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[レビュー]HG 1/144 ハインドリー(ガンプラ)

2023/2/27 - ホビー, レビューバンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★★ , プラモデル , ガンプラ , 水星の魔女

概要

価格1,760円(税10%込)
発売日2023年02月18日
対象年齢8才以上

ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、ハインドリーが商品化!
■挟み込みを避け、後はめ加工をメインとするパーツ構成により組み立てやすさに配慮。
■首・腰部のボールジョイントは空間を設けた構造で前後傾の姿勢にも対応。
■マッシブなフォルムに加え、回転可動を備えた全高ほどもある長さの専用武器を装備。
■左腕には専用シールドを保持。シールドは正面に向けられるようにアーム部分が可動。
■背部には3本のノズルで構成されたバックパックを装備、高い機動性能を有する。

【付属品】
■専用シールド×1
■専用武器×1
■シール×1

https://bandai-hobby.net/item/5220/

くるくる動画

パッケージと内容

このノーマルのハインドリーってアニメのどこに出たっけと思って調べてみたんですが、水星の魔女の1クール目には出てこなかった機体だそうです。
プラモデルの発売が発表された時からワクワクしながら待ってたので機体自体に愛着があったのですが、まさか未登場とは…

発売日当日にお店にいけずにいろいろ忙しくして1週間後にお店に行くことになってしまったのですがハインドリーとティックバランの在庫はもりもりありましたね!
未登場ゆえライトなファンにまだ魅力が届いていないからなのか、バンダイさんが本気をだして転売屋を駆逐してくれたおかげかわかりませんが、手に入れることができたのは嬉しい。

パッケージは水星の魔女シリーズに準んじており、たくさん集めて行くと統一感のあるデザインの箱が積み重なっていくのでなかなか楽しい。

ランナーは標準的な構成でポリキャップ等はありません。
ポリキャップがなくても扱いやすく耐久力もあるキットになるので時代の変化を感じますね。

色分けシールはちょっと多めで、白い部分と肩のチラ見えパープルもシールでの再現です。
肩のチラ見えパープルはクリアパーツで再現かと思っていたのでちょっと意外でした。

組み立て説明書には今回も機体の説明などが書かれています。
まだアニメで活躍していない機体なので説明を読んでるだけで想像が広がります。

ランナー構成は今回も秀逸で、首回りのパーツに関してはワンパーツでここまで表現できるのかとびっくり。
ランナーの横側から穴が空いていたり、ヘルメットパーツが綺麗なワンパーツだったりとランナーの状態でも見どころが多いです。

気に入ったパーツ構成が頭部のメインカメラの部分で、モールドの入った透過度高めのクリアパーツの下に、光を反射させるタイプのシールを貼って奥行きとディテールの密度が再現されています。

光がいい感じに入るのでめちゃくちゃかっこいい!

ハインドリー

甲冑を着込んだナイトのようなシルエットですが、膝から下は動物の足のような形状になるのがいい意味で不気味です。
今回の紹介ではメインカメラのクリアパーツの奥にのみシールを貼っていますが、他の部分のシールは貼っていません。

付属品はハンドガンとランスとシールドが一体化したような「ランタンシールド」と、それよりもひとまわり大きい「ラウンドシールド」です。

ランタンシールドはシールドにランスを通して、それをハンドガン本体にピンで接続します。
シールドをピンの部分で回すことによってランスの向きが変わるのでいろんな表情で遊べます。
ハンドガンの右側面につけるランスやシールドを逆側につけることができないので、右手専用装備だと思った方が良いです。

銃をもっているのにランスを構えているようなフォルムが個性的で好き。
パーツ数はそう多くないのに装甲が折り重なっているような感じが見事に表現されています。

シールドはアームの付け根で軸回転し、アームが2箇所動かせるようになっています。

シールドの接続方法は特殊で、シールドアームのでっぱりをハインドリーの手首の溝に差し込んで固定します。
弱そうな接続に見えたのですが必要十分な強さがあって、機体の仕様に準じた素晴らしい構成です。
今のところポロポロ落ちることもありませんでしたが劣化した時はやばいかも?

