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[レビュー]VFG マクロスフロンティア VF-25F メサイア ランカ・リー マクロス40thアニバーサリー(アオシマ) ランカ・リー編

2023/6/28 - ホビー, レビュープラモデル , おすすめ度★★★☆☆ , マクロス , VFG , アオシマ

「VFG マクロスフロンティア VF-25F メサイア ランカ・リー マクロス40thアニバーサリー」について紹介を続けていますが、このページでは主にランカ・リーについてご紹介してゆきます。

この商品はボリュームがすごいのでご紹介ページがいろいろ分かれています。
いきなりこのページに来ちゃった人は関連記事もご確認ください。

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この商品はボリュームタップリなので3つの記事とひとつのおまけ記事に分かれています。

1.商品概要編
2.ランカ・リー編
3.メサイアバルキリー編
おまけ.星間飛行ステージ衣装を他商品と組み合わせる場合

ランカ・リーのセット内容

付属品についての細かなお話は商品概要編でも触れていますのでそちらを先にご覧いただければと思います。

素体は頭部を除いて2体分ついており、片方がダイナム超合金衣装、もう片方が今回の星間飛行ステージ衣装を着用させるための下着っぽい素体です。
可動範囲などはこれ系の美少女プラモと似たような感じですが、肩関節が露呈しないように隙間を埋めるパーツがあったり、スネや太ももに分割がなかったりと構造だけをみると色んなメーカーのいいとこ取りみたいな感じです。

太ももやスネに合わせ目が出ないように見事なワンパーツ成形になっているのが素晴らしいです。
スネやふくらはぎにゲート跡ができますが、ここはしっかり処理しておかないと布製のニーハイを履かせる時に伝線させちゃうリスクにつながるので要注意です。

プリント済みの表情パーツは3種類付属しています。
これ、好みの問題かもしれませんが自分の感覚だとちょっとひょうきんな顔に見えちゃいますね。
なぜかわからないのですが視線が合わないというか、どこを見てるかよくわからない感じもあります。
技術力がないという感じではないのでおそらく当時のアニメの設定に寄せているデザインなのかなとも思いますが、いま基準でみるとちょっと古いというか安っぽい印象を受けてしまいました。
ただ、今はもう見慣れちゃって最初の「えぇ!?」って感じが消えて愛着に変わり始めています。

一方で、ハンドパーツや素足の造形はめっちゃくちゃレベルが高いと思いました。
ぱっとみコトブキヤに近いかなと思うのですが、アオシマは解像度が高いという感じで指の繊細さとちょうどいい感じの肉付きがハイレベルな造形で再現されています。
写真だと伝わりにくい部分ですが実物だとレベルの違いがすぐにわかるくらいで、もしもコトブキヤ、バンダイ、アオシマから汎用的なハンドパーツが販売されたら、価格差が2倍でもアオシマのものを選ぶと思います。
(お値段が安いので仕方ないかもですが、バンダイの30MSはもうちょっと頑張って欲しい)

ここからはダイナム超合金衣装と星間飛行ステージ衣装を個別にみてゆきましょう!

ランカ・リー ダイナム超合金衣装

くるくる動画

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まずは軽装っぽい感じで。
ランカちゃんがメサイアバルキリーをイメージした装甲を身につけています。
腕や脚の装甲はこれを外すと素体が出てくるという感じではなくて、装甲が固定されたパーツになっています。

さっそくで申し訳ないのですが、パンツの横のリボンをつけ忘れておりました。

両サイドにこんな感じでリボンがつきます。

パンツの黒い部分は彩色済みパーツとなっています。

胸部装甲は素体の肩と脇の下からベルト状のプラパーツを挟み込んで固定する感じです。
密着感と装甲の重なりを表現しながらも必要十分な強度もあっていい感じ。

胸装甲を外すと普通に素体が出てきます。

ヘルメットは専用の前髪パーツを介して被らせることになります。
アホ毛と左右のおさげを外したりするのでちょっと手間がかかりスムーズに着脱という感じではないのですが、形状的にしかたのないところですね。

ヘルメットとバックパックを背負わせた完全形はこんな感じです。
メカと人体のバランスがいい感じで、ヘルメットにヒーローっぽさがあっていいですね。
でも、個人的には肌色部分が黒だったらボディスーツっぽくてより好きだったかも。
触り飽きた頃に塗ってみようと思います。
関節は全体的にちょうどいい感じの渋みな一方で太もものロールがかなり硬めです。
たぶん、のちに紹介するバトロイドにした時にここが弱いとスポスポ抜けちゃいそうなので渋めに作ってるんですかね?

