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[レビュー]
VF HI-METAL
VF-19S ブレイザーバルキリー
(エメラルドフォース機)

2021/5/5 - ホビー, レビューバルキリー , マクロス

概要

VF HI-METAL VF-19S ブレイザーバルキリー(エメラルドフォース機)
発売日:2010年07月17日
価格:価格:7,000円(税抜)

懐かしいものが出てきたので記録としてご紹介しようと思います。
20センチ弱のサイズでほぼ完全変形が実現されているVF HI-METALシリーズからVF-19S ブレイザーバルキリー(エメラルドフォース機)をご紹介します。

この商品は類似機のVF-19改 ファイヤーバルキリーがベースとなっていますが、お値段据え置きで脚部ミサイルポッドやランディングギアが付属したり、スタンドが豪華になっていたりというお得感が高いものでした。
ファイヤーバルキリーよりも差し替え箇所が少ないようなので、機体に特別な愛着はなく純粋に変形を楽しみたいだけというユーザーにとってはこちらの方が嬉しい仕様になっていると思います。

ボックス

古いもので痛みがあるのですがボックスはこんな感じです。
裏面

ボックスは表面に扉がついていて、磁石で固定されているものです。
この磁石が結構強めではありますが開け閉めが楽しい触り心地です。
窓から商品が確認できて特徴や説明がびっしり書かれているので、店頭でこの扉を開けられる状態で売られていたらワクワクしながらお買い物ができたんだろうなと想像します。
一方で、たくさんの人が店頭で箱をパタパタ開けていたら箱の痛みも激しかったのではないかと悪い想像もしちゃいます…

バトロイド

これ系の機体で完全変形だと胴長になるのではないかと心配していたのですが、プロポーションはかなり頑張っていますね。
このシリーズは価格帯から当時の方は高級フィギュアという印象を持っている人もいましたが、ぶっちゃけおもちゃの延長です。
プラ感丸出しで塗装も厚めでモールドもエッジがなくて軟質パーツは造形がゆるめです。
なので、高密度のフィギュアを期待すると物足りないかも知れませんが、ガシガシ変形させて遊ぶおもちゃとしてはかなりいい商品だなと感じています。
ある程度頑丈に作られているとはいえ、ブレイザーバルキリーは変形が複雑なのでガシガシ遊べるという感じではなく恐る恐る力加減と相談しながら変形する感じですね…
破損を気にしないのであれば本当に素晴らしい商品ですが、大切に破損させずにずっと付き合いたいと考えると「変形はもうこりごり」と思っちゃう人もいるかも。(私が若干そんな感じ)

後ろから見てもプロポーションはいい感じです。
金属パーツなどで足首から下がやや重めになっているので重心低めで自立も心配ないです。

ご参考に直立写真を一枚。
脚は写真程度、ごくごく若干八の字に開くのですが、これ以上開かないのでずっしりとした立ち方というよりもスリムにすらっと立つようなイメージです。

塗装は「2010年のものだとこんな感じなのかな?でももうちょっと頑張れたのでは?」って感じです。
バトロイドの命であるフェイスパーツはややだるい感じの造形で、目や額の赤い部分がクリアパーツだったら最高なんだけどな…
後頭部に4門ついているレーザーはプラ製で細いので油断するとくびれの部分でぽっきり折れちゃいそう…
最近の商品とは違って交換用のスペアもないのでこういう部分が安心してガシガシ遊べない点だったりもします…

私のお気に入りの脚部ミサイルポッドを装備したところです。
ミサイルが脚部に収納されていて引っ張り出す…という方式なら最高だったんですが、脚部のハッチを丸ごと交換する感じです。

ミサイルは2発づつ金具で固定されており多少角度を変えることができますが取り外しはできません。

脚部ミサイルをつけると素立ちでも凶悪な雰囲気がでてすごく好き!
撮影を忘れたのですが、ガウォークでもこのミサイルポッドを付けられるのですが特攻っぽさが出てかなりいいです。(かなりいいのに写真を撮り忘れる)

バトロイドは変形機構の恩恵で動く箇所は多いのですが、腰が動かないのであまりダイナミックなポーズはつけられません。

何かの間違いじゃないかと思って毎回いろいろ試行錯誤したり、見落としている関節があるのではと疑ってじっくり構造を眺めているのですが、首が写真の感じくらいしか回せないんですよね…
左右で30度くらい?上下は動きません。
首と頭部はボールジョイントで接続されていますが、これ以上回すと頭がぽろりと外れちゃいます。
上下には動かそうとした瞬間にポロリと外れちゃいます。
首の軸がもう少し伸びればグングン可動しそうな構造なのですが、軸が伸びるようなギミックもなくこういう仕様なのだと結論づけました。
頭の向きで表情を付けられないというのはアクションフィギュアとしてはわりと致命的なんですよね…

変形機構の恩恵で腕はとにかく動きます。
ガンポッドを左手で支えるのも余裕です。
頭はやっぱこれが限界…

脚部もかなり動くのですが股関節や太もものひねりがないので表情は付けにくいです。
そのため前後180度以上の開脚と膝の90度程度の可動が活かせるシーンは少ないです。

足の前後の可動は主翼の付け根から丸ごと動くような仕様になっていてとても面白いのですが、あまり保持力はないのでダイナミックなポーズでの固定は難しいですね。

付属のスタンドがとても有能で前後可動だけでなく左右のチルトもあるのでディスプレイの幅は広いです。
ただ、フィギュアの重量に対して保持力が十分とはいえないので角度によってはジョイントが負けてぶっ倒れちゃいます。

