[レビュー]ガシャポン戦士NEXT22
2014/9/4 - ホビー, レビュー( バンダイ , ガンダム , 旧ブログ移行記事 , ガシャポン戦士 , ガシャポン戦士NEXT , おすすめ度★★☆☆☆ )
この記事は過去に使用していた別のブログサービスから移行してきた物です。
内容が古く写真等も小さいですが昔のものの記録としてお楽しみください。
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Zガンダム時代のMSが中心にラインナップされたガシャポン戦士NEXT22が発売されました。
人気MSがラインナップされているので期待も高かったのではないでしょうか?
しかしふたを開けてみると色々問題が多く、個人的には「ガシャポン戦士NEXTシリーズ最低の出来」だと思っています。
それらについては、のちのちお話しするとして、まずはカプセル色とアソート率です。
青 8/50 Zガンダム
白 8/50 ジ・O
黄 5/50 ガンダムMk-2(エゥーゴ仕様)
紫 5/50 ガンダムMk-2(ティターンズ仕様)
橙 8/50 Gディフェンサー
赤 8/50 ガンダムMk-4
緑 8/50 スペースコロニー&DX NEXTベース
ガンダムマーク2が想像通りのハーフアソートですが、色違いを気にしなければほぼ均等です。
バルカンポッドがついているのがティターンズ仕様のみなので、結局両方欲しくなっちゃいそうですが…
では、個別にみてゆきましょう!
Zガンダム
変形ギミック込みでハイパーメガランチャー装備と言う商品情報を聞いて、サンプル写真を見た時は「おお!これこそZガンダムの完成形だ!」ってテンションが上がりました。
しかしながら、実際に商品を手にすると史上最悪クラスの塗装の汚さでした。
塗り足らず、はみ出し、塗料の飛び散り、塗りムラは当然のこと、塗料の表面がざらざらポロポロしていて見た目が非常に汚いです。
発色も悪く塗料の厚みもまちまちで、腕のブルーの塗料は肩は艶消し、腕はテカテカで厚いつやありに見えました。
左腕には謎のシルバーの塗料がべったりついているし、目の周りの黒い隈取りは子供が油性ペンで書き込んだみたいに汚いし…
武器の塗装も厚いので手の穴の系に合わず、手の穴を少し広げてようやく持たせることができました。
個体差かと思ったのですが、知人と共同購入した50カプセルに含まれる8つのゼータガンダムを見比べる限り、どれもどっこいどっこいでした。
期待が高かっただけに非常に残念です…
ハイパーメガランチャーが立体映えするのですが、塗装クオリティの問題で大変残念です。
塗装がなかなか厳しい…
Zプラスと同様の変形ギミックがありますが、テールスタビライザーと首のボールジョイントの径が合わずにズブズブでした。
いやしかし、本当に塗装が汚いなぁ…
せっかくなので、第二弾のZガンダムと並べてみました。
ビックリするほどサイズが違って、ビームライフルとハイパーメガランチャーがほぼ同じサイズです。
第二弾はシャープさこそありませんが、モールドが引き立っていて悪い感じはしません。
塗装云々抜きにして、造型的に第二弾の方が好みです。
ちなみに、自分がガシャポン戦士NEXTシリーズを集めようと思ったきっかけが、第二弾のZガンダムを手に入れたことでした。
あのときの感動はすごかった…
ジ・O
人気のボス機体がなんと隠し腕まで再現しての立体化です。
ジャンボカプセルになるのかなと思いましたが、ノーマルカプセルにギチギチで入っていました。
ボリューム感があって素晴らしいのですが、なぜかパーツごとの成形色が微妙に違うんです。
腰や肩や頭はちょっと明るくテカテカした感じ、その他はくすんでます。
日焼けや経年劣化の黄ばみみたいにもみえてもしかしたら工場での保管状態で差が出てるのかな?
ちなみに、この写真以外のカプセルで左足がふたつはいっているものを引き当ててしまいました。
ほんと、品質管理頑張ってほしい…
隠し腕はフロントスカートの下の穴にものすごい小さなボールジョイントで接続します。
ギチギチのカプセルの中でこの細いボールジョイントが折れ曲がっていて、大丈夫かな―って思いながらお湯で復旧させると一応復旧しました。
しかし、細すぎてガシガシ遊ぶのは怖い…
ドキドキしながらポーズをつけています。
重量感のある機体で首も良く動くので表情がつけやすくて触るのが楽しい機体です。
今回のシリーズの中ではかなり出来のいい機体です。
これはぜひともコレクションに加えてほしいです。
ガンダムMK-4
シークレット枠はガンダムMK-4でした。
マークシリーズが一通りそろったので並べてみるとワクワクしました。
造型は良いのですが、全体的に塗装部分の塗料が厚くモールドがつぶれ気味の部分もあり残念です。
ほっぺたの部分が別パーツになっているので、頭部の複雑な形状がしっかりと再現されていました。
赤色が黒ずんでいるのが気になりましたが、今回のシリーズでは十分な仕上がりだと思います。
マーク3からマーク5まで並べてみると、進化の過程が見えておもしろいです。
こういうマニアック機体がリリースされるのが楽しみどころのひとつですね!