シールドはよくある感じで腕にマウントさせる以外にも、アームを動かすことで拳の前に突き出すようにもできます。

サイズの違うシールドを2枚装備しているように見えるので防御力が高そうな印象。

メインカメラのクリアパーツ部分のモールドと奥で鈍めに光シールとで、この部分の奥行きと情報量はなかなかすごいです。
HGエアリアルでインモールド成形とか新しい技術を使ったりもしていましたが、プラモデルである限りはハインドリーのような仕様で十分なのではという気もします。

バックパックの接続用の二つ穴は、水星の魔女シリーズ共通なので他の機体のバックパックと交換することもできます。

首元にあるドーム状のコックピットは簡易的な造形ながらも座席が作られています。
写真では胸の装甲を外していますが、本来は胸の装甲の奥にガッツリと隠れる部分なのでこれくらいの造形でも気になりません。

腰が細くて太もも周りが太いので女性的フォルムとも解釈できそう。
腰は腹裏にボールジョイント、ボールジョイントの付け根が軸回転となっていて動きそうな構造に見えるのですが、腹裏のボールジョイントが抜けやすいので気持ちよく動かせる感じではありません。

とにかく、膝から下が急に簡易的になったのかのような形状が面白いです。

しかしながらこの子も足首の動きにはクセがありまして、足首の左右ロールは得意ですが前後には動かしにくい関節になっており、前後に動かそうとすると付け根のボールジョイントがスポスポ抜けやすいです。

足首は脛の装甲を避けながら動かせばこんな感じで動かすこともできます。
脚はまだまだ開いて足首もまだまだ動くのですが、稼働範囲よりも先にフロントアーマーが地面についてしまって開ききれないレベルなんです。
そしてやはり前後の可動はボールジョイントの範囲でかつ脚の装甲に干渉しやすいので、足首を前後に曲げて踏ん張るようなポーズは苦手です。

作りたてであれば関節も渋めで機体の重心バランスもいいので片足立ちも余裕です。
ほんとナイトって感じでかっこいい。
馬の脚のように見えなくもないので、ナイトガンダムのケンタウロスモード的な改造も映えるかも?


↑このこもケンタウロスモードにできたらよかったんだけど…

ランス部分が細くしっかりとした長さなので本当に見栄えがいいです。

背中の三つのポールタイプのスラスターはガッツリ合わせ目ができます。
段落ちモールドっぽくしてくれているのですが、逆にそれが目立ってしまっててちょっと気になるかも?
このスラスターの付け根はボールジョイントなのですが付け根でスイングさせる程度しか動かせず、角度がグイグイ変わる感じではありませんでした。
あと、なんとなく付け根が心細くてあまり激しく動かすと折れちゃう気もしました。

グレーっぽいランナーCは大きな一枚のランナーなので自ずとゲートが太くなっており、発色も関係して薄刃ニッパーで切ってもゲート跡がかなり目立ちます。
肩のスラスターなどは角度を変えてやればゲート跡が目立たなくなる位置もありますが、隠せず目立つ部分にゲートがあるパーツも多いのです。

プラモデルって製造上の都合でどうしてもランナーの面積に応じてランナーやゲートが太くなったりするものだそうで、今回のCランナーのような大きな一枚ものでコストまで考えて量産するとここが着地点なんでしょうね。

肩の付け根は引き出し式になっています。
引き出し範囲はそんなに大きくないのですが肩アーマーを調整しながら腕を伸ばしてやると可動範囲がけっこう大きく変わる印象です。

フロントアーマーが真ん中にしかないデザインなので脚が思い切り上がります。
脚が長めなのでキックのようなアクションがすごく似合います。

お腹の部分の凹みも結構気になるところです。
最初コックピットかと思ってたけどコックピットは首の付け根にあるので違いますもんね。
どういう機能があってこういう形状になってるんだろう?

あとはギャラリーでまとめて。

まとめ

アニメ未登場ということで機体に思い入れがある人も少ないかもしれませんが、面白いパーツ構成で個性的なフォルムの機体が組み上げられるのは楽しいので機会があれば組み立ててみて欲しいところです。
水星の魔女シリーズならではの組み立てやすさで、可動範囲と頑丈さも両立されているのは素晴らしいです。

動かしていて困るところとしては二の腕を覆う装甲パーツが浮いたり外れたりしやすいという点がありますが、塗装等で分解する予定のない方は接着すれば解決するところなので問題ではないです。

店頭在庫が割と豊富っぽかったので「水星の魔女のプラモ一つ作ったので、もう一つなにか欲しいな」って方が手を取るのもいいかも。
ナイト系ロボの改造素体としても面白そうですね!

水星の魔女シリーズ、だいたいオススメしてますがこれも大変おすすめのキットです!

   

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