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商品概要
月刊ガンダムエース連載公式外伝コミック『機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート 』より、キユウ・ラボットの駆る「ガンダム・ルブリス・ジウ」が登場!
特徴的な外装、大型複合武装「虎の手」を新規造形で再現。作りやすさにもこだわった1/144スケールアイテム。● 主人公機「ガンダム・ルブリス・ジウ」の機体外装を忠実に再現。
キユウ・ラボットの搭乗するガンダム・ルブリス・ジウの外装を新規造形で忠実に再現!
機体各所のシェルユニットにはクリアーブラックを採用。頭部、胸部のシェルユニットのモールドを再現し、ホイルシールの選択で発光状態と非発光状態を再現可能。● 幅広い可動範囲で様々なポージングが可能
可動と組みやすさを両立し、ダイナミックなアクションポーズを取らせることが可能。● 大型複合武装「虎の手」の多彩な形態を再現。
背面に懸架する大型複合武装「虎の手」は背面から着脱可能!
背面用ジョイントパーツを外し、専用ジョイントパーツの装着と一部パーツを可動させることで右腕部に装備することが可能!「虎の手」にはグリップが2か所あり、それぞれが可動。
アーム部分には引き出し関節を採用する事でアームの展開状態を再現可能。「虎の手」に装備された大型のマニュピレーターの人差し指~小指までの第一、第二関節がそれぞれ独立可動!
射撃から接近戦まで幅広い戦闘スタイルを再現!別売りの「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を使用する事で、「虎の手」のアクションシーンを再現可能!
付属武装:大型複合武装「虎の手」
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1/144スケール組み立て式プラモデル
プレミアムバンダイ限定商品
発売日:2023年7月下旬
価格:1980円(税込)
対象年齢:8才以上
製品素材:PS・組み立てに接着剤は使用しません
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https://p-bandai.jp/item/item-1000193129/
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パッケージなど
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プレミアムバンダイ限定のガンプラなのでいつも通りパッケージはモノトーンでの印刷でした。
箱絵までしっかりと描かれているのにカラーじゃないのはもったいない…
ここをカラーにすることでどれくらいコストが変わるのかわかりませんが、せっかくここまでやってるならカラーにしてくれたらいいのになぁ…
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箱の側面はこんな感じで市販品と比べて情報量は少なめです。
市販品は箱を手に取って箱横の情報から購入するかを判断するっていう役割があるけど、プレバン品はその必要がないから省略という感じでしょうか。
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一方で、組み立て説明書は普通の商品と同じレベルのものが入っていたのでびっくりしました。
パッケージがモノトーンでもカラーイラストをここで楽しめるのは嬉しい。
水星の魔女ヴァナディースハートのほうはまだ作品に触れていないので、ここで機体設定とかを理解できるのも嬉しかったです。
ランナーなどはこんな感じ。
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流用が多いのかと思っていたのですが、ランナーB以外は「ルブリスジウ」のタグがついたランナーなのでほぼ新規造形のキットです。
余剰パーツはランナーBで3つ出ますが、そのまま何かに使えるようなパーツではないので本当に余剰パーツです。
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シールもいつもの感じで、シェルユニットの発光状態と非発光状態を貼り分けるものになっています。
左上にカメラ類の色を補うグリーン系のシールがありますが、この部分はパーツでしっかりと色分けされているので輝きが欲しい人は貼るという感じですね。
カメラ類のパーツはランナーAにあるように普通のグリーンなのですが、ここがクリアグリーンならもう少し質感が上がった気がします。
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頭部や胸部にあるシェルユニットはきっちりとモールドが入っているので、塗装派の人にはとても嬉しい作りになっています。
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頭部をシールで仕上げようとするとギョッとするほど安っぽくなってびっくりしましたが、この部分は全てバイザー状のクリアパーツで覆うこととなり、そのパーツが結構厚いので良くも悪くも安っぽさは隠されるようになっています。
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胸部に関しては胸部のパーツがあまりしっかりと噛み合わず、胸の正面に大きな分割線が入ってしまうのですが、この部分も大きなクリアパーツを被せるので上手く隠れてくれる部分です。
組み立てている最中にギョッとするような部分がうまく隠されるのはバンダイの歴史が積み重ねたノウハウといったところでしょうか?
