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[レビュー]ガシャポンクエスト4 ~廻る旅の終わりに~ 前編 概要と商品の個別説明

2024/1/25 - ホビー, レビューバンダイ , おすすめ度★★★★☆ , ガチャ , ガシャポンクエスト

この記事には商品の共通説明ページがあります

はじめに

「商品コンセプトは面白いけど売り方が邪悪」と感じているこのシリーズ、正式なアナウンスは見かけていないのですがどうやら今回でシリーズが終わっちゃうようです。
オンライン版ガチャと組み合わせて遊ぶ前提なので、実機ガチャだけだと楽しさを実感しにくいのかもしれませんが、売り方が厳しすぎてオンラインまで追えなかったというのも事実。

商品自体は面白いと思うのですが、売り方が好きじゃないのであまり前向きな気持ちでお付き合いできない商品であり、「今回で最後だから」という気持ちに押されて実機を回してきました。
わたしは勇者の鎧(上)がなかなか出ない割に、勇者の鎧(下)が確率を超えちゃうレベルでガンガン出てきてしまいまして、結局トレードしてもらいながらで8000円でフルコンプできました。
高いなーとは思いますが、割とマシな方ではとも思っちゃうくらいの戦果です。

概要

ガシャポンクエスト~廻る(めぐる)旅の終わりに~
装備を付け替えることで自分だけの冒険を楽しめるガシャポンオリジナルシリーズ。
「アサクサ遺跡」での決戦を描くシリーズ第4弾!

発売時期 2024年1月 第4週 
価格(税込)  500円
種類数 全7種
対象年齢 15才以上

https://gashapon.jp/products/detail.php?jan_code=4570118027870000

ラインナップとアソート率は以下のとおりです。

・異世界から来た少年(私服) (2/20)
・勇者の娘(最終決戦ver.) (3/20)
・勇者の鎧(上) (2/20)
・勇者の鎧(下) (2/20)
・アイスコフィン【封印】 (3/20)
・封印の武器A (4/20)
・封印の武器B (4/20)

ただ、アソートにはばらつきがあるようで「2/20」のものは固定っぽいのですが、それ以外は数字が一つ動くものもあるようです。例えば、勇者の娘が4つのアソートだと武器がどれか一つ減っているみたいな感じです。

少年私服と勇者の鎧上下がレアなのは間違いなく、買いまくって比率が収束に向かうにつれて裸の勇者の娘が量産される感じですね。
今回もいつもと同じく、出るまで買った結果いらないものがたくさん手元にダブってる人とか、鎧が片方しか出なくて泣いてる人とかがいる凶悪な販売方法ですね…

Amazonでもフルセットが売られていますが、ヤフーショッピングにやたら安いフルセットもあるのでそちらを購入したら良かったなという気持ちが生まれちゃいました。


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異世界から来た少年(私服)

今回のキャラクター2体は第一弾の衣装違いという感じでして、オンライン版ガチャにあった魔王などはラインナップされませんでした。
本弾の「異世界から来た少年」は私服ということでファンタジーRPG感はないものの、ガシャポンクエスト史上最高に遊びやすい商品になっているかもしれません。
本体以外にスタンドとハンドパーツがついています。
商品仕様などは第一弾で詳しくご紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。

頭部は第一弾と同じで髪色などが少し違います。
カジュアルな服装に黄色いジャンボスニーカーがとてもよく似合っています。

全体のバランスも良く、重くなりすぎない程度に太めなのもいいですね。
第一弾の素体と大差ないのかもしれませんがなんとなく安心感のある頑丈さです。

瞳や髪色に合わせたような服の配色が素晴らしいです。
パーカーなどのフォルムもいいので見た目重視かと思いきや、可動部分の周りに余裕の空間があるので見た目よりも良く動きます。(飽くまでガシャポンクエスト基準で)

地味ながらも袖のラインも造形されています。
隠蔽力の高い塗料があればこのラインを塗ってあげると印象がまた変わるかも。

くるぶしをすっぽりと覆う大きな黄色いスニーカーが特徴的です。
足首の周りのスペースが大きいのでこれも見た目の印象よりはしっかりと動かせました。
スニーカーの接続部分は共通なので、同じ接続軸の他のキャラクターに履かせることもできます。

