

続いて巨大ソードです。

キャラクターのスタンドをうまく使ってバランスを取れば剣先を地面につけなくてもギリギリ立たせることができます。
とはいえ、ソードのサイズが大きすぎる上に今回はちょっと関節が柔らかいので、スタンドでバランスを取っても肘があっけなく負けちゃいます。
付属の商品だけでうまく飾るのは難しそう。

「重量的にこんなでっかいの振り回せる?」って思っちゃうところですが、服部みつきさんの「能力発動中」感があればぐんぐん振り回してくれそうですね。

両手持ちもできる長さの持ち手なので両手持ちもバッチリ決まります。
左右ともに握り手にすることもできるのですが、片方は平手にして添えるだけくらいの方がバランスをとる時の微調整がしやすいです。

女の子に巨大武器ってめちゃくちゃ好きな組み合わせなんですが、こういう超巨大武器だとさらにいいですよね。

このソードは1/12サイズのフィギュアや1/144のガンプラなど15センチクラスの商品にもちょうどいいサイズ感ではありますが、持ち手の太さが特殊なのでそのまま持たせるのは難しそう。

独特な雰囲気のある松澤ゆうさんなら武器を両方持ってむちゃくちゃしそうだなと思ったりもします。
両手に巨大武器を持たせるとどっちも重いのでバランスが取れてしっかり自立しやすくなるのがおもしろい。
MGのゲルググキャノンでカウンターウェイトという概念を知ったのですがまさにそれですね。

両手に持たせると最終決戦感がでていいですね!

ついでに両方ともガトリングシールドバージョンです。
こんな感じで右手用にも左手用にも組み替えができるのがありがたいです。

クソデカソードの二刀流も可能です。
能力発動中ならこんなこともできちゃうでしょう。(妄想)

まとめ

通常弾のリリースペースが遅くなっちゃっていろいろ心配なアクアシューターズですが、「出すと決まれば徹底的にこだわる」みたいな意気込みが伝わってきて本当にありがたい。
スカートのチェック柄とかものすごくコストが掛かってそうなのにこういう仕様にしてくれてるのもありがたい。

現段階では12弾のお話など出ていませんが、まだまだ続いてくれると嬉しいな。

こねこ星人