1. ホーム > 
  2.  ホビー

[レビュー]モビルスーツアンサンブル26(MOBILE SUIT ENSEMBLE)前編(イモータルジャスティスほか)

2024/2/24 - ホビー, レビューバンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★☆ , モビルスーツアンサンブル

はじめに

発売日が「2024年2月 第4週」となっていたモビルスーツアンサンブルですが、ガンダムSEED FREEDOMの人気に合わせてか、2月15日くらいにはもう発売されていたとか?
 ラインナップはSEED FREEDOMの中心にいる機体であるイモータルジャスティスガンダムと、EX弾の簡易版のようなキャリバーンと、私的に待ち望んでいたギャンの3種類で、カプセルを集めて豪華になる枠はイモータルジャスティスです。
個人的には過去弾のような感動や驚きが薄い弾だなと思ったのですが、イモータルジャスティスにどれだけ思い入れがあるかで評価は変わりそうかも?

とりあえず、順番に見てゆきましょう!

概要

MOBILE SUIT ENSEMBLE(モビルスーツアンサンブル)26弾です。「ガンダム・キャリバーン」を中心に「イモータルジャスティスガンダム」、「ギャン」といったラインナップでお届けします。

発売時期 2024年2月 第4週 
価格(税込)  500円
種類数 全5種
対象年齢 15才以上

https://gashapon.jp/products/detail.php?jan_code=4570118105639000

ラインナップ(括弧内はカプセルの色)

・ガンダム・キャリバーン(白)
・ギャン(青)
・イモータルジャスティスガンダム(赤)
・イモータルジャスティスガンダム拡張セット(緑)
・MS武器セット(黄)

Amazonでモビルスーツアンサンブル26の値段を見る

イモータルジャスティスガンダム

チャンネル登録してもらえると嬉しいです!

大ヒット劇場作品ガンダムSEED FREEDOMに登場したMSです。
実は私はまだ作品未履修なのですが、twitter等で嵐のようにネタバレを喰らったのでなんとなく色々わかってるという感じです(笑)

頭のサイズは最近のアンサンブル準拠で昔のアンサンブルと比べると小さくて、なんとなく大きく見えるのは胴体や腰も小さいからだと思います。
脛の細さも目立つ一方で、肩や前腕は昔のアンサンブル準拠のような大きさで、全体的にアンバランスさを感じてしまいました。
できるだけ小さく作りたい思いがあるけど、肩や前腕などジョイントの関係で小さくできない部分がそのまま大きくなっているような感じかな?
バランスは好みが分かれそうですが、造形の細かさやパーツ分割や色分けは執念に近いものがあり、小さいながらもかなり高密度な仕上がりです。

バックパックは拡張セットの物をつけなければならないのかと思っていましたが、コンパクトなバックパックがついていたのにびっくり。

小さいながらも翼を広げることができる点にもびっくり。
翼は可動部分を中心に軸で接続していますが、軸に小さなスラスターの形をした蓋パーツを被せて固定する方式だったのにもびっくりしました。
拡張セットなしでも十分に楽しめるようにという手厚さが伝わってきました。

なお、このイモータルジャスティスは高密度なぶん大きなデメリットがあって、小さなパーツがかなりポロポロ外れやすくなっていました。
胸のダクトや股間の白い棘なども別パーツなのですが、この辺りもかなり外れやすいです。
腹下の黄色い部分なども細かく別パーツになっており、この辺の色分けの都合だけの小さなパーツは積極的に接着しておいた方が触りやすくなると思います。
ほんと、私はポロリからパーツを紛失しかけて20分くらい探し続けたので無くす前に接着推奨です。

顔もかなりイケメンの部類で塗り分けもすごい。
メインカメラはクリアグリーンの裏からシルバーが塗られていて、おでこのセンサーは素材に直接シルバーを塗ってその上からクリアブルーを塗っているような感じでした。
どちらも極小部分なのですがこだわり抜いて、コストをかけながら完成度を高めてくれていることが伝わってきます。

武器なしでくるっと一周見てみましょう。
もともとアンサンブルのデフォルメはクセが強めですが、前述の独特のバランスからさらにアクが強いデフォルメになってるかなと思いました。
設定立ち絵と比べるとアレンジの特殊性がよくわかります。

足の白い部分の塗り分けも発色もかなり頑張っていて、赤地の上に白い塗料というひと昔だと塗装事故の定番的な組み合わせも見事にクリアしてだいぶ綺麗に塗られていました。

両腰にはビームブーメラン「ヴィーセルナーゲル 」の持ち手をマウントさせることができます。
特殊な形状での接続が再現されていてかなり見栄えの良い部分ですが、取扱に注意が必要な部分でもあります。
白いビームブーメランはABS(プラっぽい素材)で、腰のパーツはPVC(硬いゴムっぽい素材)になっており、まっすぐ丁寧に接続しないと腰パーツ側の接続部分が負けて削れたり歪んだりしちゃいます。
こうなっちゃうとビームブーメランを綺麗にマウントさせるのが難しくなるので、腰パーツ接続部分の変形には注意ですね。
ここの接続がかなりキチキチなので、油断すると腰側パーツを痛めちゃいます。

ビームライフルは柔らか素材ながらもしっかりとした大きさで、3ミリ穴以外は肉抜き部分もありません。
グリップ部分は3ミリサイズですが丸軸ではなく、変形した時に気持ちよく収まってくれるような形状となっています。

拡張パックを使用しなくても一応変形っぽくはできますがかなり不恰好です。
変形目当ての方は拡張パック必須ですね。

PR:アメイジングズゴックのこと覚えてますか?

