[レビュー]EXCEED MODEL Honda Super Cub 50 Vol.2(ホンダ スーパーカブ50のガチャ)
2023/1/18 - ホビー, レビュー( バンダイ , おすすめ度★★★★★ , ガチャ , EXCEED MODEL )
概要
スーパーカブ50の組み立て式ガチャフィギュア(プラモデル?)が2022年03月に発売されたのですが、今月そのリペイント版がVol.2として発売されました。
第一弾の時は気になりつつも店頭で見かけることがなかったので手に入れることなく忘れかけていましたが、第二弾はふわっと手に入れることができたので遅ればせながらご紹介したいと思います。
この記事に辿り着いた方が気にしそうなスケールについては記事の後ろの方で書いていますのでお急ぎの方はこちらからどうぞ。
メーカー バンダイ
発売日 2023年01月「第1週」
価格 500円(税込)(ガシャポンマシンでの販売です)
種類数 3種類
素材 本体:ABS 透明部分:MABS
対象年齢 15歳以上
今回紹介しませんが第一弾はこちら↓
排出形態
ガチャマシンに500円を入れてハンドルを回すとこう言う感じの球体で排出されます。
2枚のフィルムでパーツのだいたいの部分が保護されていますが、一部剥き出しとなっています。
排出時の形状は大きなヘルメットのようになっています。
カプセルレスの球状商品を組み立てると大きなフィギュアになるシリーズであるEXCEED MODELの名を冠しているのですが、この商品の球状の外装は組み立てには使用せず廃棄する部分になります。
これをカプセルレスと言っていいかどうかはちょっとうーんです。
球体を開くと大きめのパーツがこんもりと出てきます。
カプセルの代わりに保護シェルを使うことで商品サイズをガチャ玉サイズの限界まで大きくするというアイデアは珍しく無くなってきていますが、先駆者であるバンダイさんはさすが手慣れている商品構造という感じです。
一部パーツは収納ケースに収まっているかのように綺麗に保護されています。
組み立て方法はこんな感じです。
プラモデル慣れしていてバイクの形状を理解している人なら見なくても5分で組み立てれるレベルです。
間違えるとしたらタイヤの前輪と後輪ですかね?
前輪のタイヤがやや細くて後輪のタイヤはやや太いですが、車軸の形状も違うので組み立てミスには気づくと思います。
くっついているパーツを一度はずしてから組み立てなければならない部分があるのですが、くっつき具合によってははずしかたにコツが必要なので、プラモデル慣れしていない方が苦労するとしたらこの部分かも。
ホンダやスーパーカブのロゴは綺麗にプリントされています。
色の塗り分けも細かく精密でかなりいい感じ。
スピードメーターの部分はシールになっています。
安っぽくなるかなと思ったのですが小さな部分なので気になるレベルではありませんでした。
私の引き当てたもののシールは曲がっていましたが、紙ではなくフィルムっぽいシールだったので貼ってしまえば問題ありませんでした。
保護用のシェルは面白いモールドが入っていて何かに使えそうなのですが商品的には廃棄する部分だそうです。
手間はかかるし記憶力が試されるものの一度組み立てたものを球状に戻すこともできるので、シェルを取っておいて球状で飾るのもいいかも?
スーパーカブ50
組み立てるとこんな感じでした。
私のは「タスマニアグリーンメタリック」という配色です。
ほかにはバージンベージュとアーベインデニムブルーメタリックという色があります。
ホイールの部分は落ち着いたシルバーなのですが、本体下部のシルバー部分のプラ感が強くてちょっとおもちゃっぽさがあります。
ヘッドパーツはクリアでウインカーはメタリック塗装です。
こういう仕上げは小さすぎると目立たず、大きすぎると安っぽくなるのですが、このサイズだと完璧に見える仕上がりです。
細かな色分けのおかげもあり、このサイズとお値段なら大満足というレベルの仕上がりかと思います。
ただ、右ハンドルのブレーキが省略されているので気になる人は気になるかも?
ナンバープレートはプラ剥き出しで省略されています。
作り込む人の腕の見せ所になる部分でもありますね。
可動部分は前輪の左右旋回と、両輪の回転とスタンドです。
キックペダル等は動かないです。
私は気付かぬうちにキックペダルが曲がっていて根本を白化させていました。
いつやっちゃったか覚えていないのですが、ダメージを受けやすい部分かもしれないのでご注意を。
下から見るとおもちゃっぽさが強くなりますが、下から見る必要もないので問題なし。
スタンドを立てると後輪が浮いちゃうんですけど、原付バイクってそういうものらしいですね。
バランスが取れずに遊びにくいなと思ってモヤモヤしていたのですが、そこまで忠実に再現しているのであれば脱帽です。
スケールについて
スーパーカブ50の全長が1,860ミリ、この商品の全長が110ミリということで、この商品はおよそ1/17スケールという感じです。
個人的に遊びやすいスケールとしたら1/12とか1/24くらいなので、組み合わせ遊びには中途半端に感じるサイズです。
カプセル排出の限界サイズというのがこの商品のコンセプトでしょうから、他商品との組み合わせ遊びには向かないかもです。
ただ、デフォルメ体型の子と組み合わせて遊ぶのは「こんな感じでOK」と割り切ってしまえば楽しいです。
例えば、ガシャポンクエストと一緒に。
二人乗りもなんとかできちゃう面白さ。
ルール無用であればモビルスーツアンサンブルのエアリアルを乗せることもできます。
これはこれで楽しいです。
1/12フィギュアと遊ぶとなるとフィギュアの方が大きすぎるので、大人が三輪車に乗ってるみたいな不恰好さでイマイチでしたが、手元にあったおもちゃでスケール的に一番フィットしたのがこちらです。
グッスマの美少女プラモデル、チトセリウムの子供体型のお二人です。
[レビュー]chitocerium XCIX-albere & C-efer (チトセリウム XCIX-アルベラ & C-エフェル)
人間の方が大きい気がしますが、なんか療養施設からの脱出みたいな絵面になってエモかったです。
まとめ
500円というお値段の単体のおもちゃやフィギュアと捉えれば文句のつけようがないレベルの素晴らしい商品だと思います。
EXCEED MODELシリーズは球状で手に入れた商品をバラして組み立てるパズル的要素も含めて楽しむものなので、完成品の中古商品を買うとかは楽しさ激減かもしれません。
また、組み合わせ遊びを期待するとサイズが中途半端でガッカリするかもしれません。
スーパーカブはいろんなところがいろんな商品を出しているので、スケールを気にするのであれば多少値がはっても他商品の方が良いでしょう。
ガチャ商品なので気軽に買えて、色にこだわりがなければ1回買っちゃえばそれだけで満足できるとてもありがたい商品だと感じました。
500円というお値段が全く気にならない方でしたら、試しに回してみるってレベルでも大満足できると思います。
おすすめ!