概要
メーカー:トイズキャビン
価格:500円(ガチャ商品)
発売:2022年9月
対象年齢:15歳以上
材質:PVC(本体)、ABS(砲身とベルト)
商品について
私はトイズキャビンさんを仕事猫シリーズで知ったのですが、最近ではマニアックかつ高密度なミニチュアガチャでも人気なメーカーです。
この蟹戦車(ガトリングガニ)もオリジナリティあるフォルムをシャープで高密度に立体化してくれています。
ガトリングガニはとても気になっていた商品ですが、私は少し出遅れてしまい地元では瞬殺完売だったようです。
しかし、10月上旬からあちこちで再入荷してもらえて興味本位でガチャを回すことができました。
手にしてみると予想外にいいものだったので簡単にご紹介します。
ラインナップは全部で4種(シークレットを入れると5種)で違いは色だけで造形は全て同じです。
ミニブックを見ると商品は「000」から始まるナンバリングで
000 アンバーレッド
001 バーンレッド
002 ダークグリーン
003 アーミーグリーン
となっており、ミニブックには書かれていませんがシークレットでシルバーがあるそうです。
気を衒っていないミリターリー感あるカラーチョイスなので色は別にどれでもいいと感じる方も多いのでは?
バンダイさんのように武器セットやオプションパーツセットが入っているわけではないので、なんとなく興味をもったライトユーザーでも回せば必ずガトリングガニが手に入るというとても良心的なラインナップだと感じます。
先に商品特有の注意点
・脚はパッケージの時点で左右に分けてくれているそうです。一気に開封すると見分けがつかなくなるので片側ずつ開封して片側ずつまとめて組み立てるのが良いでしょう。
・カラーによっては塗装が手についたりベタベタするものがあるそうですがこういう仕様だそうです。気になる場合は先にしっかりと拭き取ったり、トップコートを吹くのが良いでしょう。
・ボールジョイントの精度があまり良くないようで、個体によりぷらぷらになる部分や全く入る気配のない部分があったりします。
接着や加工を覚悟した方がいいかも。
ガトリングガニ(アンバーレッド)
私は1回だけ引いたのですが、色はアンバーレッドでした。
事前情報で塗料が手につくとは聞いていましたが、私のものは気になるほどではありませんでした。
まずは、サイズ感を伝えたいのでアクアシューターズと並べてみました。
ガトリングガニを単体で持つと結構大きく感じるのですが、他商品と並べてみると小さめにも感じるかも?
ガトリングガニの脚が広がっているので面積を感じるのですが、胴体がめちゃくちゃ大きいわけではないですね。
蟹の脚はPVCで作られており、素材的に可能な範囲でシャープかつ頑丈に作られている印象です。
ガトリングガンがABSなので小さく長くてもシャープでへたる感じはありません。
塗装は汚しっぽい感じになっているのでもしも塗りが雑なものを引き当てても全然気にならないかもしれません。
カプセルを開けると商品がこんな感じで入っています。
脚が左右別々にまとめられているので、ビニール袋を一気に開けてしまわないようにご注意を!
ミニブックはこんな感じです。
組み立て図は少しわかりにくいので、完成品写真を見比べながら組み立てるのがいいかも。
ボールジョイントの個体差が激しいようなのですが、私の引き当てたものは右側一番後ろのパーツが「何かの間違いかな?」というくらい硬くて全く入りませんでした。
ボールジョイントの穴を少しずつ広げましたが全然ダメで、ボールジョイント側を削ってみましたがそれでもダメで、結局、ニッパーでボールジョイントを少しづつ切り落として径を小さくしました。
一方で、逆側左一番後ろのパーツはボールジョイントがプランプランでパーツの固定が難しいレベルだったので軸を太らせました。
もしかして、左右間違いでボールジョイントのサイズが違ってて、左右を間違えたのかなと思い試してみましたがそんな感じでもなかったので個体差だと思います。
塗装の厚みの差ですかね?
上から見たところ。
背中のドラム缶弾倉の汚しがめちゃくちゃいい感じですね。
弾倉のベルトは外れやすいというかかろうじてくっついてるレベルなので接着した方が遊びやすいです。
下から見ると蟹の肉肉しさがみっちりと表現されています。
気持ち悪いレベルなんですが、この商品に関しては気持ち悪いも褒め言葉になると思う。
可動は各脚の付け根がボールジョイントで角度を変えられるというのと爪が開閉するというくらいです。
サイズ的には十分なギミックだと思います。
ほんと精密でじっくり眺めるのが楽しいフィギュアです。
サワガニサイズのこれが大量に襲ってきても怖いし、超巨大ガニという設定でこいつがドシンドシンと襲ってきても怖い、いろいろな妄想が捗るいい商品です。
嬉しいのはやはりハズレがないラインナップでかつ、色違いが誤差とも言えるレベルなところですかね。
大量にこれを買ってガトリングガニ部隊を作るとしても、奇抜な色違いではないので何色が出ても違和感がないかも。
「武器セット」みたいな単体で引いてしまってどうしたらいいんやというようなラインナップがないのも親切で嬉しいけど、もしかしたらそれが当たり前なのかな?
バンダイに飼い慣らされすぎたかな…
せっかくなので同じくトイズキャビンさんの仕事猫フィギュアと組み合わせて遊びました。
組み合わせる対象によってサイズ感が変わって見えるのもおもしろいところ。
ガンプラの1/144フィギュアとかと組み合わせるとまた全然違った印象になりそう。(手近になかったので割愛)
ということで、蟹戦車 ガトリングガニコレクションを簡単にご紹介しました。
多少のことは自分で解決できるレベルの人に対してはめちゃくちゃおすすめで、ぜひひとつ手に取ってほしいと感じる商品でした。
トイズキャビンさんの直営店では未塗装バージョンが100円やすく400円で売られているそうなのですが、オリジナルカラーで塗装してみるのもめちゃくちゃ楽しそうだ!
手書きでラフに文字を書くと「ガトリングガン」と「ガトリングガニ」が似てしまうというネタスタートなんだろうなと想像しますが、ザリガニやヤドカリをモチーフに武装甲殻類をシリーズ化してほしいなと思いました。