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[レビュー]ガシャポン戦士NEXT10

2012/11/16 - ホビー, レビューバンダイ , ガンダム , 旧ブログ移行記事 , おすすめ度★★★☆☆ , ガシャポン戦士 , ガシャポン戦士NEXT

この記事は過去に使用していた別のブログサービスから移行してきた物です。
内容が古く写真等も小さいですが昔のものの記録としてお楽しみください。

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今月発売されたガシャポン戦士NEXT10をご紹介します。
今回は「F91祭り」とも言えるF91が3種類というフルコンプリーターにとっては恐ろしいラインナップです。
過去弾からの流用などはないものの、少ない金型でラインナップを稼ぎたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。

恐ろしいことに今回は50個あたりのアソートの割合にかなりばらつきが出ていて、カプセルの色とアソート率は以下の通りです。

青カプセル 8個 ガンダムF91
黄カプセル 4個 ガンダムF91(フェイスオープンVer)
黒カプセル 6個 デナン・ゲー(ショットランサー装備Ver)
白カプセル 6個 デナン・ゲー(ブラックバンガード仕様Ver)
赤カプセル 4個 ガンダムF91(ツィン・ヴェスバー装着型)
緑カプセル 11個 ガンダムAGE-FX
紫カプセル 11個 ガンダムRXF91改

バリエーション違いを考えなければ 50個中F91が16個、デナン・ゲーが12個、AGE-FXが11個、RXF91改が11個とF91が出やすいかなという割合になっています。
ただ、バリエーション違いをフルコンプしようとすると50分の4の確率のものがふたつもあって、ガチャを回し続けてのフルコンプはたいへん困難かと思います・・・

思うところは多々ありますが、それぞれの機体を詳しく見ていきましょう!

■ガンダムF91

まずは、F91のノーマルバージョンです。
後述のフェイスオープンVerとの違いはマスクパーツのみです。
なので詳細はフェイスオープンVerのほうで。

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■ガンダムF91(フェイスオープンVer)

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顔の比較ですがもはや誤差レベル・・・
言われなきゃわからないような小さな部分なのでフェイス違いを無理して入手する必要はないかも。

ノーマルとフェイスパーツが違うだけのバージョンです。
フェイスオープンの部分は目を凝らさないと分からないレベルなのでカプセルから取り出すときは「NEXTベースがついていればフェイスオープン」というくらいの認識になるかも・・・(なんと、ノーマルにはNEXTベースがついていません)
フェイスパーツだけを二種類つけてフェイスオープンとノーマルを好みで差し替え可能にして、ひとつの商品としてリリースしていればファンを感動させることができたかもですがコストの問題ですかね…
こちら、アソート率50分の4となる希少品になっています。

ビームシールドがクリアでなく塗装なので雰囲気が出ない点と、肩の放熱フィンが大きく厚くボテボテしてる点など、ちょっとしっくり来ない面も多いです。
アンテナなどがシャープというよりも細くてふにゃふにゃした感じなのでカプセル内で曲がっちゃうことが多そうです。

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特徴的なバックパックも再現されていてヴェスバーは可動ギミックが用意されています。

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フェイスオープンVerにはNEXTベースがついています。

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設定にはありませんが少し組み方を変えればヴェスバーキャノン(?)のような風貌になります。

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ヴェスバーは特殊な接続パーツでバックパックに接続されていて、ヴェスバー本体に穴が二箇所あるので穴の位置を差し替えて接続パーツを動かすことによって正面にヴェスバーを構えることが出来ます。
しかし、これだけだと胴体の横にちょこっとついただけに見えてあまり見栄えが良くありません。
そこで、接続パーツの向きを変えてヴェスバーを接続すると思いっきり前に突き出すことが出来ます。
自分はこっちの方が好きですね。

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塗りクオリティは今回も大暴れで塗り足らずやはみ出しが多すぎる。
ビームシールドの裏には塗料汚れがべったりでした・・・

■ガンダムF91(ツィン・ヴェスバー装着型)

フェイスオープンVerと同様に今回確率的にレア扱い(4/50の確率)となるツィン・ヴェスバー装着型です。

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バックパック以外は他のF91と同様ですが、バックパックのボリュームがすごいのでこれはありがたみの大きなレア商品です。

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4本のヴェスバーを動かせるのでいろいろな表現が出来てごちょごちょ動かすのがすごく楽しいです。
機敏なイメージのF91にゴテゴテしたバックパックがつくというギャップがなんかすごくワクワクする。
「これは、皆様も是非手に入れてください!」と言いたいところですが、アソート率を考えるとおすすめはできない…

■デナン・ゲー(ショットランサー装備Ver)

ラインナップを聞いた時はあまり心が踊らなかったデナン・ゲーですが、手に取って見ると異常にクオリティが高くてびっくり!

