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[レビュー]SDマクロス バルキリースペシャルセット1 後編

2022/8/12 - ホビー, レビュー, 平成レトロバンダイ , おすすめ度★★★★★ , プラモデル , マクロス

商品概要や共通部分については前編へ

VF-1J アーマードバルキリー

いきなりお詫びですが、アーマードバルキリーの左後ろのブースターを間違えてスーパーバルキリーのものを使ってしまっています。
再撮影しようと思ったのですが、今は合わせ目を消して塗装の準備をしてる状態なので素組での再撮影が不可能でした…
大変申し訳ないのですが脳内補完でお願いいたします。

アーマードバルキリーのアーマードパーツは当時と成形色が変わっているそうで再販分はかなり薄いブルーグレーになっているそうです。
アーマーは基本的にワンパーツなのですが、肩のミサイルポットは2パーツのはめ合わせです。
ここの精度はイマイチでそのまま合わせるとズレた感じになっちゃいます。
また、装備させるときは素体の肩にキチキチと嵌め込む感じなので、塗装した状態で何度も着脱するとひどいことになりそうな部分でもあります。

パーツ構成はこんな感じです。
胴、腕、脚のパーツはワンパーツ構成です。
脚や腕が合わせ目のように見えますがこちらは金型の段差でできたラインですね。

アーマードの設定と違ってバルキリーの太もも部分が剥き出しになってしまっていますが、胴体アーマーのふんどし横やふよもも横のミサイルパーツなどで補おうとしている意志が感じられますね。

胴体のアーマーはキャノピーを外してその穴に長いピンで差し込む感じです。
脚部のアーマードパーツはふくらはぎ横のパネルを外してその穴にピンで差し込む感じです。
腕部のアーマードパーツは素体に空いている穴にピンを差し込む感じです。
小さなキットなので実現できるシンプルかつ確実な換装方法ですね。

アーマードなので変形機能はナシ。

仮撮影のものなので生活感すみません・・・

素体は共通なので頭部を差し替えればA型、S型のアーマードも再現可能です。

塗装を前提に考えると肩アーマーの構造が厳しいというだけが悩みどころですね…
ミサイルポッドの肩に当たる部分を少し削って緩くして、肩の上に穴を開けてピン接続方式に改造してもいいかも…

VF-1S ストライクバルキリー

私のなかでいまだに一番かっこいいと感じているVF-1Sのストライクバルキリーです。
クールで直線的なお顔の造形になっているSDマクロスのプラモの中で、S型は顔がまるっこくて可愛い系に倒れています。

ストライクパックの特徴となる背中右側のビームカノンに目立つ肉抜きがありますが、根元で倒れてくれるギミックも再現されています。
腕のパックがピンで接続しているだけなので何度か差し替えるとヘタリそうだなという印象です。

当然ながらストライクパックを装備したまま変形ができるのも最高にうれしい!

背中のストライクパックのサイズがちょうどいい感じなので、ガウォークでも個性を出しながら手軽に遊べる取り回しの良さが両立されているのがいいですね。

ファイターモードだと腕のパックが邪魔するんじゃないかと想像していましたが、肩にある可動軸のおかげですごく綺麗にかわすことができますね!
背中のストライクパックのブースターのノズルがかなり大きく造形されているのでSDながらもかなりの迫力!

SDなのに予想外にかっこいい!
これ、さわれば触るほどギリギリまで綿密に計算された設計だなと感じます。

繰り返しになりますが、装備の取り替え(というか頭の差し替え)も可能です。
丸っこい顔のS型アーマードはかなり可愛い印象になっちゃった。

VF-1A スーパーバルキリー

スーパーパーツはストライクパーツと似たような感じですが、右後ろのビームカノンが両方ともファストパックに変わったものです。

ドクロのマークはシールで色分けする前提ではありますがモールドがしっかりと掘られているので塗装のしがいもありそうですね!

あとは、スーパーパックにはミサイル類がついています。
主翼の裏に小さな穴があるのでそこにミサイル類を差し込むことで装備させることができます。

そういえばなのですが、素体は共通と言いましたが主翼の裏にミサイル装備用の穴が空いているものと空いていないものがあるので、ミサイルを装備できる素体とできない素体が存在しています。

ほんと小さいのに可愛くてクール!

VE-1 エリントシーカー

頭の上の大型レドームが特徴のエリントシーカーはかなり大きめの顔でVF-1とは大きく印象が変わっています。

隙間やパーツずれが目立つので本気で作ろうとすると一番手のかかりそうな機体かも?

エリントシーカーといえばファイターモードかとおもいますが、レドームがしっかりと大きく造形されているのでかなりいいフォルムにまとまっています。

バトロイド時には頭の上に被っているレドームはピンでの着脱でファイターモードの背中に持ってくることになるので変形回数を重ねると摩耗や破損につながりそう。

エリントシーカーのファイターモードではバックパックの垂直尾翼を展開しません。
小さくまるっこいのに特徴的なパーツがみっちりとまとまっているのが本当にすごい!

ガウォークモードではバトロイドとおなじくセンサー類が両腕に装備されていて、ファイターとバトロイドのいいとこ取りで使い勝手良く任務を遂行しそうなイメージ!

VF-1と比べると変形の手間がかかる機体ではありますが、その甲斐あって特殊な形状なのにどのモードでもしっかりとまとまってくれるのが嬉しいです!

まとめ

このSDマクロスシリーズは私自身ずっと気になっていたにも関わらず、再販もなくプレミアム価格で手が出せずにやり過ごしていたシリーズでした。
今回の再販のおかげでこれに触れることができたのですが、古いキットでもかなりの工夫と技術と愛が込められているものであるとわかり、これがそれぞれ500円で売られていたことにもびっくりでした。

歴史に名を残す名キットだと思うので、気になっている人はこのセットが売られているうちに手にすることをお勧めいたします!
ほんと再販してくれて感謝でいっぱい!

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