[レビュー]ガシャポン戦士NEXT09
2012/10/16 - ホビー, レビュー( バンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★★ , 旧ブログ移行記事 , ガシャポン戦士 , ガシャポン戦士NEXT )
この記事は過去に使用していた別のブログサービスから移行してきた物です。
内容が古く写真等も小さいですが昔のものの記録としてお楽しみください。
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2ヶ月に一度のお楽しみ!
ガシャポン戦士NEXTの第9弾が発売されました!
今回もコレクターに優しい均等アソートでラインナップとカプセルの色は以下の通りです
青:ストライクフリーダムガンダム
赤:インフィニットジャスティスガンダム
白:ガンダム AGE-3 オービタル
黄:ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)
紫:ブラックドラゴン
人気の定番機体からマニアックな懐かしのキャラクターまでなかなか面白いラインナップになっています。
■ストライクフリーダムガンダム
人気の機体なので楽しみにしている人も多かったでしょうがコストの限界か少しストフリっぽさが薄い仕上がりになっています。
ストライクフリーダムの特徴は金色の拳、関節、胸のビーム砲かなと思うのですが、それらが概ね省略されています。
肩先の赤い部分も真正面の見える部分のみ塗装されていて、コストの限界という感じがヒシヒシと伝わってきます。
ひとつたったの200円ですもんねぇ…
背面には大きめに翼(と言ってしまう)が作られていていい感じのフォルムになっているのですが、翼の接続部分が細すぎて怖かったりもします・・・
ガシャポン戦士NEXTの特徴は細かくて精密なディテールなんですが翼は大きさに比例して大味でちょっと違和感がある部分です。
成形色のみなのでのっぺりした印象になっているというのもあるのでしょうがほんとお値段を考えるとこれ以上を求めることができない…
気になる人は自分で部分彩色などしたらかなり化けそうだなとも感じます。
肩の部分を横からみると大きなつなぎ目が見えてモールドがずれてる・・・
今回はフェイスパーツが芳しくなくて、接着の過程でずれて目玉が飛び出してるようなのが多いです。
10個確認しましたがまともなのがなかった・・・
塗装も荒ぶり気味で小さな塗料の飛び散りも多数あります。
そして、前回から導入された目のメタリック塗装ですが、なぜかこの機体はメタリックになっていない・・・
担当者がこれだけ違うのかな?
アクションはばっちり決まるのに、いろいろとモヤモヤが残る商品になってしまいました。
人気の機体だけに残念です。
■インフィニットジャスティスガンダム
ストフリのモヤモヤ感に反して気合入りまくりのインフィニットジャスティスガンダムです。
当初トサカの長さが気になっていましたが見慣れるとここがカッコイイ部分に感じてきます。
こちらは前弾からの仕様変更に準じて瞳はメタリック塗装です。
この商品には、今回から導入された「NEXTベース」が付属しています。
小さなスタンドですがあるとうれしいです。
NEXTベースを使えばディスプレイの幅が広がります。
土台の接続部分がボールジョイントなので角度をつけることが出来ます。
飛行が似合うMSには良いですね!
NEXTベースのために、今回から股関節のジョイントパーツの造形が変わって裏側に穴が開いています。
ここにNEXTベースの先端を挿して固定します。
MSフロンティアと同じような仕様です。
既に手放してしまったので確認が取れずはっきりとしたことが言えないのですが、MSフロンティアの台座の流用が出きそうだなと思いました。
リフターに気合が入っている関係でパーツ分割もなかなかのものです。
これにスタンドがついているのだから満足度は高い商品ですね。
リフターの角度は差し替えで変更できます。
ちょっとしたことなんだけどこういうギミックは本当にうれしいです。
リフターはばらして変形させることが可能で、スタンドを使用することもできます。
がんばれば、上に乗せることもできます。
ストライクフリーダムとは打って変わって気合入りすぎてて触ってるとニヤニヤしてしまいます。
ガシャポン戦士NEXTの名作機体のひとつになりそう。
■ガンダムAGE-3 オービタル
ガンダムAGEシリーズからは駆け込みでAGE-3の新兵装バージョンが来てくれました。
武装追加分がビビットな配色で目立っているので見た目にもわかりやすく、機体としてのボリューム感もあってこちらもなかなか満足な触り心地です。
これにもNEXTベースがついています。
今回はハズレ塗装のクオリティが絶望的という問題も…
今まであったハズレ塗装よりもだいぶエスカレートして暴れまくってます。
アタリ塗装を引き当てたら比較的ましなので今回はお目当ての機体からの塗装の品質差も含めたガチャになってますね…
左手に表情がついているのでポーズ映えはします。
塗料が厚くてモールドが潰れてしまっている部分もあります。
成形色に単色塗料をベタ塗りしてるケースがありますが、成形色をはじめからお目当ての色にすればみんなが幸せになれそうなのに、製造上それが難しい理由があるんですかね?
■ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)
ガシャポン戦士NEXT06のガナーザクウォーリアの色違いです。
ですので、詳細は該当記事をご覧いただくのが早いです。
赤にどぎつい深みがあってちょっと機体の元々のカラーリングの雰囲気から離れてますかね?
ほんの少しだけ仕様に変更があって、股関節ジョイントの変更に伴いふんどし周りのパーツと股関節ジョイントを接続する部分の出っ張りがなくなりました。
以前の股関節ジョイントは真下からみると「H」みたいな形になっていたのですがそれが変更となっています。
可動でジョイントとふんどしパーツがずれるのを防ぐための工夫だったのだと思いますが、穴を開けるだけの面積の確保が難しくて変更になったんでしょうね。
手間をかけてまで変更してくれるのはとてもありがたい。
■ブラックドラゴン
今回のシークレット枠はナイトガンダムのライバルであるブラックドラゴンでした。
ガシャポン戦士NEXT05からの時間差シークレット枠で対決が実現するとは、サザバルガも期待して良いのだろうか?(たぶん無理)
スタイルは細身に感じますがメタリック塗装の部分が多くてそれがラスボス感を高めてくれています。
杖の造形は気合が入っているのですが細長すぎてカプセルの中で曲がっているのと、個体によっては白の塗料が汚らしいものもがあります。
(紺の成形色の上に白をペイントしています。)
個体差かもしれませんが尻尾の差込が浅くて抜けやすいのが難点です。
見栄えは悪くないのですが可動という点では他のNEXTよりも干渉部分が多くて動かしにくい印象があります。
NEXTベースなど新しい試みのおかげで手にする楽しみが増えた弾でもありますが、塗装の方式やクオリティで「???」となる部分もありました。
200円で高品質というのがこのシリーズの売りの一つなので、安かろう悪かろうに倒れないことを願っています。
(ほんと、価格をキープするご苦労も多いと思いますが…)