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BUSTER DOLL ガンナーは素体モード・コスモード・ライトアーマー・フルアーマーの4つの形態を楽しむことができます。
素体モードは前回ご紹介したので、今回はそれ以外の3つのモードをご紹介します。
なお、これは公式が提案している組み合わせ例とも言えるもので、これ以外にもこのセットだけでも自由にカスタマイズできる幅がありますし、MSGシリーズなど3ミリ規格のアイテムと組み合わせればオリジナリティ溢れる組み合わせで楽しむことができます。
この自由さがメガミデバイスシリーズの魅力のひとつなので、ここでご紹介している以上の楽しみ方や可能性がある商品だとご理解ください。
素体モードが服を着ただけみたいなのがコスモードです。
盛大にお腹を出しているセーラー服という感じですね。
セーラー服の襟やスカートの裾にライン状のモールドがあって、なんかこのラインは白にしたくなる刷り込みがありますよね。
ここを白く塗ってあげるといいアクセントになりそうですが、パッケージの作例ではここは青いままなのでこの子に関しては青が正解っぽいです。
なので、もちろん白いラインを補うためのシールなども付いていません。
足元がローファーに変わっているのもポイント。
なお、素体モードでご紹介した簡易スタンドはローファーには使えませんでした。
健康的でちょうどいい太さなのですが、そのせいか旧素体と比べると子供っぽく見えちゃいます。
身長差はほとんど変わらないので太さが与える印象でしょうね。
上下ともに短めの衣装にすることで、素体の持つ可動域をなるべく活かそうとしているのがすごい。
スカートが干渉して脚の可動範囲が悲惨なことになるのかなと思っていましたが、スカートの自然に広がったフォルムが股関節周りの内径を確保しているのと、股関節の引き出し機構のおかげで可動範囲は小さくなりますが想像以上によく動くことにびっくり。
素体モードからコスモードにするためには胴体を分解してセーラー服の胴体で組み直す必要があります。
換装としてはめんどくさい部類なのですが、メガミデバイスって素体モードにする頻度ってそんなに多くないんですよね。
素体が共通なので個性が出にくく、個性が出るのがコスモード以降なのでたぶん一度組み立てたら素体モードに戻す人は少ないんじゃないかなと想像します。
なので、コトブキヤ的にもコスモード以降がこの商品の個性の部分で、素体モードはあくまで共通フレームくらいの認識なんだと思います。
肩周りもスッキリしていて可動範囲をほぼそのまま活かしてくれています。
ただ、セーラー服の後ろ襟部分に肩甲骨パーツが引っかかりがちなのでちょっと気を遣いながら動かした方がいいかも。
素体モードよりも少し干渉する箇所が増えますが、可動範囲については全く不満がないレベルです。
ツインテール部分は可動軸を挟み込む形になるのですが、パーツのハメ合わせ部分が髪の毛の束の分かれ目のように見えて素晴らしい隠し方でした。
私の組み立てたものはゲート後をニッパーで切ったままなのですが、ゲート跡をしっかり処理してあげれば、素組でもかなり見栄えのいいものになると思います。
制服繋がりで創彩少女庭園のまどかちゃんと並べてみました。
創彩少女庭園は少し身長が高めのシリーズなのでそれに比例した身長差が出てしまいますが、並べて不自然な感じはないですね。
ガンナーちゃんはお腹を出しすぎててちょっと心配ですけど…
よく動いてくれていい感じの太さもあるので踏ん張るような力強いポーズもよく似合うんです。
あとはギャラリーで何枚か。
ほんと、かなり期待してたけどその高い期待すら大きく超えてくれた素晴らしいキットですね。
ここまででも大満足なんですが、まだまだ武装があるので一緒に見てゆきましょう。
コスモードに装甲を装備させるためのハードポイントを設置して、そこにアーマーの基部を装備した形態。
よく見ると大半の部分はコスモードのままなのですが、足が大きくなって武器を持つと印象が大きく変わりますね。
頭に垂れ耳ヘアバンドがつくのが可愛いです。
ライトアーマーの名の通り身軽な印象がある戦闘モードです。
銃にも装甲にも3ミリピンや穴がたくさん開いているので拡張性もめちゃくちゃ高いモードです。
垂れ耳ヘッドバンドの付いている頭部は頭の後ろ半分全体を構成しているので、素体モードの頭から顔の前半分を移植して使います。
個体差かもですが、前髪の差し込みが甘めで遊んでいるとかなり落ちやすいです。
前髪パーツの接続ピンをマステなどでちょっと太らせると安定しました。
太ももや脛の部分を分割して、3ミリ穴や3ミリピンのついた円盤パーツを挟み込んで、それに装甲を追加するようになっています。
これ系プラモデルだとすっかりお馴染みの方法ですね。
挟み込む円盤パーツにはいろんなバリエーションがあるのでカスタマイズの幅がたっぷりあります。
武装する時はローファーからメカニカルな靴に履き替えて、メカニカルな靴の底と上部分にアーマーをつけます。
パーツがかっちり合う換装がとても気持ちいい!