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造形とプロポーションが完璧で、色合いもすばらしい!
頭のラビットアンテナは別パーツになっています。

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足の側面にもしっかりとモールドが入っています。
あまり記憶に残っている機体ではないのですが、こんなにかっこいい機体だったのか…

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ビームシールドは表面だけベタ塗りの彩色で裏面は成形色のままです・・・
ここはクリアパーツにしてほしかった・・・
クリア素材って製造時に選択を躊躇するほどお高いのかしら?

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顔もハンサムすぎで左腕のビーム砲の造形もバッチリです。
目立たないのですが胴体は濃淡二色のグレーで色分けされています。

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どの確度から見てもカッコいいからポーズをつけて眺めるのループが終わらない・・・

■デナン・ゲー(ブラックバンガード仕様Ver)

カラバリ&武装違いのブラックバンガード用デナン・ゲーです。
黒いボディが特徴なのですが、私の手元の物は表面の質感にムラがあってやや難ありに感じます。
写真では分かりませんが黒い成形色の表面がマット加工されているようなのですが、その加工にムラがあってマットでないテカテカの成形色がむき出しになっている部分があります。
この部分はまるで黒いゴミ袋のような光沢でちょっとかっこ悪い・・・

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武器には持ち手がふたつついているのですが、両手持ちできるほどは動かないので水平方向の持ち手の使い道が分からなかったです。
デナン・ゲー自体はかなり出来が良いので仕上がりがきれいな物を引き当てれば満足度は高いと思います。

■ガンダムAGE-FX

全話放送が終わったガンダムAGEの主人公が最後に乗る機体です。
Cファンネルとかが特徴的だった機体ですが、この商品だとCファンネルは気の抜けた緑でベタ塗りされているだけで雰囲気はイマイチ・・・

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小柄でコンパクトな仕上がりになっています。
NEXTベース(スタンド)がついています。

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後頭部の反り返ったアンテナは別パーツです。
背中のバックパック(コアファイター?)は造形が薄っぺらくてかなりふにゃふにゃした印象が・・・

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塗装状態は少し悪くてはみ出し、塗り足らずがものすごく目立ちます。
例えば、目の上のひさしがだいぶ出っ張っているのに成形色の白のままで塗られていなかったり、口も横が塗られていなかったりとちょっとがっかりな省略も目立ちます。
おなか周りの塗装もなんかぐちゃぐちゃ・・・

このところ本当に塗装の個体差が激しい感じで、ガチャで目的の機体を引き当てた上で塗装ガチャの当たり外れを気にしなければならないシリーズになっちゃった…

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武器が大きいので構えると様になります。

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肩のCファンネルの裏側の塗装もめっちゃくちゃ適当だ…
本来塗らない予定のところに塗装がはみ出しちゃったのか、塗るべきとろこだったけど塗装が足りなかったのか、今までにない雑な塗装です。
両肩ともにこんな感じでしたが左が特に酷い・・・

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造形は悪くないのに、塗装品質がとても残念・・・AGE2ノーマルのときからAGEシリーズの塗装品質は鬼門かも。

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AGE-FXと並べるとなんか極端にボリュームが違うように見えます。
AGE-FXにもうちょっと力を入れて欲しかった・・・

■ガンダムRXF91改

今回はラインナップにフォーミュラシリーズにこだわったのか、シークレット枠はガンダムRXF91改でした。
昔のプラモデルであったなぁという程度の認識しかなかったので手にするのが待ち遠しいという感じではなかったのですが、実際に手に取ってみるとシックなカラーリングと大型ヴェスバーのボリューム感で「おお!なんかすげぇ!!」ってなっちゃう良い機体でした。

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RXF91改はヴェスバー接続用のパーツにまでしっかりとモールドが入っていてかなり見栄えが良いです。
シールドの十字マークが未彩色であることに寂しさを感じますが小さな部分だし流石に求めすぎですね。
ビームライフルは黒の成形色にグレーを単色でベタ塗りしており、今回も「最初からグレーで成形すればよかったのでは?」って思っちゃいます。

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大型ヴェスバーが映えるのでいろいろなポーズがバッチリ決まります。
左肩の形式番号は鮮明なタンポ印刷です。
担当者さんはRXF91改に特別な思い入れを持っているのかって思っちゃうほど力はいってる!

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右腕には固定武装のビームガンがついています。

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アソート率も悪くないのでぜひ手に取ってもらいたい機体ですが、塗装の当たり外れによってはムラやはみ出しや塗料の飛び散りが激しかったです。

塗装品質はシリーズを重ねるごとに悪くなっているように感じるのでぜひ改善してもらいたいです。

商品造形やコンセプトは相変らずすばらしいのですが、塗装クオリティがどんどん下がっている点やアソートが劣悪になってしまった点などを見るとこの先の展開に不安を感じます。
この弾で初めてガシャポン戦士NEXTを手にする人は「おお!すげぇ!」って感動すると思いますが、古くからのファンは品質低下を感じてしまって寂しい気持ちになってしまうかも。

たった200円という低価格商品なので求めすぎてはいけないとは思うのですが、コストの関係で品質維持が難しいのであれば300円に値上げして安定したシリーズとして続けてくれても良いのになと思ってしまいます。

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