ルブリスジウ
内容はこんな感じです。
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ルブリスジウ本体と大型複合武装「虎の手」のみです。
「兵器ではないガンダム」ということで、ルブリスジウ本体に武装はなくビームサーベルなどもありませんでした。
紹介の途中でスタンド類を使ったりもしますが、このキットにスタンドは含まれません。
シール張りや「虎の手」の指など、多少時間を食う部分があったので組み立て時間は1時間30分くらいでした。
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まずはルブリスジウ本体から。
プロポーションは良好で水星の魔女シリーズのキットで積み重ねてきたノウハウがいい感じにフィードバックされている感じです。
シールでの色分けが必要ないくらい成形色で上手に色分けされています。
自立はあまり得意ではなく、足首の構造があまり良くないので(後ほど詳しく)別売りのスタンドを使って遊んだり飾ったりする方が気持ちよさそう。
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ガンダムの名を冠していますが、近代的でスタイリッシュな量産機という感じに見えてかなり好みです。
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顔の全面が覆い隠されていてバイザーを被ってるような頭部のデザインが個性的です。
この頭部のバイザーのクリアパーツが厚めなので向こう側が透けて見えるという感じではなく、光をしっかり当てるとメタリックシールのメタリック部分だけがほんのりと反射するという感じです。
なので、シールを貼ったとしても安っぽい感じが見事に覆い隠されますが、シールを使わずにしっかり作り込んだとしてもあまり見えにくい部分になるかもしれません。
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バイザーを外すとこんな感じ。
シールは多少ぐちゃぐちゃになってもずれても歪んでもバイザーをつけてしまえば全く気になりません。
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胸部もそんな感じで厚めのクリアパーツを被せるので、シールの安っぽさが目につきません。
胸部のクリアパーツは真ん中に菱形の白いパーツが露呈するように穴が空いているのですが、ここがかっちり綺麗にはまるので気持ちのいいポイントでした。
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肩アーマーはデザインとパーツ構成の親和性が高くて、つなぎめがほとんど目立たない構造でした。(写真ではちょっとだけ隙間を開けています)
情報量が多い部分でありその情報量をパーツの重なりでうまく表現できているのが素晴らしいです。
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背中は虎の手を接続するようの穴がぽっこりと開いていますが、奥に接続端子のようなモールドがあります。
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腕は平たいプレートで接続する方式で自由に着脱できる感じです。
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膝横の黄色いパーツは別パーツでかなりいいアクセントになっています。
もも横のスラスターはチュチュ専用デミトレーナーのように自由に動かせるかと思いきや完全固定です。
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可動範囲はHG水星の魔女シリーズの標準的な感じで足は180度開きまして、足首も90回せるので接地もバッチリです。
肘は90度ちょっとですが首や膝はしっかりと曲がってくれてポテンシャル高めです。
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特に膝は装甲が分離して稼働する感じなのでいい感じにメカニカルさを感じます。
一方で、腰があまり動いてくれない構造で前後は多少スイングしますが左右のチルトはほとんどなくて、最近のキットにしては物足りなく感じます。
個人的に最大の問題点がこれ。
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水星の魔女シリーズのキットは足首が残念な構造になっていることが多いのですが、可動範囲が小さくて回しすぎると自然ににゅるっと外れてしまうCクリップ接続でした。
前後の可動範囲が小さいので踏ん張りみたいなポーズが取りにくく、摩耗にも弱いので緩くなりやすく、体重がかかる部分なのでここがくにゃっとなって自立もできなくなるなかなか厳しい仕様だと思います。
可動範囲が小さいように感じて、ちょっと曲げただけのつもりがにゅるっと外れちゃうことが多いです。
他の可動は頑張ってるのに、ここの部分が全体を台無しにしてしまっている感じがあります。
ただ、スタンドで飾ることを前提にすれば気にならなくなる部分なのでスタンド必須と思った方がいいかも。
すごく細かくみるともうひとつ気になる部分があります。
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脚の付け根の球体関節っぽい部分がキットの方ではその前面の装甲と同じ成形色になっているため、グレーの球体部分の一部が白くなっています。
ここを動かすと球体部分の縦線もズレちゃうので目についてしまうと気になる構造でしたが、このおかげで限られたパーツ数での動かしやすさや頑丈さが実現していると思えばなんの問題もなし。
ここで写真を何枚かまとめて。