パーカのフード部分は少し浮きやすいので気になるようなら接着するのもいいかもしれません。
しかし接着しなければ、ピンの干渉を避けながら他の子に装備させることもできそうです。(ここだけ装備させるのもどうかとは思いますが)

胸下に可動軸がありある程度のポージングが可能です。
脚の動きをベルトが邪魔するかと思ったのですが、PVCの柔らかさでいい感じに避けてあげることもできました。

いや、ほんとよくできてる。
シリーズ最後(?)にして、集大成みたいなものが私服でやってきちゃった(笑)

足裏が大きいので他のキャラクターよりも自立させやすいですね。
もちろんガシャポンクエストなのでガシガシと自由自在に動かせるという感じではないのですが、他の子よりも安心感のある可動が楽しめます。

付属のスタンドを使えば多少ダイナミックなポージングも可能です。
あくまでガシャポンクエストなので可動範囲の制限もありますし、スタンドも長時間飾るには適さない仕様なので過度な期待は禁物ですが…

第一弾の男の子と並べてみます。

頭部の造形は同じっぽいのですが髪色が違って、第一弾は紺色でしたが本弾はほぼ黒です。
第一弾の子はPVC部分がゆっるゆるになっていてふにゃふにゃのぷらぷらになってしまっており自立させるのも大変苦労しました。
やっぱこうなっちゃうか…

アクアシューターズと組み合わせて遊ぶのも良さそうな完成度の高いフィギュアです。
いやー、ほんとすごい。
最後にこんなクオリティのものが出てくるとは予想外でした。

本弾の「異世界から来た少年(私服)」はかなり出来がいいので、ガシャポンクエストを追っていない人でもこれくらいの可動フィギュアが好きなら手に入れる価値があるかなと思います。

排出率1/10の壁を越えなきゃいけないんですけどね…

勇者の娘(最終決戦ver.)

続いて勇者の娘(最終決戦ver.)です。
こちらは髪型が変わって、体は第一弾の色違いでボディースーツが再現されています。
他と同じくスタンドと替え手首がついています。

髪の毛が伸びて体の色が変わったので雰囲気も結構変わっています。
後頭部のポニーテールは別パーツでした。

髪の毛が長くなった分干渉するところが増えたという点以外は第一弾と変わりがなさそうでした。

もともとよく動く素体だったので今回もバッチリ動きます。
ただ、第一弾のものはPVCが緩くなってふにゃふにゃのポロポロになっているので、この子も近いうちに同じ道を歩むのでしょう。

三白眼で目の下にクマがはっているかのような殺気だった寝不足みたいな表情も第一弾と同じですね。
アクアシューターズのような可愛さが薄いのはこの表情のせいだと思う。

こちらも第一弾と並べてみました。

背景色や発色の関係で肌色の子の方が太く見えますが実物は同じ素体で色違いだと思います。
すねの半分から下を交換できる関係で、肌色の子のすねから下を本弾の紺色の部分を使うとスクールソックスのようになってちょっと面白かったです。

勇者の鎧(上)

今回もばっちり上下分割商法で排出率も厳しめです。
ガシャポンクエストが好きになれない理由がこの売り方なのですが、鎧の造形自体はいつも通り素晴らしいです。
肩アーマーは左のみついているのですが、腕のポーズに応じて肩アーマーを動かして逃がせるのがよかったです。
その分、意図せぬポロリにも繋がる部分なのですが。

女の子に装備させると髪の毛に隠れる部分ですが、肩甲骨周りがほんのり造形されているのがセクシーですね。
今回の鎧は素体のパーツを使わずに首から下を丸ごと交換する方式になっています。(=頭だけ付け替える方式)
なので、女の子のボディースーツの色は鎧には全く活かされないんですよね。
ガシャポンクエストらしいと言えばそうだけど、なんだこの仕様は??

