[レビュー]AQUA SHOOTERS!10(アクアシューターズ10)
2022/11/17 - ホビー, レビュー( バンダイ , おすすめ度★★★★★ , アクアシューターズ )
この記事には商品の共通説明ページがあります
概要
発売 2022年11月第2週
価格 500円
種類 全5種
対象年齢 15歳以上
バンダイのオリジナルシリーズアクアシューターズも本弾で第10弾となりました。
前弾の発売から半年をあけての円安&海外人件費の高騰&物価高の真っ只中でリリースされた本弾ですが、心配を他所に「こんな仕様で赤字になってない?」みたいなハイクオリティな商品になってくれていました。
これ、今まで手を出していなかったご新規さんにもお勧めできる良弾だと思いますのでざっと紹介してゆきます。
腕や手首が入りにくかった?
今回は難点としてどの子も腕や手首がとてもはめ込みにくかったです。
セーラー服の襟があるので穴の位置が確認しづらかったのですが、まっすぐ穴が空いていないのかちょっとねじれながら入っていく印象です。
奥まで刺そうとしてもとても硬くて、ネジネジしていると十分に固いアクアシューターズの接続軸でも破損しそうな抵抗感でした。
胴体パーツを温めるとか穴をあけ直して調整するとかひと手間かければ解決しそうな部分でしたが、過去弾のように「奥まで刺さないと腕を回すと抜けやすい」という状況でもなく、可動にも支障がなかったので自分は手を加えずに自然に力を加えて入るところまでで妥協しました。
もしかしたら奥まで入ってないように見えるだけでここが奥なのかもしれません。
手首もかなり硬くて差し込みにくくて差し込んだまま手首を回そうとしても硬すぎて肘の方が外れることもありました。
今回は袖口が塗装されている分、内側に塗料の厚みができてしまっているのかなと想像しました。
これは少し手首の穴を広げてあげる方がストレスなく遊べそうです。
腰が抜けやすいのは相変わらずでしたが多分これはもう仕方ないでしょうね。
腕周りの差し込みの硬さもあって、三人を組み立てた後の指先の痛さはシリーズ最高レベルだったかも(?)
といっても、これらはサイズやお値段から考えれば取るに足らないレベルと行っても良いほどの不都合で、その他は目立った不都合はなくかなり頑張ってくれている印象でした。
本弾で初めてアクアシューターズを触る方でも遊びやすく十分に魅力も伝わるラインナップなのでぜひフルコンプして欲しいところです。
田川みわ
田川みわちゃんは赤い瞳と薄いブルーの髪のコントラストが素敵で小さなお団子が二つついています。
グレーのセーラーに黒っぽいタイツとアーミーブーツでミリタリー感が強いデザインになっています。
セット内容はこんな感じです。
500円でこれはやりすぎ!(いい意味で)
過剰とも思えるパーツ数ですがパッケージイラストの白い笑い仮面がバッチリ付属していました!
この子の足首のボールジョイントはすねパーツと一体化されているので、このいつものボールジョイントは余ります。
他の子の予備として保管しておきたい。
商品イラストにある仮面が商品写真には映っていなくて、ただのイメージかなと思っていたのですがバッチリ付属していてびっくり!
仮面の装備方法は、わざわざ別で用意されている前髪が少し浮いたほうの前髪パーツで仮面を挟んで押さえ込む方式です。
仮面だけでもコストが厳しそうなのにもっとコストがかかりそうな前髪パーツまで二つついていてびっくり!
自分が想像してたのは、この仮面は顔パーツの別バージョンでハーフアソートとかレアアソートとかオプションパーツとかかな、もしかしたらプレバン!?などと思っていたのでほんと嬉しい誤算でした。
仮面は強度と薄さのバランスが良いので変な厚みが出ることもなくいい仕上がりです。
左側の写真が仮面を装備するための前髪がちょっと浮いてる前髪パーツ、右側が標準の前髪パーツです。
細かいことを気にしなければ前髪が浮いた方をつけ続けていても気にならないです。
個人的には、アクアシューターズのシリーズは前髪ぺったんこの子が多いと感じるので、どの子もこれくらい浮いてても良いかもと思ったりもします。
書いてるうちに気づきましたが、謎の既視感の正体はこの子ですね…
狂気あふれる仮面の下がこういう表情だと思うといろんな想像が膨らみますね!
戦いを終えてみたいな感じで。
今回はこの田川みわちゃんがシリーズ史上唯一無二レベルの大当たりですね!
ガチャのアソート的には5種均等っぽいので、出るまで回したいイチオシの子です!
渡辺としこ
特に個人用オプションなどのないこの弾の中では仕様がとても地味に感じる子ですが、お顔はこの子が一番好みかも?
グレーのセーラーに茶色いほわほわショートヘアーがよく似合っています。
このこはとても標準的なアクアシューターズフォーマットなので、別記事の「アクアシューターズとは」で紹介に使っていますのでそちらもご参考にどうぞ。
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小出みやこ
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ほわほわロングヘアーが特徴的な小出みやこちゃんは第07弾の黒沼かなこちゃんに次ぐメガネっこです。
メガネは第07弾の黒沼かなこちゃんと同じく、髪の毛パーツの目の近くの切れ込みにメガネを差して装備するようになっています。
なので、このメガネは誰でも装備できるというものではありません。
メガネはこんな感じのランナーから切り出して使います。
刃が厚かったり切れ味が悪いニッパーだとクリアパーツ割れを起こしそうな雰囲気で、レンズが割れちゃうと悲しいことになりそう。(それはそれで使えるのか??)