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作った直後なら関節の渋みもちょうどいいのでいろんなポーズが決まりますが、もともと自立が得意でない上に足首の構造の問題と関節の摩耗が重なっちゃうとふにゃふにゃになりそうだなという印象でした。
虎の手と一緒に
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大型複合武装「虎の手」です。
「GUNDフォーマット開発の初期に試作された何かしらの大型モビルスーツの腕」とのことで、武装のないルブリスジウはこの謎のモビルスーツの腕を武器として使っています。
グリップなどがつけられていますが、肘や二の腕ロールなどが生きているので、キットとしてもモビルスーツの腕として説得力のある可動が可能です。
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腕にあるシェルユニットが特徴で、手首は軸でロールします。
この軸は3ミリじゃなかったのでカスタマイズパーツとしてはイマイチかと思いきや、無理くりながらもルブリスジウの手首のボールジョイントの受けに差し込めたりしました。
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親指はワンパーツですが、他の4本指は第二関節でも曲がるようになっています。
いずれも根本はボールジョイントである程度自由に表情づけが可能です。
ただ、ボールジョイントの可動範囲はあまり期待しない方がいい感じです。
指先のメタリックピンクはシールなのですが、ずれたり剥がれたりしやすかったのでマーカーで塗るのがいいかも。
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「虎の手」の肩アーマーに当たる部分をルブリスジウのバックパックとして背中に装備させることができます。
背中はボールジョイントで接続するのである程度自由に動きますが、奥まで差し込むとボールジョイントの動きを殺してかっちりと固定することもできます。
装備させるとこんな感じ。
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めちゃくちゃ大きい腕というわけではないので、正面から見てシルエットが劇的に変わるという感じではないのですが、バックパックとしてはかなり異形なので個性的ではあります。
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正面だとこのあたりからの角度がかっこいい。
虎の手はルブリスジウに持たせることもできます。
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ルブリスジウにグリップを握らせて、肘に専用の補助パーツをつけて固定します。
GUNDフォーマットの義肢って感じがして世界にマッチしている形態ですね。
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アンバランスに見えるけどクールなフェイスマスクのおかげでスタイリッシュにも見える、個性的で面白いフォルムですね。
(背中のボールジョイントのピンをはずし忘れていました、すみません)
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シールですが虎の爪っぽいエンブレムがカッコよかったので貼っちゃいました。
ガンプラをパチ組する時は「いずれ塗装するだろうな」と思ってシールは貼らないことが多いんですが、水星の魔女シリーズは出来がいいので塗装する必要がないかなと感じて積極的にシールを貼るようになっちゃった。
何枚かまとめてポージングを。
虎の手の厚い装甲を活かして、シールドのように使うのも想定されているそうです。
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虎の手は指先が砲口みたいにもなってるので、砲撃モードみたいにして使うこともあるようです。
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最後にまとめて何枚か。
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ほんとヒロイックでかっこいい機体ですね!
まとめ
プレバン商法の是非は置いておいて、送料を無視すれば2000円くらいという価格設定は優しいキットだなと思います。
ルブリスジウ自体がかっこいいので、容易に手に入るキットであれば複数買って量産機的なベクトルでいろんなアレンジをして楽しいたいなって感じます。
ただ、シュバルゼッテやキャリバーンを組み立ててしまった後だと、キットの仕様としてはやや物足りなくて腰や足首などもうすこし頑張って欲しかったなと感じる部分がありました。
ルブリスジウのビジュアルが好きなら迷わず買いなんですが、「水星の魔女のプラモデルを何か買いたいな」という感じだったら、シュバルゼッテやキャリバーンを買ったほうが満足度が高いかもしれませんね。(そういう感じの人がわざわざプレバンに発注するかという話はおいておいて)
プレバン商法には思うところがたくさんあるのでそこに触れると終わりがなくなっちゃうのでアレですが、もしこれが店頭で気軽に買える商品だったら「めちゃくちゃおすすめ」です。
送料を払って受注販売でしばらく待ってから手元に届く商品なら「ルブリスジウがめちゃくちゃ好きというのでない限りは店頭商品のほうが満足できるかも」って感じですね。
自分はルブリスジウの見た目が好きなのでわりと満足度が高かったですが、足首だけはほんと残念に感じました。
なんかいい改造方法はないかな…
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