ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で、ガンダム・エアリアルが装備するミラソウル社製のフライトユニットが商品化!
■バックパックから伸びるアームは先端、基部ともにボールジョイントで接続。左右にフレキシブルな可動を有したフライトユニット。
■一部に露出するメカパーツが内蔵されており、内部のメカモールドも表現されている。
■「HG 1/144 ガンダムエアリアル」(別売り)にも使用可能な、表情付きの平手が付属。
■ユニット内には、「HG 1/144 ガンダムエアリアル」(別売り)のビームサーベルのグリップを取り付け可能。【付属品】
■ハンドパーツ×1式
■シール×1https://bandai-hobby.net/item/5204/
価格 880円(税10%込) 発売日 2023年01月14日 対象年齢 8才以上
くるくる動画
概要とパッケージなど
エアリアル用のブースターとかフライトパックとかいろんな呼ばれ方をされていますが、ミラソウル社製フライトユニット装備というのが正式な名前のようです。
発売はアニメ1クール目の最終話放送翌週くらいの2023年1月14日でしたが、3月になるまで店頭で売られているのを一度も見たことがない人気商品でした。
バックパックだけならスルーした人たちも、最終話を見てからこのセットについているやめなさいハンドが欲しくなて購入した人もいるのかもしれません。
オプション系商品でもデミトレーナーのオプションやティックバランは店頭でも在庫が山積みなのに、主人公機のオプションとなるとやはり人気が全然違いますね。
パッケージは小ぶりでエアリアル本体が1300円(+税)なのに対して、これが800円(+税)と言われると割高に感じるのが正直なところです。
たぶんバンダイさんが「主人公機は売れる」と見込んでエアリアルはお値段頑張って安めで販売してくれてるんだと思うので単純比較はできないんでしょうね。
あと、もしもこれがコトブキヤから出たものなら1200円〜1500円なんだと思います。
割高だなって思っちゃうけど、よくよく考えると妥当なお値段に思えます。
中身にはシンプルで小ぶりな多色成形ランナーが2枚入っています。
パーツ分割等は必要十分という感じです。
シールでの色分けも多く、本体の白いラインや側面の露出可能なメカパーツのモールド等のシールを貼らないとかなり寂しい感じでした。
なので、今回のレビューも一部シールを貼り付けた状態でのご紹介です。
ミラソウル社製フライトユニット装備
中身はフライトユニットが一機と、エアリアル用の平手(通称やめなさいハンド)がひと組みついています。
バックパックはけっこう詰まっているので重量があります。
しっかり頑丈な作りなので普通に扱っている限りは破損することもなさそうです。
平手はHGらしいやや緩めの造形です。
本体側面の黄色い部分の穴は一応3ミリ穴ですがちょっと使いにくいかも?
入り口が広いデザインで奥に行くと3ミリ穴になるのでピンの短いものだと固定しにくい上、そもそも若干緩めの3ミリ穴のようにも思えます。
偶然3ミリっぽいだけかもしれないので、ここは過度に期待しない方がいいかもしれないポイントですね。
バックパック両側のブースターはボールジョイント接続のアームで繋がっているので結構自由に動きます。
ボールジョイント部分は完全に奥まで刺さなくてもしっかり固定され、その状態であれば可動範囲がけっこう広がるので可動範囲が物足りないなという方は引き出してみるのもありかもです。
エアリアルの背中に二つのピンで接続するのですが、水星の魔女HGシリーズは背中の穴の幅が共通化されているので他の機体にも無改造で取り付けが可能です。(例外もあるかも)
このバックパックは最近のプラモデルの割には合わせ目隠しがイマイチで、ゲート跡も目立つので綺麗に仕上げようとするとちょっと手が掛かるかもしれません。
本来、これくらいは普通なんでしょうけどシリーズの他商品が丁寧な作りになっているので気になっちゃいますね。
ブースターユニットにはエアリアルに付属のビームサーベルの持ち手を収納することができ、基部を起こせるギミックがついています。
エアリアルを持っていないとこの部分は空っぽでスカスカになります。
ブースター横の黄色いメカのユニットは引き出すことができます。
成形色のままだと黄色単色で安っぽかったのでここはシールを貼ってみたのですが、シール自体が大味なので結局おもちゃっぽくなっちゃいました。
部分塗装できるスキルがある方は部分塗装した方が良さそうな部分です。
グレーのシールの部分をガンダムマーカーのメッキシルバーとかで塗るとかなりかっこよくなりそう。
付属のエアリアル用の平手はこんな感じです。
情報量は多いけどエッジが緩めなので全体的にすこしだるっとした印象です。
やめなさいハンドと言われていますが、地面にピッタリつくような形状ではなくあくまで表情付きの平手という感じです。
エアリアルのキットに平手がないのが残念ポイントだったので、こういうオプションセットで補完してもらえるのは嬉しい。
エアリアルに装備させるとこんな感じ。
ブースターのアームの位置次第で前から見た時のシルエットも変わってきます。
エアリアル本体に対してやや大きめに感じるのですがそれが迫力でもありますね。
エアリアルの本体色に対して色が浮いているのが急拵え感があって素敵です。
こういうふうに色が変わってくれると色の違いでもシルエットの変化を理解できるのですごく好き。
ブースターのアームの位置を変えることでいろんな表現が可能です。
エアリアルを動かすときにアームを介してブースターを避けさせることもできるので、エアリアルのアクションの邪魔にならないのもいいですね。
ただ、エアリアル本体に難がありまして組み立てたときに懸念した通り、足首がかなり弱くなっていてブースターを背負って自立させることができなかったです。
組み立て直後なら耐えられたかもしれませんが、数ヶ月前に組み立て少し触った後の足首だとふにゃっと負けてそのまま倒れちゃいました。
飛行ユニットなのでスタンドで飾ることが多いと思うのですが、ちょっと足首が劣化してるキットだと自立はできないかもと思ってください。(ポーズとバランスによりますが)
他のキットにも無改造で装備できるということで、デミトレーナーに装備させてみました。
エネルギーケーブルをブースター側面の3ミリ穴に接続できるのがちょうどよかったです。(設定等は無視)
エアリアルに装備させると飛行用のユニットに見えるのですが、デミトレーナーだと地上を加速する用のブースターに見えちゃいます。
装備させる機体によって脳内解釈が変わるのが楽しいところ。
まとめ
モビルスーツのプラモデルに比べると割高感があるかもしれませんが、持っていると遊びの幅がおもいっきり広がるいいオプションパーツですね。
昨今のキットと比較すると少し雑味もあるように感じられるので、しっかり仕上げたい人にとっては手がかかるキットかもしれません。
こういうのが欲しいときに自由に手に入る環境なら楽しいなと思うのですが現状は品薄状態でして、品薄状態のなかで無理してまで買うものかというとそこはうーんって感じかも?
少なくとも高額転売価格で買うようなものではないですね。
エアリアルがものすごく好きで遊びの幅を広げたい人には必須かもしれませんが、そこまでの熱量がないという感じの方は店頭にある他のキットを買った方が楽しいかもしれません。
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