定期的に伝えていますが、アクアシューターズを組み立てる時もケロロニッパークラスのものがあったほうがいいでしょうね。
メガネのレンズは厚めなので保護ゴーグルのようにも見えます。
有能っぽくクールに仕事をこなしてくれそうです。
ちなみになのですが、今回はボディーパーツは共通っぽく見えました。
同じデザインの制服でもバストサイズの違いを表現してくれている弾のもあるのですが今回はみんな同じサイズですね。(たぶん)
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三人の武器を並べておきましょう。
左から田川みわ、渡辺としこ、小出みやこの付属武器です。
たまたまかもしれませんが、付属品が一番多い田川みわちゃんの武器が一番小さくて、付属品が一番少ない渡辺としこちゃんの武器が一番大きいですね。
オプションセットA/オプションセットB
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オプションセット、いわゆる武器セットはおなじみのパターンで色違い二種がラインナップです。
Aの方が黒っぽいもの、Bの方がスモーククリアっぽいものです。
ここでは、形状がわかりやすいという理由でオプションセットAの黒いほうをご紹介します。
内容はこんな感じで、他に比べてスカスカ感がありフィギュアにかかるコストをここで価格調整している感じがひしひしと伝わってきますが、今回のものはアクアシューターズのフィギュアをたくさん持っている人にとっては人数分欲しいと感じるものかなと思います。
写真中央からちょっと右上にあるブルーグレーの小さなパーツはボディベルトを装備した状態でスタンドを接続するためのジョイントです。
ボディーベルトの背中のピンや厚みの関係で付属の標準ジョイントがつけられなくなるのでその救済です。
電卓のようなパーツはたぶんポーチで、5ミリくらいのサイズなので細かなディテールがしっかりと再現されています。
武器は全部で5丁、小さいものから長いものまで入っています。
どれも形状にこだわられていて、適当にデザインしたんじゃないというのが伝わってきます。
水タンクは3つつきランナーが2つ入っていたのでひと瓶余ります。
ボディベルトには骨盤周りに4つ、背中左寄りに1つピンが出ており、付属のパーツを自由につけて遊べるようになっています。
付属のパーツは全部で8つついており、写真下段の4つは全て同じ形状で一つだけ横に向けて撮影しています。
写真には映っていませんが、どのパーツも裏側にはボディベルトに接続する用の穴が空いています。(この接続穴は3ミリではありません)
付属のパーツには武器の持ち手と同じサイズの穴(こちらも3ミリではない)が空いているものが多く武器などを自由に嵌めることができます。
第02弾のオプションセットに近い雰囲気で人数分欲しくなっちゃうやつではありますが、この細いピンは第02弾とサイズが違うので小物の互換性はなしでした。
第02弾の軸は細すぎたんですよね…
オプションパーツは完全に色違いなので必死に両方集める必要はなさそうですが、使いやすいのは黒っぽいA、アクアシューターズの世界観に合っているものはスモーククリアっぽいBかなと思います。
自分は黒い方がディテールがはっきりしていて好みでした。
アクアシューターズの武器セットは価格調整のためのハズレ枠というイメージがあるかもしれませんが、今回は「初心に帰った武器セット」ということで、どの子でも使いやすいとても汎用的なものになっています。
ここからはこのオプションセットを装備させてみます。
渡辺としこちゃんにスモーククリアの方を装備させました。
ボディベルトを装備させるためには首と腕をいったん抜かなければなりません。
付属のパーツはどれもリーチが短いので、武器を装備させると体にゴワゴワとくっついているような印象になります。
欲を言えば、もう少し長めのアーム状のパーツなどがついていたらもっと遊べたのになと思う一方で、この接続軸のままだと長めのアームだとぽろっと取れてしまいそうなのでギリギリの落とし所だったのかもしれません。
体のあちこちに自然な形で武器用の穴が増えるという感じのオプションなので、工夫次第でいろんな遊びができそうです。
仮面をつけた田川みわちゃんに装備させると狂った感じになるのがすごくいいです。
背中にスタンドをつけたい場合は、オプションセット付属の専用ジョイントを使うことになります。
ブラックでもスモーククリアでもいいので、最低元どちらか片方は手に入れてフィギュアと一緒に遊んでもらいたい良い武器セットです。
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まとめ
最近の円安等でなんとなく心配していたアクアシューターズですが、節目となる第10弾でシリーズ最高クラスのものを届けてくれました。
今までのファンはもちろん、本弾でアクアシューターズに初めて触れる人も虜になること間違いなしの良い商品です。
最初は組み立てに苦労するかもしれませんが、それも含めて愛着が湧く商品ですので気になってる人は見つけたらぜひ手にしてみてください。
組み立て式とはいえ、これが500円のフィギュアということが信じられないと感動すると思いますよ!