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デスクトップアーミーとは(ほぼ共通っぽい仕様の紹介)

2022/11/14 - シリーズの概要, ホビーデスクトップアーミー

デスクトップアーミーとは

デスクトップアーミーはバンダイ系列の会社であるメガハウスが手がけた8センチくらいの可動フィギュア商品で、DTAと略されることも多いです。
等身を無視して身長ベースで考えるとスケール的には1/20くらい(身長160センチとした場合)なのです。
デフォルメされているのでよくある1/24スケールの小物と組み合わせて遊ぶのにちょうど良いくらいです。

多くの可動軸が設けられているアクション性と、3ミリ軸による武器等の仕様が共通化されていることで組み替え遊びも楽しめるもので、デスクトップという名称から机の上に広げて遊べるお手軽サイズを意識しているシリーズだと思います。

個人的にはオリジナルキャラクターよりもコラボ商品としてのイメージが強く、エヴァンゲリオン、FGO、プリンセスコネクトなどなど人気作品とのコラボが多くあります。

標準サイズのフィギュアと組み合わせて遊ぶ大型アイテムもあり、資金力があればかなり楽しめるシリーズだと思います。

私の中で「アクアシューターズっぽい高級なやつ」というイメージを持っていました。
なので試しにアクアシューターズと並べてみるとこんな感じ。

左がアクアシューターズ、右がデスクトップアーミー プリコネコラボのキャル

サイズ的には両方ともほぼ同じですが実はアクアシューターズの方が可動箇所が多くて、デスクトップアーミーは足首と手首は動きません。
アクアシューターズは自分で組み立てる方式でかつ、ガチャ商品で低コストっぽい武器セットを混ぜながらのランダム販売ではありますが500円という驚くような価格設定であり、この価格感を持ってしまうとデスクトップアーミーって高いと感じてしまうんですよね…(正確には、アクアシューターズが安いだけだと思う)

ちなみにデスクトップアーミーは2016年にシリーズが始まったもので、アクアシューターズは2018年スタートということで実はデスクトップアーミーの方が先輩なんです。

参考:アクアシューターズ

有名作品とのコラボも多く、ちょうどいい感じにデフォルメされたキャラクターはデスクトップアーミーならではの魅力であったりもします。

ちょっと困った特徴

デスクトップアーミーは面白い商品なんですが、なんでこうなんだろうと小首を傾げてしまうような仕様もちらほらあります。

販売方法が困る

販売価格はひとつ2千円前後ですが、中身がわからないブラインド仕様(ランダム)というライトユーザーにとっては厳しすぎる商品仕様です。
ただ、多くの場合1シリーズにつき3種類の発売で3個入りのボックスで買えば全部揃うという仕様になっているので、3個セットで買うのが常識になっている商品かも?(お店によってはそもそもバラ売りをしていないところもあります)
注意点としては、店頭販売のものは3個入りのボックスが開封されているものは中身が入れ替わっている可能性もあるので3個買ってもダブる可能性があります。
ネット販売でも怪しいところは余り品の抱き合わせで3つ入りを作っていたりと、「3個入りボックスで全種揃う」が保証されていない場合もあるので購入時には全種入っていることが明記されているものを買った方が良いです。

関節パーツを差し替えれるけど遊びにくい

デスクトップアーミーの共通仕様(たぶん)として、肩と股間の差し替え用の関節パーツが付いています。
フィギュアにセットされているのはまっすぐな鉄アレイのようなパーツなのですが(写真上側)、これをへの字型に曲がっているものに交換することができます。

だいたい共通でついている交換用ジョイント


への字型パーツは素体に合った色と透明の2パターンが付いていて好きなものを使えるようになっています。

への字型パーツを使うと、独特な形に可動範囲が広がるのでポーズの幅も広がるのですが、かなり差し替えにくいので(素材が固くなる冬場は特に)ガシガシ差し替えて遊ぶ感じでもありません。
また、への字型を使うと逆に素立ちが難しくなるので用途に応じて使い分けることになります。
DTAのフィギュアの形状によっては差し替えても可動範囲の恩恵がないものもあるので、上手く使えたらラッキーという程度のパーツと思った方がいいのかも。

自立はかなり難しい(運要素すら絡む)

ガシガシ動かして遊びたいお手軽サイズのフィギュアなのですが、素体での自立はほぼ無理です。

足裏の面積がわかりやすいように黄色で塗っています

参考写真の左がアクアシューターズ、右がデスクトップアーミー(プリンセスコネクトのキャル)なのですが、足の裏の接地部分のサイズが1/4とも言えるくらいの小ささです。

そして、デスクトップアーミーは足首が動かないので接地の調整も難しいです。
足首が動くアクアシューターズでも自立はギリギリなのに、デスクトップアーミーはこれだとほぼ自立は無理です。
でも、これにも救済策が用意されており、踵に透明な自立補助用のパーツをつければ自立させることができるかもしれません。

踵サポート用パーツのランナー

丸穴のついている方のパーツを踵に差し込んで、その丸穴にサポート用のパーツを接続します。

踵につけるとこんな感じです。
サポートパーツは丸穴に軸接続しているので、角度を変えることもできます。
この辺りをうまく組み合わせると自立ができる”かも”しれません。

この「かも」というのがポイントでして、組み立て済みのフィギュアの膝や肘の大きな円板関節にかなり個体差があってハズレを引くとプッラプラだったりもするのです。

肘の例ですが、大きめの円盤を組み合わせた可動パーツが組み込まれています。

膝の円盤パーツがプラプラのやつを引いてしまうと補助パーツで自立を試みてもマトリックス反りで後ろにクラっと倒れてしまいます。

デスクトップアーミーには用途に応じて組み換えできるスタンドが付いているので、スタンドを使って飾るのが大前提なんだと思います。

スタンドがあるけど割と使いにくい

こちらも多分共通でこういうスタンドセットが入っています。
右下のボールジョイントは先にご説明したへの字型の差し替え用透明バージョンです。

スタンドはパーツの組み替えで高さやアームの長さを変えられるようにはなっています。
組み替え例はこんな感じ。

パーツ同士の噛み合わせがかなり硬くて、組み換えもだいぶ大変で、思う位置にアームの接続部分を持ってくるのがなかなか大変です。
使いやすいものではないので飽くまでオマケという感じのものだと思います。
フィギュアとの接続は3ミリ軸なので他に使いやすい3ミリのスタンドを持っていれば他のものを使った方がいいかも。

ただ、スタンドとしての仕事はしっかりとしてくれるものでして「パーツ数から想像するほどは自由に使えない」という程度の困ったポイントです。

以上、デスクトップアーミーについて共通っぽい部分をざざっと紹介いたしました。
個人的にはシリーズとしての難点が気になってしまう部分もあるのですが、全体としてはとても面白い商品だと思い、ガシガシ動かして遊ぶよりはポーズを固定してスタンドで飾るのが正解なシリーズかなと感じます。

4頭身サイズのデフォルメであまり立体化されない別作品とのコラボも多いので、気になるものは手にしてみると良いかもしれませんね!

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