でも、個人的にはライトアーマーの時は黒い靴のままでいいかなという気がしました。
白い装甲はフルアーマーの時まで取っておきたい…とか考えながら自分好みにカスタマイズできるのもこの商品のいいところですね。
ちなみに、だんだん自立が難しくなってくるのですがキットに付属している3ミリ用アタッチメント(余剰パーツ扱い)を踵に付ければいい感じにサポートしてもらえて自立しやすくなります。
とはいえなのですが、ちょっと足首の回転軸が緩めなのでそこが負けて倒れちゃうことが多いです。
両足とも緩めなので個体差ではなさそう。
バランスを取れば片足立ちもできますが、安定感を求めるなら付属のスタンドを使うのが良いです。
二丁ついている銃はバレルの下にスコープのようなものをつけることができます。
あちこちに出ている穴やピンはだいたい全部3ミリなので、このスコープ部分を組み替えていろいろアレンジすることもできます。
二丁拳銃みたいなのはロマンがありますよね!
どうやってもカッコよく決まる!
銃のストックの部分はアームガードに噛ませて固定することもできます。
3ミリ軸バリバリなので銃はいろんなところにマウントさせることができます。
超優秀な可動範囲のおかげで両手握りみたいなのも余裕です。
触っててめちゃくちゃ楽しいねこれ!
あとはギャラリーで可動範囲と躍動感を感じてください。
ニッパーで切ってパチ組みするだけでこのクオリティで適度な頑丈さを持つ可動フィギュアになるんだから本当にすごいです。
最後はフルアーマーです。
ライトアーマーを軸にさらに装甲を追加した姿です。
口元を隠すマスクのようなアーマーが特徴的です。
3ミリ穴もあちこちに増えてこれを軸に別売りの武器やアーマーなどをじゃんじゃん増設するのも面白そう。
おなか丸出しなのは気になりますけど(笑)
ライトアーマーの装甲にもう一段階装甲を被せるのがとても気持ちよくて、このお手軽に増設できる感じがめちゃくちゃ楽しいです。
こういう重ね着でどんどん強くなっていくみたいなアイテムがめちゃくちゃ好きなので、この仕様もかなりのお気に入りポイントかも。
メガミデバイスのロゴが入ったマスクは、口をすっぽり隠すと目力が印象的なビジュアルになります。
素体の首の可動範囲が広いので首を引き出せば口が見えるくらいにもなるので、顔をどれくらいマスクに埋めるかで雰囲気調整ができるのも面白いですね。
素体についている首の長さを変えるパーツを使ってもいいかも。
ゴテゴテして靴足も厚くなっていますが調整すれば立膝もなんとか可能な感じです。
膝周りに付いている青っぽいマウントパーツはパッケージ写真だと左右非対称になっているのですが、バックパックにつけているものを装備させると左右対称に仕上げることもできます。
こういう自由度の高さがうれしい。
フルアーマーでも銃の後ろ側をアームガードにロックさせることができます。
銃の構造も自由度が高いので好きなようにくっつけて遊ぶことができますね。
太もも横のアーマーは接続リングを回すことでお尻側に持ってくることもできます。
武器をマウントさせてこういうふうに邪魔にならない位置に持ってくることも可能です。
太ももリングをぐるっと回して、銃を手に持つような描写も可能ですね。
バックパックのバーは2軸で可動するので水平にすれば飛行ユニットのような解釈で遊ぶこともできます。
青いフレームに引っ掛けて3ミリピンを増設する拡張パーツも付いています。
これもまた遊びやすそうないいアイテム!
あとはギャラリーでまとめて。
2024年の最初の月にいきなり歴史に名を残しそうな傑作キットが出ちゃいましたね。
ほんと最高だ…
無駄を極力省いたようなキットでしたが、可動範囲、頑丈さ、組み立てやすさがどれも感動的でした。
単体でのプレイバリューはもちろん、他の3ミリ規格の商品を組み合わせて遊ぶこともできるので、この子を軸にいろんなオリジナル作品が生まれていきそうですね。
国内外に美少女プラモブランドが乱立し始めていて、安さを売りにしているメーカー、ニッチさを売りにしているメーカー、えっちさを売りにしているメーカーなどいろいろありますが、コトブキヤは「圧倒的なクオリティとプレイバリューでその先頭を圧倒的なレベルで突っ走る」みたいな感じですかね?
この記事の中で何度「すごい!」「最高!」を繰り返したかわからないくらいすごくて最高なキットでした。
この子が安定供給されるようになると改造素体としてもものすごく需要が伸びそうです。
高いと感じる方もおられるかもしれませんが、クオリティから考えるとかなり頑張ってるお値段だと思うので、値段だけで躊躇している人は思い切って買って!
そして一緒に感動して欲しい!
[レビュー]BUSTER DOLL ガンナー(コトブキヤ メガミデバイス)その1 概要編
[レビュー]BUSTER DOLL ガンナー(コトブキヤ メガミデバイス)その2 素体編
[レビュー]BUSTER DOLL ガンナー(コトブキヤ メガミデバイス)その3 武装編