【お詫び】
動画や文章の「バトロイド」という表記ですが、ケーニッヒモンスターの場合は「デストロイド」という呼称が正解です。
修正が難しいのですみませんが脳内で読み替えてくださいm(_ _)m
全4回、最後の記事となる今回はケーニッヒモンスターとガールの組み合わせ遊びについて書いてゆきます。
面白いキットで満足度も高いのですが、組み立てた後で遊びやすいかというと正直うーんって感じで、この感じはVFGシリーズに共通ながらもケーニッヒモンスターでは特に大きいかも?
でも、悪いキットじゃないんです。
ニーズが合えば最高に楽しいキットなので、この記事を最後にご自身のニーズに合うかご判断ください。
商品に関して紹介済みの部分は省略し、過去記事をお読みくださっている前提でお話を進めますね!(まだの方はお急ぎでなければ過去記事から読んでね!)
チャンネル登録してもらえると嬉しいです!
シャトルにはガールを組み合わせて遊ぶようなギミックはないので、一緒に立たせたり無理やり乗せたりという程度になりそう。
シャトルの上部がいい感じに平なのでけっこう自由に乗せることができますが、無理やり乗せてるだけなので固定などはできません。
乗せてるだけなんですけど見栄えが良くてけっこうおもしろい。
固定ができないのでこのまま飾ることはできないですが、接着して飾る人がでてきてもおかしくないくらいのビジュアルの良さです。
VFGシリーズの最大の魅力はガウォークにライドするガールだと思うのですが、ケーニッヒモンスターでもしっかりとそれが再現されています。
ライドマシンとして絶妙なサイズでバランス感もいいですね!
この状態でいろいろポーズをとりたかったのですがもう無理でした…
というのも、私のケーニッヒモンスターはすでにボロボロで立っているのが精一杯というレベルなんです。
変形を3周させたくらいなのですが、両腕や股関節が緩くなってしまってて、ちょっとバランスが変わると踏ん張ってくれなくて崩れ落ちるようになりました。(足元がコルクやゴム床とかならキープできると思う)
そういう意味でもやはりガシガシ遊ぶには向かない商品です。
ケーニッヒモンスター+ガールを見るとFF6の魔導アーマーを彷彿するようなバランス感とデザインだなと思ったりしました。
シート部分にガールを固定する仕組みはなく、ハンドルを握らせて足は専用のフットステップを踏ませて乗るようになっています。
ガールのお尻もシートもプラ製なのでツルツル滑りやすくなっており、踏ん張り欲が欲しい時はひっつき虫の上に座らせるのがいいかも。
ガウォークに乗ってるだけでも可愛いのでこれだけでもかなり満足度が高いです。
シャトルの時もそうなのですが、規定外の乗せ方をさせても最高に可愛いです。
ほんとよくぞ立体化してくれましたね…
ガシガシ遊べる仕様なら最高だったんですが、変形ギミックや強度まで考えた落とし所がここなんだと思います。
VFGのバトロイド形態は「ガールがバルキリーの装甲をつけてバトロイドっぽくなる」というパターンが多かったのですが、今回はケーニッヒモンスターが単体でバトロイド(デストロイド)になるのが面白いです。
このおかげで、ケーニッヒモンスターの変形ギミックが楽しいものになって、単体のメカとしての商品の価値が爆上がりしたんだと思います。
これに加えていつものVFGみたいに「ケーニッヒモンスターを分解してガールの装甲にする」みたいなモードがあってもよかったのにと思いかけたのですが、ガールの関節が装甲の重量にまけるから実現しなかったんだろうなと察しました。
シートが変形してガールの着座位置が変わるのでデストロイドでも違和感なく座れる仕様になっています。
ただ、素人さんがみるとガウォークとの違いが理解されず「同じじゃん?」って言われるかも。
ちょっと下から見るとガールがほとんど見えなくなるくらいのバランスです。
脚がよく動くのでバランスを取ればちょっとだけポーズを変えることもできます。
重いので転倒注意です。
昭和の時代のロボットっぽく飛行させるのもいいかも?
巨大ロボなのでシートじゃないところに座らせるのが映えますね。
この状態で飾りたい…
繰り返しになりますが、ガシガシ遊ぶには向かないキットですが立たせるだけでも楽しいキットなんですよね。
重いぶんひっくり返っちゃうと致命傷を得ちゃうと思うので、中途半端なスタンドで飾るのも危ないです。
精神衛生も含めると、箱に収めて時々出して愛でるくらいが一番いい付き合い方かなと思いました。
まず理解すべきことは、純粋なケーニッヒモンスターのキットではなくVFGアレンジが施されたものなので、設定準拠のキットではないという点です。
ガウォークとデストロイドにガール用のシートがついていて、そのシートの関係でケーニッヒモンスターのフォルムが変わるのですが、それでもほぼ完全変形で差し替えは頭部のみという凄いキットでした。
ケーニッヒモンスターに対する愛着度で評価が大きく変わりそうなキットで、私のように「そもそも変形ロボが好きでケーニッヒモンスターが変形プラモになるならどんな状態でもいいから触りたい!」という勢いの人なら「悪い想像をして覚悟はしてたけど、悪い想像よりはだいぶよかった!」という感じで満足度も高いと思います。
一方で、忠実な原作再現や美少女プラモと組み合わせてガシガシ遊べるというのを期待している人にとっては残念と感じる点が多いかもしれません。
組み立てが難しい部分や嵌合の調整などしっかりした方が良い部分も多々あるので、上級者向けキットかとも思います。
いずれにしてもガシガシ遊ぶには向いていない大きさと重量で、3周くらい変形させるといろんなところがへたって触るのに躊躇し始める感じでした。
組んでいる時が一番楽しいキットかなと思うので、ケーニッヒモンスターが好きな人が組み立てるのを楽しむというスタンスで挑めばかなり満足度が高いのではないでしょうか?
万人にはおすすめできないキットですが、私個人としては「このクオリティで出してくれてありがとう!」と大声で叫べるキットでした。
死ぬまでに体験したいこと「ケーニッヒモンスターを変形させてみる」がクリアできたのはアオシマのおかげです。