[レビュー]モビルスーツアンサンブル EX14B ミーティア(MOBILE SUIT ENSEMBLE)
2022/9/7 - ホビー, レビュー( バンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★★ , モビルスーツアンサンブル )
[ご注意]
モビルスーツアンサンブルEXシリーズはプレミアムバンダイの受注販売限定品です。
本記事ではAmazonの商品リンクなどを貼り付けていますが、これらの商品は定価を大幅に超えて出品されている場合があります。
インターネットでご購入される場合はお値段を十分ご確認の上で購入を検討ください。
モビルスーツアンサンブルEX14B ミーティアの今の価格を見る
概要
発売日 2019年12月発送品(2021年6月に再販あり)
販売価格 4,950円
製品素材 PVC・ABS・MABS
サイズ 全長約200mm(ドッキング再現時)
対象年齢 15歳以上
私、巨大オプションユニットみたいなのが大好物でして、発売当初からこのミーティアもとても気になっていました。
しかし、当時の金銭感覚だと「面白そうだけど、これに5000円は出せないな…」というもので、再販時にも同じ感覚で見送ってたのですが、EXシリーズの金銭感覚に飼い慣らされた今となっては「5000円ならめちゃくちゃ欲しい!」に変わってしまっていました…
受注生産品なので今さら欲しくてももう遅いよと思っていたのですが、幸運にも知人に譲っていただき手にすることができました。
これ、不安な点は少しあるもののとてもいい受注生産だったのでまた再販があればもう一台欲しいなと思いました!
もしもまた再販があった時に迷っている人の背中を押すために、ミーティアの魅力を紹介させていただきます。
くるくる動画
パッケージなど
プレバン品ながらもパッケージはいつも通りそのまま店頭に並べることができそうなレベルのものでした。
これ、受注販売だからお高いものになっていますけど、3000円くらいで店頭販売していれば結構飛ぶように売れたのでは?
自分だったら迷わず買って、家に帰って触ってこのミーティアの有能さに気づいて慌ててもう1〜2台追加で買いに行ってたと思う。
ミーティアでこんだけ楽しいんだから、デンドロビウムなんてどれくらい楽しいものになるんだろう…
お値段通り、ミーティアの3倍くらい楽しめたらいいなぁ…
パーツ構成はこんな感じで完全にプラモデルです。
パーツ番号などは振られていないので組み立て説明図を見て形状から判断しなければならず、ぱっと見どのパーツのことを指しているかわからない部分がちらほらありました。
あと、組み立ての順番が重要になる箇所がいくつかあるのですがそこの指示もガンプラに比べると分かりにくくて、組み立てた後で分解という工程がちらほら発生しました。
組み立て時間の半分くらいは解読と分解でしたが、その辺を理解していれば15分くらいで組み立てできそうなものでした。
複数買いした人ならガンガン量産できるレベルの難易度ですね!
主砲(120cm高エネルギー収束火線砲)の組み立てには挟み込みなど組み立て順序が重要な箇所があるのですが、パーツ形状の関係で分解時に破損しちゃいそうな箇所があるのでここはしっかり注意が必要です。
ミーティア
主砲の存在感が圧巻で全長20センチくらいあります。
ミーティア本体は薄くまとまっているので、デフォルメながらもかなりスタイリッシュな印象です。
エンジン部分はアンサンブルにしては細かなパーツ分割となっているので情報量が多めです。
これだけでもめちゃくちゃかっこいいです。
本体前面を展開するとテール部分が本体上部に位置するような設計になっています。
ミーティアのこの辺の構造を理解していなかったので触っていて「へぇ〜!」ってなった部分です。
両端にある93.7cm高エネルギー収束火線砲の内側の肉抜きが気になるけどアンサンブルに肉抜きはつきものなのでまぁOK!