ガンダムMk2(エゥーゴ仕様&ティターンズ仕様)
個人的に待ちわびていた機体がハーフアソートで登場です。
しかもGディフェンサーと合わせてスーパーガンダムも再現できるという嬉しい仕様…のはずでしたが、これもかなり難ありの商品です。
塗装クオリティが悪いのはZガンダムと同様なのですが、口の部分が台形口でなくトンガリ口になっています。
小さすぎてトンガリに見えるだけなのかもしれませんが、マーク2っぽくないです。
ドンドン小型化しているNEXTシリーズですが、その悪影響が頂点で、アンテナが造形を保持できないほど細く薄くふにゃふにゃです。
熱湯修復をしてもすぐにふにゃふにゃによれてしまってめちゃくちゃかっこ悪い。
成形のバリも多くてNEXTシリーズが着実に劣化しているように感じられました。
一番好きな機体が最悪の形でリリースされてしまった…
300円になっても良いから、サイズと品質を安定させて欲しいです。
シールドは腕に接続ユニットを差し込むタイプです。
突起での直接接続と比べ、こちらならシールドを外しても目立ちにくいのでこの方式をどんどん採用してほしいです。
マーク2の特徴であるバルカンポッドはティターンズ仕様にのみ付属します。
後頭部の穴に接続させるタイプなのでエゥーゴ仕様にも流用可能です。
こうなると両方欲しくなっちゃいますが、ティターンズ仕様のビームサーベルの持ち手が紺色なのでエゥーゴ仕様に持たせると少し違和感が…
エゥーゴ仕様にはバルカンポットがないぶん、白い持ち手のビームサーベルも付けてくれたら良かったですが、仕方ないですね。
Gディフェンサー
変形ギミックをしっかりとりいれたGディフェンサーですが、アームの接続部分の短くて小さな丸ピンでできています。
変形のために重要な部分ですが、保持力が低くポロポロと外れちゃいます。
かわいらしい造型なのですがGディフェンサーの状態でブンブン遊ぶのは至難の業です。
ロングライフルも収納・展開のギミックがあるのですが接続軸がバリと塗料厚まみれでそのままではうまくはまらず削って接続しました。
NEXTの弾が進むにつれてなぜかどんどん小型化している関係で、先述のアンテナや接続軸周りのサイズ的限界が来ているように感じます。
繰り返しになりますが、値上がりやむなしなので安心して楽しめるハイクオリティなものを作ってほしいです。
もともとその技術があったのですから…
ちなみに、NEXTベース(小さい方)がついています。
★Gフライヤー
Gディフェンサーとガンダムマーク2と組み合わせれば、Gディフェンサーとがマーク2をすっぽりと包みこんで飛行するGフライヤーも再現できます。
もちろん、ティターンズもエゥーゴも両方対応可能!
ただ、マーク2のバックパックにものすごく細いピンで接続するので折れないかって不安になっちゃいます。
これも、サイズが小さくなっちゃった関係で限界かもしれませんが安心して遊べるものが欲しい…
★スーパーガンダム
GディフェンサーをガンダムMk2と合わせればスーパーガンダムも再現できます。
これは仕様的に残念なところがふたつあって、ひとつはポロポロと取れちゃうこと、もうひとつはGディフェンサー側のアーム接続軸が角軸接続だったことです。
これがもしも、丸軸接続だったらサイドアーマーをハの字に開けてもっと遊びの幅が広がったのになぁ…
機能面はいろいろ盛り込まれて面白いのに、仕上がりがよろしくないのが非常に残念…
ガンダムマーク2のファンでこのできに満足する人はいないのではないだろうか…
スペースコロニー&DX NEXTベース
今回、想像だにできなかった奇抜すぎる枠がコレです。
ジオラマ用途くらいしか思いつかないし、ソーラーパネルの造形が厚みがあったりバリがあったりで非常に低クオリティです。
気を衒ったやっつけ仕事だ…
蓋とソーラーパネルを外せばコロニーレーザーになるというおまけ付き。
ラインナップの奇抜さとアイデアは面白いのですがそれ以上はありません。
リリースを重ねるごとに徐々にあやしい雰囲気になっていたNEXTシリーズですが、クオリティの大暴落がいよいよやってきた感じです。
クオリティの高さが支持されていた商品だとおもうのでこの点は致命的で、ファン離れすらおこしちゃうかもしれません。
重ねての意見ですが、価格の維持が無理なら値上げしても良いのでサイズやクオリティを保ってほしいです。
ジ・Oの出来はすばらしく、マーク4は及第点なのですが、それ以外が切なすぎます…
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