カジュアルシューティング制作記　その5（ハイスコアランキング機能）

2021/11/17 - ゲーム作り, ブログ（こねこシューターズ）

ハイスコアランキングが欲しい！

こねこシューターズは色々な楽しみ方ができるのですが、１番のやり込み要素となるのはスコアアタックです。
少ないミスで効率良くスピーディーに敵を倒し、運要素になりますができるだけアイテムをゲットしてパワーアップやプレイ時間延長に挑むことでハイスコアを狙えます。

iOS版のリリースに続いてAndroid版のリリースを進めていましたが、このままだとiOSとAndroidで別々のランキング機能になってしまうのです。
なぜなら、iOS版のランキング機能はiOSのGameCenterについている機能を利用しているので。

せっかくならiOSとAndroidの区別なく一緒にランキングを競いたい、そのためにはいわゆる「マルチプラットフォームリーダーボード」（端末の区別なくランキング機能を利用できるもの）が必要です。

Unityのアセットやフリーのものがあるにはあるけど…

こういうランキング機能の需要は多いみたいで実際いろいろなアプリにこの機能がついていますよね。
なので、多くの方が作り方を紹介してくれていたりフリーで実装するためのパーツを配ってくれていたりします。
他の方が提供してくださっているものの中に「これがいいな」と思うものがあったのですが、思うように実装できなかったりFirebase等特定のサーバーに依存したりで痒いところに手が届かない状態でした。
自前でサーバーを持っているのでできれば特殊性のある他のサーバーでは動かしたくないんです…

私、アプリ開発は初心者ですがWEBシステム等はバリバリ作るタイプの人間なのです。
なので、いろいろ探すより自前のサーバーにその機能を作っちゃおうということで数時間で作りました。
ただし、数時間でできたのはサーバー側だけです…

サーバー側はPHP(Laravel) ＋ MySQL環境があれば動くようにサーバー独自の機能などには依存せずにシンプルな構成にしました。
Laravelが便利すぎてほんの小さなシステムでもとりあえずLaravelを使うようになっちゃいました。

問題はクライアント（アプリ）とサーバーの連携です。

サーバー側はREST APIっぽく作っているので「URLを叩けばJSON形式でデータが取得できる」というものになっています。
これをUnityで作ったアプリはどのように投げてどのように応答を待ってどのように受け取ってどのように解釈するか、これが自分にとっては全く未知の領域でした。

Unity上にテストツールを作って試行錯誤した結果、割と簡単に実装できたのでデータの改竄対策（チート対策）を入れ込んでばっちり完成しました。

最終的には自分のオリジナルアセットとしてインポートしたら他のアプリでも簡単に使えるっていうようにしたかったのですが、実装には手のかかる部分が少しあってお手軽流用という感じには行かないのですが他のアプリでも使えるようになっています。
将来的には、こういうスコアランキング機能を欲しがっている人が手軽に使えるよう提供したいとは思っているのですが今は自分の作業が立て込んでいるので自分の作業優先で保留とします。