ここからは拡張パックを装備させてゆきます。

イモータルジャスティスの肩がだいぶ大きめなので、正面から見て劇的にシルエットが変わるほどではないのですが、横や後ろから見ると大きくシルエットが変わりますね。
拡張パックの翼を左右つけ間違えていますが、3Rや3Lの刻印が目立つかどうかだけの違いだと思うので脳内修正の上ご覧いただけたら(すみません)

拡張パックも翼を開くことができます。
翼は2パーツ構成なのですが、つなぎめ部分がかなり外れやすいので接着推奨です。
これ、左右を間違えたから取れやすいじゃなくてちゃんとつけても取れやすくて、なんなら取れた時につけ間違えて左右入れ替わったんだと思います(笑)

翼の付け根は3ミリ軸でロールするようになっているっぽいのですが、あちこちに干渉するのでアクションに対する寄与はほぼなし。
ロールさせるためというよりも、組み替え遊びの幅を持たせるための仕様かもしれません。

色々干渉しそうな形状の割にはしっかりと動かせる印象があります。
ただ、接着しないとまともに触れないくらいポロポロ地獄なので、可動や互換性に関係なさそうな部分は積極的に接着した方が良いかと思います。
ほんと、この子に関しては紛失前に接着を。

拡張拡張セットを使ったMA形態への変形を見てゆきましょう。
変形は頭部とコックピットハッチが余剰となります。

コックピットハッチは外しにくいので、拡張セットに押し出し用のツールが付いていますが、手先が器用で素材の特性も理解している人は爪で外せるレベルです。

大きな翼が映えますが、かっこいい変形かと言われるとさすがにうーんでした(笑)
翼の3Rとかの刻印が目立ちますが、これは私が逆につけただけなので正しくつけたら目立たないところです。

MA形態に対応したスタンドは付属しておらず、汎用スタンドも使うのが難しそうな感じでした。
私はでかい3ミリ軸スタンドを用意して、ビームライフルの横穴に無理やり挿してみました。

設定準拠なのかもしれないけど、正直だいぶチープな印象でアンサンブルの定番体験となる「カプセルふたつ分でこのボリュームなの?」みたいなのはだいぶ薄く感じるかも。
旬の機体ということでのラインナップかもしれませんが個人的にはいま一歩かな…

最後はMS武器セットも加えてのフル装備です。
ブーメランはかなり大きめに造形されていて、脛のビーム刃「カルキトラ ビーム重斬脚」もデフォルメサイズに対しては大きめの存在感で再現されているのでかなりいい感じ!

ブーメランの持ち手の内側に肉抜きがあります。
ブーメランの持ち手部分は軟質パーツなので、ややこしそうな形状ではありますが曲げながら持たせるとストレスなく装備させることができます。
腰についているブーメランの持ち手は腰から外せるので手に持たせた時の辻褄が合いますね。
この辺もよく考えられています。

ブーメランはかなりの大きさで作られているのですが、全体で見た時にやっぱりアンバランスさがあるかなって感じ。

素材は違うけど全体的に赤みが多いのでちょっと目立ちにくさもあります。

イモータルジャスティス付属のシールドに武器セット付属の翼とビーム刃をつけたらシールドブーメランの完成です。
翼は軸で動いて収納位置まで持ってくることができて、つけっぱなしでも腕に装備させることができました。

アンサンブルの表現で定番になる「3つ分のカプセルでこんなすごいことになる!」もちょっと言いにくい感じで、今までのアンサンブルのプレイバリューやボリュームから考えるとちょっと物足りないかも。

接着すべきところを接着しておけばストレスなく動かせてけっこう遊べる仕様になっていると思います。

あとはこの機体が好きかどうかですね。

イモータルジャスティスガンダム拡張セット

イモータルジャスティスのバックパックです。
変形時にコックピットパーツを外しやすくするための治具がついています。
正直、だいぶ安っぽくてペナペナした印象でした。
バックパックの基部の部分がもう少し厚くて翼の接続軸が胴体から離れていたら、可動範囲が広がってプレイバリューも高まりそうだったんですけど、原材料コストとか自立バランスとかからこんなペナペナした感じになったのかなと推測です。

いわゆる「支援機枠」なんですが、これだけを見るとかなり安っぽくてボリューム不足です。
翼の接続は3ミリ軸で、機種の部分はボールジョイント接続用の面白いパーツもあるので、組み替え遊びを楽しむ人にとては遊びの幅が広がるような発見があるかも。

MS武器セット

イモータルジャスティスのビーム兵器関連と、後ほどご紹介のギャンのエフェクトがセットになっています。
だいぶ物足りない感じで、イモータルジャスティスとギャンに特化するのであれば、ギャンのビームサーベルを突きで持たせるような手首があったらまだ良かったのになぁという印象。

毎回、新しい発見やボリューム感などに対する驚きがあるモビルスーツアンサンブルなのですが、26弾に関しては予想を超える驚きや感動がギャンくらいだったのでちょっと物足りない感じがありました。

続き

ほかの記事も読んでみてね!

ブログの総合入口へ
こねこ惑星 ホビーブログ