脚の後ろ側には変形の都合でえぐれている部分を補うディテールアップパーツが用意されています。
左脚が装着後、右脚が未装着の状態です。
変形機なので個人的にはここにそれっぽいメカニカルなモールドが入ってたらそれでいいのになと思う部分ですが、装着を前提としているため未装着時の接続穴が目立ちすぎて装着しないとカッコ悪いという状態に…
また、けっこうしっかりと固定されるので装着すると外すのが難しく、変形するときに外し忘れると変形もできないのでこういう点もガシガシ遊ぶのが難しいポイントにもなっています。
個人的には変形機って多少剥き出しの部分があるくらいがリアルだと感じるので、この仕様はありがた迷惑に感じてしまいました…

バトロイドからの他形態へ変形する時の差し替えパーツは首部シャッター(写真左)と後頭部パーツ(写真右)とファイターの場合は手首です。

手首はボールジョイントでシャッターパーツと交換する感じです。

後頭部のパーツはレーザーの開き方が若干違って、バトロイド用のものは可動するようになっているという点だけに感じたので、拘らなければずっとバトロイド用のものを装着しておいても変形には支障がなさそうです。
首のシャッターはなければないで気にならないですし、ファイター状態で手首も付けたままでもシールドに隠れるので細かいところを気にしなければ完全変形といえちゃいますね。

この辺の機体の変形時にコックピットが複雑に折り畳まれる感じめちゃくちゃいいですよね!
この部分はかなりのクオリティで再現されていて動かしていてめちゃくちゃ楽しいです!

ガウォーク

機首が長めのスタイリッシュなガウォークです。
ガウォークの写真撮影が苦手なので魅力をお伝えしにくいのですが、機首と手足がすらっと長くて機体の特徴がよく現れています。
シールドを付け忘れたのですが、ガウォークでもシールドは装備できます。

脚部は思うように動かしにくいのですが、腕はバトロイド同様にかなり自由に動きます。
主翼の固定は弱いので動かしすぎると翼の向きがふにゃふにゃと変わってしまうのがちょっと不便です。

主翼が動いちゃいますがガンポッドの両手持ちもできちゃいます。

コックピットにはパイロットもしっかり乗っています。

キャノピーの開閉はできませんが取り外すことはできます。

改造派はコックピットを作り込んであげるのも面白いかと思います。

ファイター

付属のスタンドでファイター形態は躍動感のある飾り方ができます。

最近の可変バルキリーと比べるとパーツ同士の密着感が低めで、どこかの隙間を対処しようとすると他の場所に隙間ができてしまうみたいな感じはあります。
必要最低限の部分はロックされるようになっているので変形が簡単に解除されちゃうようなことはありません。

他の商品でもそうだったのですが、肩の後ろパーツで頭部を隠すここが鬼門ですね…
クリックやストッパーがないのでスパッと固定もできないし、隙間も目立つのでどうしてもここが精密さというか密着感を殺しちゃいますね…

正面からみると機体の薄さと機首の美しさが引き立ちます。
この商品の開発はファイター形態から落とし込んで行ったのかなというくらい完璧なプロポーションです。

主翼の存在感もばっちりでほんと美しい…

しかし、ガンポッドが懸架できないという致命的な問題もあります…
しっかり作り込まれているのに致命的に気が利かないポイントみたいなのがあるのがこの商品のちょっとだけ残念な部分です。

この商品の最後のがっかりポイントはこのランディングギアです。

これ、実は…

台座に固定してその上にバルキリーをふんわり乗せるだけの仕様なんですね…
たぶん、商品のベースとなったファイヤーバルキリーを流用しつつも「やっぱランディングギアあった方がよくね?」と後から気づいて、できるだけ新たなコストをかけずにランディングギアを付けたという苦悩が伺えます…
おまけとしては最高にありがたいけど仕様としては残念すぎます…
ちなみに、ランディングギアとバルキリーを固定することができず前輪パーツの上にある突起もバルキリーが前後に動かないように引っ掛けるためだけのゆるゆるなもので、タイヤ下部にはベースに差し込む用の突起が出ているのでベースとセットで使うしかないオプションです。

いやー、これは惜しい!!
ガンポッドの懸架やランディングギアの件はファイヤーバルキリーを開発する段階でもうちょっと詰めて欲しかったです!

まとめ

小さな不満はありますが2010年の商品で最近の価格帯と比べたらお安い点などを考慮すればかなりレベルの高い商品だと思います。
ただ、首の可動などもうちょっとだけ頑張って欲しかった部分があるのも確かです…
おもちゃの延長である商品なのでガシガシ遊ぶことを想定しているともうのですが、最初に述べた通り変形が複雑で破損しそうな箇所も多いので気軽に変形できないという矛盾を抱えた商品ではあります。
とはいえ総合的には私の大好きな商品でもあります。
微改造で改善される点はたくさんあるので、今売ってたら微改造してガシガシ遊ぶ用にもう一つ欲しいんですけどね!
「今は売ってないから気軽に買えない」が足枷で遊びにくいんです…

小さな残念ポイントは多数散りばめられているけど、商品としてはめちゃくちゃ気に入ってて素晴らしいと思います。


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