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[レビュー] Vox Dynamic Looper

2020/10/26 - 楽器・機材

2012年に発売されて現在廃盤となっている多機能ループペダルです。
ループペダルというのは入力した楽器の演奏をリアルタイムに録音して、繰り返しループ再生するという機材で主にソロパフォーマーに人気の飛び道具のひとつです。
わかりやすく使ってるのはKt Tunstallさんなのでイメージがわかない方はまずこの動画をご覧ください。

もしもリンクが切れてたら検索してみてね!

Ktさんは今回レビューするペダルを使っているわけではないのですが、ループペダルはこのように自分の音をどんどん重ねながら演奏するスタイルの方が使います。
チャンネルが分かれている機種であれば、チャンネルごとにフレーズを録音して、Aメロはこっちのフレーズ、Bメロはこっちのフレーズという感じで切り替えながら再生することもできます。

さて、今回ご紹介するVox Dynamic Looperはよく言えば「広く浅くいろんなことができる万能型」であり、悪く言えば「器用貧乏で中途半端な機材」とも言えます。

ギター等の楽器とマイクを同時に入力でき、内蔵されているおもちゃ程度のマルチエフェクターで効果をかけることができ、ループエフェクトも選択できて、それらをコントロールするためのペダルもついています。
これらのエフェクトはマイクだけにかける、ギターだけにかける、両方にかけるなども選択できてほんと工夫次第でいろんなことができるエフェクターです。

多機能で面白い機材でメリット等はメーカーさんの商品説明を見ればお判りいただけるので、ここでは私が感じたデメリットのみをピックアップします。

1.操作が若干やっかい

ボタンの長押しや同時押しなどで操作する機能もあり、「エフェクトだけをさっと切りたい(かけたい)」などに対しては足での操作が難しいという印象がありました。
操作に関しては覚えて慣れるしかないのと「やりたいことをこの機械で実現する」というよいりも「この機械でできることをやる」という考えに倒すのが良いのかもしれません。

2.録音時間が短い

録音時間は合計で90秒です。
チャンネル二つの合計時間なので例えばチャンネル1で45秒録音したらチャンネル2の録音可能時間は45秒になります。
チャンネルひとつのみを使う場合は90秒です。

公式マニュアルより

これ、4小節を回すくらいのループパフォーマンスなら十分すぎる時間なのですが、「サビの1回目を録音して、2回目で録音したサビを流しながら上でハモってドラマチックに」みたいな使い方をするにはちょっと短すぎるんですね…
ただ、お手頃なループペダルは録音時間はこれくらいのものが多いのでやはり「この機材でできることをやる」が正解なんでしょうね。

3.内蔵エフェクトの音はおもちゃ程度

これは好みの部分もありますが私にはかなり安っぽく聞こえて結局ギターを使う場合は自分のエフェクターをかましてルーパーに入れるという使い方になっちゃいました。
ただ、ソロパフォーマンスであればこういう音色がアリな表現も多いと思います。
気に入らなければ自分のエフェクターを使えば良いので使い分け次第で武器になるかもしれません。

私が感じたデメリットは慣れや使い方で回避できる部分や、演奏スタイルによっては問題にならないものが多いです。
実際私も一度購入して録音時間がネックになって手放したけど、数年後にこの機材の可能性に気づいてもう一度中古で買ったという経緯があります。
ちなみに、ペダルのついてない簡易版モデルもあってそっちも使っていました。
(そっちの方が取り回しが良かったのでそっちを使う方が多かったかも)

何度も言いましたが「こういうことがやりたい!」と明確なイメージがある方のイメージに応えられる機材かどうかは疑問ですが、「この機材でできることを考えてパフォーマンスしたい!」という方にとっては無限の可能性をひめていると思います。
向かい合って付き合う時間が増えれば増えるほど新しい可能性を提案してくれる究極のおもちゃともいえるかもしれません。
ソロパフォーマーで少し変わったことをやりたいなと考えている人は一度手を出してみても良いかもしれませんね!(中古品を手に入れるしかないですが、メルカリなどでは今のところ7000円くらいで売られています)
これが簡単に手に入る時代だったら「Vox Dynamic Looperだけを使ったソロパフォーマンスイベント」とかやってみても面白かったかも!

↓Amazonの新品は高値ですが時々中古で安いものも出てますので気になる方はチェックしてみてください。

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