塗り分けや質感はかなりお見事です。
鎧の白い部分はパール調なのかと思っていましたが、ほんのり青みを帯びた白です。

鎧の形状と干渉しやすいのか、手首がちょっと抜けやすいのは気になりました。
ピンが短そうに見えたのですが比べてみると素体の手と変わらないピンの長さだったので形状の問題っぽいです。

勇者の鎧(下)

鎧商法下半身の部です。
こちらは腰巻きとスカートが別パーツになっています。

とにかく造形が綺麗で、膝アーマーや足首など可動に説得力を持たせるような造形になっているのがいいですね。
頭だけ付け替え方式なので「ガシャポンクエストの換装とは…」って気持ちになるのですが、第一弾からずっと中途半端な商品コンセプトなので、中途半端な換装を入れるよりは初めからこれでよかった気がします。

アイスコフィン【封印】

ここからは武器のご紹介です。
武器はオンライン版の色違いという感じのようで、オンライン版は「解放」でガチャ版は「封印」という状態のようです。

オンライン版のアイスコフィンは鞘の一部がゴールドで塗装されていたり、剣の柄の宝石が青かったりするのですがガチャ版は省略されています。
ちなみに、ガチャ版500円でオンライン版は400円です。
金額だけ見るとガチャ版はこれが一番ハズレアイテムかもしれません。

とはいえ、出来が良くてクリアも綺麗なのでこれは500円でもいいかなという気持ちになりました。

剣の細さも長さも絶妙で、神秘的な仕上げも相まってめちゃくちゃかっこいいです。

氷の刃の付け根のルーン文字のようなものまで細かく造形されています。
成形の都合で出てくる丸ポチが色んなところに出ているのが気になります。

剣は鞘に収めることができて、これはこれで肉厚のアイスソードにも見えるのがいいですね。
鞘は同じ形のものをツーパーツはめ合わせるのですが、クリアに透けるハメ合わせの丸ポチが意味ありげなモールドに見えてこれもありですね!

封印の武器A

ガチャの商品名としては「封印の武器」で3本セットになっています。
オンライン版の武器は彩色箇所が多いとはいえ1本400円、ガチャ版は3本500円なので、ここから考えるとオンライン版の価格設定は「???」って感じです。

オンライン版には個別に商品名称があり左から「崩天の剣」「封印触器4號」「クリスタルソード」となっています。
オンラインは「解放」でこちらは「封印」で、オンラインの方は1色追加で塗られている感じですが、これらに関してはどちらでも大差ないイメージがあります。

崩天の剣は持ち手のゴールド部分がややクリアになっています。

厚手の刀身が二つついていて真ん中がぱっくり開いているようなデザインです。
このデザイン好きです!

刀身の付け根の部分はオンライン版だとゴールドで細かく塗られているのですがこれは塗られていなくてもぜんぜんかっこいいですね!

続いて「封印触器4號」です。
クリアパープルの武器をルーン文字の石板で封印しているようなとても面白いデザインです。

ほんと美しくよくできてる。
今回の武器セットはまったくハズレ感がないですね。

3本目はクリスタルソードです。
なんとなく魚っぽく見えるデザインが面白い。

クリア素材にラメが入っているような感じで綺麗な透明感があります。
クリスタルソードの名にふさわしい美しさ!

封印の武器B

最後の商品はこちらも3本セットの武器です。
一番左の炎の剣のようなものはガチャ版オリジナルっぽくて名前不明です。
真ん中が「大地の剣」で右が「閃空の斧」だそうです。

炎の剣(仮称)はシンプルなワンパーツで、肉厚でまるっこさもある造形です。
持ち手部分が少し薄いようで持たせにくさがありました。
ダブったら両手に持たせても面白そうな武器ですね。

切れ味が悪そうな「大地の剣」は地割れをイメージしている造形かもしれません。
オンライン版は剣先がマグマのように赤くなっていて綺麗なグラデーションになっていました。
ガチャ版は切れ味が悪そうな造形も助けてちょっとハズレ感がありますね(笑)

自分で塗装しても楽しめそうなアイテムです。

最後は「閃空の斧」です。
オンライン版は綺麗なクリアグリーンとゴールドだったのですが、こちらは封印の名の通り息を潜めているような不気味な雰囲気となっています。

こちらも刃はクリアパーツにラメが入っているような仕上がりでした。
ガチャ版の武器の中では大きめなのでガチャ版しか集めていない人にとっては面白みのある武器かも。

今回の武器は仕上げもボリュームも太っ腹ですね!

つづき

実際に装備させたり組み合わせてみたりは次回ご紹介しますね!

よかったら第一弾もおさらいしてみてください。

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