[レビュー]モビルスーツアンサンブル24(MOBILE SUIT ENSEMBLE)後編
2023/5/2 - ホビー, レビュー( バンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★☆ , モビルスーツアンサンブル )
[ご注意]
モビルスーツアンサンブル24はひとつ500円のランダム販売商品です。
本記事ではAmazonの商品リンクなどを貼り付けていますが、これらの商品は定価を大幅に超えて出品されている場合があります。
ランダム販売商品に関しては運次第なので何度回しても出ないものがあれば高くてもいいから買っちゃいたいという人向けの価格設定になっているものと思います。
インターネットでご購入される場合はお値段を十分ご確認の上で購入を検討ください。
また、BOX販売以外のネット購入はメーカーさんにとって非正規ルートになるとのことで、万一不良があってもメーカーのサポートは受けられません。
ネットでの単品販売、オリジナルセット販売を購入される場合はその辺りのリスクも考慮してご利用ください。
概要
発売日 2023年4月末
販売方法 ガシャポン(1回500円)、店頭でのボックス販売(税込550円)
前編
インパルスガンダムを中心に紹介している前編はこちらです。
ガンダム試作1号機フルバーニアン
実は今回の目玉はこっちだと思うんですけどGP01Fbのご紹介です。
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モビルスーツアンサンブル21で発売されたガンダム試作1号機(GP01、ゼフィランサス)のバリエーション商品です。
まずは、武装なしの素立ちをご覧ください。
背中の巨大なブースター(ユニバーサルブースター)はもちろんなのですが、肩や脚など増加された部分がボリューミーに造形されています。
胸のスラスターやフロントアーマーの厚みなど情報量を高めながらボリューム感を出しているところが多くて、通常弾でこれができてるのが凄すぎるし、これがカプセルに入ってるのも本当にすごい!
いったん無印のGP01と並べてみました。
カラーリングも大きく変わっていて、無印のGP01はゴム感の強い安っぽい白だったのですが、Fbのほうはグレーに寄ってかなり渋くなりました。
バリエーション商品とは言え、ほとんどが新規造形で使い回しは頭部と前腕と太ももと武器類くらいのように見えました。
細かなところまで言えば、胴体は胸部のパネルが違うのですが土台の部分は同じものっぽいです。
こうモビルスーツこそアンサンブルらしく重装や換装で再現して欲しいなと思う一方、GP01Fbって実は共通部分がほとんどないので大半差し替えるのも新商品で出すのも変わらなくなるんだろうなとも思ったり。
ユニバーサルブースターも含めてワンカプセルのこれが入ってるので、「21弾のGP01とはなんだったのか…」という気持ちにもなりかけたり。
ボリューム感としては圧倒的でこれがカプセルに入るのが驚きです。
機体の特徴であるユニバーサルブースターが妥協ないサイズで再現されており本当にすごい。
ただ、どうしても重心が後ろに寄ってしまうので自立はできるけど転びやすい感じではあります。
ユニバーサルブースターは接続バーの真ん中がジョイントになっており自由自在に動かすことができます。
こういう大きなサイズを自由自在に動かすとシルエットが大きく変わるので表現の幅が広がりますね。
おかげで逆噴射的なポーズもバッチリ決まります。
ユニバーサルブースターの構造はこんな感じでブースターノズルが別パーツになっています。
中が空洞気味になってはいますがパーツの密度もそれなりなので軽量という感じではないです。
接続軸はいつも通り3ミリなのでお手軽にカスタマイズパーツとして使えるのも嬉しいです。
全体的に良好で素晴らしい商品なのですが触っていて気になったのが頭部パーツ類のポロポロでした。
ロッドアンテナが外れやすいのはノーマルGP01と同様なのですが、おでこのセンサーの囲みがゆるゆるでかなりポロポロ外れやすいです。
というか、ノーマルGP01の時はここが別パーツであることに気づかないくらいしっかりくっついていました。
下側から見ても圧倒的な情報量でめちゃくちゃ気合いが入った商品であることがわかります。
この弾の目玉はインパルスかと思ってたのですが、間違いなくこのフルバーニアンですね。
あとはギャラリーでまとめて。
実はあまり期待してなかったのですが、これは間違いなくモビルスーツアンサンブルの傑作の一つと言えるでしょう。
本弾に手を出す予定がない人も手にしてほしいし、まだ手に入れてない人は急いで手に入れてほしいです(笑)
シン・マツナガ専用ザクⅡ
続いて白い機体が特徴的なシン・マツナガ専用ザクIIです。
シン・アスカの搭乗するインパルスに合わせてシン・マツナガの搭乗する機体をぶつけてくるとか、これ絶対狙ってますよね(?)