薄い…
薄いからこそかっこいい…
専用スタンドは大きく安定感抜群で、ミーティアのエンジンの下の3ミリ穴にがっしり接続させる方式になっています。
手前にある主砲を支えるための支柱は主砲の下にセットしても主砲が浮いちゃうのでお飾り程度の役にしか立たなさそうに感じるのですが、主砲がへたって下がるようになってきた頃に効果を発揮させそうなものでした。
長期ディスプレイにはありがたいパーツです。
エンジン部分は装甲が重なるような奥行きのある表現になっています。
ミサイルポッドが開くようになっていますが、ハッチが硬めなのですがシンプルな細いピン接続なので破損のリスクは高そうだなと感じました。
とくに、エンジンの横にある大きな方のミサイルポッドのハッチが開けにくいので要注意です。
破損の心配を最も大きく感じた部分が本体と主砲をつなぐ黒いアームの部分です。
ここ、接続が固くて負担もかかりそうな部分な割に形状が細くてさらに「ここから折れてください」と言わんばかりの縦溝モールドまであるんです。
慎重に動かさないとここからポッキリといっちゃいそうな印象でした。
主砲は水平にしか動かせないので自由に動かしたい場合は主砲を本体から外すことになるのですが、やはり強度が心配なパーツなのでちょっと躊躇します。
接続軸をしっかりと馴染ませてから遊んだほうが良さそう。
残念ポイントはテール部分の小さなミサイルポッドが差し替え開閉だったことです。
この写真の左上みたいな感じでテールの内側をまるごと差し替えるような仕様です。
ここ、もうちょっと頑張れば開閉式にできそうだったのに残念です…
モビルスーツンサンブルEXシリーズは全体的に「めちゃくちゃ頑張るけどそこまでは頑張らない」みたいな部分がありますが、ミーティアに関してはこのテールのミサイルポッドが「そこまでは頑張らない」の部分に当たりそうです。(差し替えでも開閉を再現させたことをめっちゃがんばったとも言えるかもしれませんが…)
本体の至る所に3ミリピンや3ミリ穴があるのでカスタマイズ遊びはとても捗ります。
カスタマイズ遊びといえば、ミーティアのパーツ分割もあそびを意識しているかのような分割で嬉しいのでギャラリーでご紹介します。
ミーティア本体と主砲ブロックの接続が特殊形状ではあるものの、本体もいい感じのブロックに分割されるので工夫次第でいろんなカスタマイズ遊びができそうです。
エンジンの上下についているパネル上のパーツも3ミリ軸でモビルスーツの小型シールドにちょうどいいサイズだったりもします。
パーツ分割が遊びやすいのでアンサンブルの魅力をお手軽かつしっかりと堪能できる…
うれしい…
ミーティア合体
ミーティアと合体といえばフリーダムという印象が強いかもですが、あいにくフリーダムは持っていませんので私の推しのジャスティスでご紹介です。
合体はミーティア本体を展開してモビルスーツのバックパックとして接続します。
この接続部分に関して今のところ保持力はバッチリですが、ミーティア側の接続ユニットはへたってくると空中分解しそうな構造なので、空中分解するようなら左右共に赤丸部分を接着したほうがいいかも。
赤丸部分のはめ込みのキツさが微妙で、接続パネルの丸軸でくっついてるという感じがするので円軸が馴染んでくると抜けやすくなりそう。
そして、主砲はこのパーツにくっつくので重さで引っ張られて分解もしそう。
モビルスーツの背負いものはミーティア接続パーツの上部の穴に固定できるようになっています。
なので、バックパックを90度跳ね上げたような見た目での接続が可能です。
小さめのバックパックの機体ならどれでも有効利用できそうな方式です。
主砲のグリップを持たせたら装着完了です。
遊びやすいギリギリのサイズで最大限の迫力が出ていると思います。
これ以上大きいと遊びにくいし、これより小さいとたぶんしょぼい。
ジャスティスの背中の大型飛行ユニット「ファトゥム00」がちょうどいい感じにミーティアに収まってくれるのもありがたい。
ちゃんとジャスティスがミーティアを装備できるようになっています。
困った…めちゃくちゃかっこいい…
商品写真等で主砲を自由に振り回せるイメージを持っていたのですが、アームの形状的に水平にしか動かせないので上下に動かすためにはアームを外さなければなりません。
ただ、このグリップの付け根はだいぶゆるゆるなのでモビルスーツに持たせると水平にぷらんぷらん動いてしまいます。
主砲を手に持たせての遊び方は過度に期待しないほうがよさそう。
主砲の先にビームソードを接続できるようになっています。
ビームソードの付け根もバッチリ3ミリ軸です。
ビームソードを展開するとすごいことになっちゃう…
これがアンサンブルの「めちゃくちゃ頑張る」の部分ですね。
ここが小さかったらほんとしょぼくなっちゃいますもん。
ほんと、ちょうどいい大きさでちょうどいい迫力なのでとても遊びやすいです。
余談ですが、お察しの通りアクアシューターズにも接続させることができます。
アクアシューターズの背中用アタッチメントをつけるだけでバッチリ接続できます。
ほんの少しのガッカリポイントや、長期で遊んだ場合の耐久面の不安などマイナス要素があるものの、「モビルスーツアンサンブルで遊べる大型オプションパーツ」という点ではめちゃくちゃ楽しい商品でした。
握った感触の頑丈さはあるのですが、それに反して主砲の接続アームなど極端に弱そうな部分があるのが気になります。
ただ、破損のリスクを理解した上で気を付けて遊べばとても楽しい商品で、複数買いしたくなるような魅力に溢れています。
リサイクルショップでもあまり見かけなくなってきているので、納得のゆくお値段で出会うことがあれば購入を検討してほしい商品でした。