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白いボディーにモールドが映えて間伸びしない情報量になっているのが素敵です。
こちら、モビルスーツアンサンブル12で発売された高機動型ザクIIをベースにしたカラバリ的な商品です。
旧弾の高機動型ザクⅡ(黒い三連星仕様)と違いを見てゆきましょう。
大部分が同じパーツのように見えますが、旧弾の高機動型ザクⅡ(黒い三連星仕様)は共通フレームが古いものなので、本弾の方は肩が新規造形になっています。
新フレームの構造を収納する必要があるからか、本弾のザクは右肩が大きくなりました。
背中のバックパックも本弾のものが少し大きくなっています。
本弾ではふくらはぎにスラスターが別パーツで追加されています。
旧弾の高機動型ザクⅡ(黒い三連星仕様)はアンテナ太めで立派なものがついていましたが、本弾はシャープで薄めのものになっています。
このアンテナは接続軸が短く細いのにヘルメット側の穴がちょっと緩くて、笑い転げそうになるくらいポロポロおっこちちゃいます。
気づいたらアンテナが落ちてハゲになってます。
これは紛失前に接着した方が良さそうなポイントですね。
記憶が薄いのですが、旧弾の高機動型ザクⅡ(黒い三連星仕様)のアンテナにも接着した形跡があったのでもしかしたら前のも緩くてポロポロだったのかも?
もう一点、改悪ポイントがありまして肩のシールドを接続するピンがかなり短くなっており先端も丸っこいのでシールドも落ちやすくなっています。
普通の場所なら接着しちゃうんでしょうけど、ザクのシールドは動く方が好きという人も多いと思いまして、そういう人にとっては接着しにくい場所ですね…
シン・マツナガのマーキングを期待していましたがマーキングなどもなくシンプルな白ザクになっています。
最後に武器セットのヒートホークやバズーカと一緒に。
触り心地も良くかっこいいんですけど、目新しさがあまりないのでありがたみがイマイチという感じでした。
高機動型ザクⅡ
最後にご紹介するのが緑色の量産機的な高機動型ザク2です。
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こちらはシン・マツナガ機を基準に言えば色違いでアンテナなしの商品になっています。
脚部とバックパックが高機動型の特徴ですね。
後ろから見ても情報量たっぷりでたくさんのブースターにロマンを感じます。
ところで、高機動型ザクって足の裏のブースター塞がってるんでしたっけ?
横から見るとこんな感じで、製造販売とコストの事情を無視して言えばバックパックはもう少し大きくてもよかったかも?
ふくらはぎ下側のブースターは別パーツになっているのですが、個体差でパーツが押し出される感じ(奥まで入らない)ものもあるようです。
気になる人は接着した方が良さそう。
肩がよく動くようになったのでいろんなポーズが決まるのでいいですね。
最後は武器セットも交えながら何枚か。
高機動型ザク、どっちもかっこいいんですけどずっと集めている人にとってはインパクトや目新しさが薄いかも?
最近集め始めた人にとっては感動ポイントが多いかもです。
まとめ
息の長いシリーズになってきているので、モビルスーツアンサンブルをいつ頃からどれくらい集めてるかによって評価が別れそうな弾だなと思いました。
最近集め始めた人だとインパルスのプロポーションにもあまり違和感を持たないかもしれないし、高品質なザクが手に入るのは嬉しいですよね!
一方、昔から集めている人にとってはシリーズとして並べた時の違和感はモヤモヤするし、ザクに目新しさを感じないかもしれません。
ただ、どちらの人にとってもGP01Fbのボリューム感とクオリティには感動するのではないでしょうか?
これ、アンサンブルの歴史のなかで傑作と呼ばれるものになると思います。
いろんな情勢が絡んでおり500円で出し続けるのは難しいとは思いますが、武器セットのクオリティの低さ&ボリュームのなさや意地悪ともいえるアソートはいかがなものかとも思います。
「500円でこのクオリティ!」がモビルスーツアンサンブルの魅力の一つだったのに、「お値段据え置き!でも量も減って質も下がってます!」だとどこかのコンビニ弁当と同じになっちゃいますよね。
ガチャマシンの仕様の問題もあり「じゃぁ600円で売ります」も難しいんでしょうし、メーカーもユーザーもモビルスーツアンサンブルの将来を決める苦しいところに立っている状況だと思います。
本弾は今までのように積極的に他人にはお勧めできない感じではありますが、GP01Fbがとにかく素晴らしいので星4です!
モビルスーツアンサンブル25弾はこちらをご覧ください。