バイザーはパーツの差し替えで上げ下ろしが選べます。
下ろしている時はクリアパーツの屈折の関係で4つ目になりがちです。

背中のバックパックはメサイヤのファイター形態が大きくそり返ってるようなデザインです。
バックパックの成形色による色分けはだいぶ大雑把なので、こだわるなら手を加えてあげたい部分です。

バランスも良く遊びやすいと思いますが、肩のアーマーが少し外れやすいので気になるようなら接着も検討で。


ランカ・リー 星間飛行ステージ衣装

くるくる動画

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まずはステージ衣装を着用させるための素体から。
布製の服を着せるので下着姿となっています。
バランスの好みが分かれそうですが造形はいい感じだと思います。

首の後ろについているリボンは長めの軸の先のボールジョイントで接続するので大きめに動かすことができ、首の可動に合わせて逃がしてあげることもできます。

必要十分に動いてくれるので遊びやすいですし、太ももやスネがワンパーツなので合わせ目が出ないのがありがたいですね。
髪はプラ感強目ですが、素肌部分に関してはプラ感が落とされているので髪型をちょっと艶消ししてあげるだけでバランスよく品質アップできそう。

ステージ衣装を着用するとこんな感じです。
手首を外してアームドレスやリボンを装着させて、トップスとスカートは後ろ側をマジックテープで止める感じです。
ニーハイは足首を外してから履かせてから、足首の代わりにプラ製の靴を履かせます。
1/12スケールくらいの布製の衣装だと布の厚みは変わらない割に面積が小さくなるので、生地の厚みでどうしてもゴワゴワモコモコとした感じが出やすいのですが、この衣装はものすごくバランスがよくてモコモコ感も着せられている感もありません。
さすが専用衣装と言ったところ。

衣装に関する詳しいお話はこちら↓で詳しく掘り下げています。

靴底が厚いのですらっと脚が長く見えてニーハイが映えるのでいいですね。

しかしながらこれ、手放しで喜べない部分があります。

足首の軸と靴の軸穴のサイズが合っていないようで、自立させるのが困難なレベルでゆるゆるでした。
特に片方は持ち上げるだけでも靴が抜け落ちるレベルのゆるゆるさで驚きました。
さすがにこのままだとどうにもならないのでマステで軸を太らせましたがまだちょっと緩めなので軸穴のサイズがだいぶ違うのかもしれません。
靴底の接続も緩いみたいで、触っているとハズレ落ちちゃうことが多いです。
ここだけ別商品なのかなというくらい商品と噛み合ってないように感じました。
プラモ作りに慣れていれば自分で対応可能でどうってことない部分ですが、今の時代のプラモデルなのにこういうところの調整が甘いのってなかなかないかなと思いました。

こういう衣装はちょっとしたミスで破損や汚損に繋がっちゃうのですが、比較的頑丈な作りになっているので初心者でも扱いやすいかもしれません。
ただ、リボン系はほつれやすいというのと、ニーハイは生地が薄くて破損しやすそうな点には注意が必要かも。
繰り返しになりますが、スネのゲート跡をしっかり処理しておかないとニーハイを履かせた時に伝線しちゃうかもしれません。

肌のプラ感が抑えられているので衣装とも馴染んで思った以上に良かったです。
スカートが布製なのは動きの邪魔にもならなくてとても遊びやすいです。
でも、汚れた手(汚れているつもりがなくても汗や皮脂がついてる手)で触っちゃうとあっさりダメになっちゃうのがこれ系の衣装の宿命なので、付き合い方と割り切りポイントは考えた方がいいですね。

足首の軸に関してはなんでこうなったんだって感じですが、それ以外はお値段に比例した満足度がありました。

衣装についてはこちらでもう少し詳しくお話ししていますので合わせてご参考にどうぞ。

新規パーツ

40周年記念として追加されたアクセサリー的なパーツを少しだけ紹介します。

一覧としてはこんな感じです。(一部先行商品と同じものが入っています)

一応スタンドらしきものが付いていますが、きょとんとするくらい使いにくくて腰をホールドする想定のようですがホールドできない感じです。
台座部分の面積も小さいので頼りないし、これは全く使わなさそう…

ばっちりと世界観を広げてくれるアイテムがこのマイクスタンドですね。
素直に組み立てると少し高い気がします。

マイクスタンドはパーツの構造的に支柱を多少上下できるようになっています。
ピッタリ地面につくまで支柱を押し込んでやると少し低くなりますね。
不可逆的な改造がOKという方は支柱を切れば簡単に短くできます。

マイクはマイクホルダーも分割されていて芸が細かいです。
マイクもいろんな種類があるのでこれまた世界観が広がりますね。

色はかなり寂しいので簡易的にでも塗ってあげた方が楽しいかも。

バルキリー型のリュックサックは単色のモナカ構造で、背中に背負わせる場合は紐を自分で用意しましょうというスタンスでした。
実は期待していたパーツだったのでこの突き放しは残念に感じました。
紐をつけて欲しかったな…

お弁当箱とまぐろ饅は単色ながらも気合が入った構造でした。
お弁当箱は蓋がはずせて、底のポッチを使えばまぐろ饅が中で動かないように固定できます。

ヘルメットもツルハシも単色なので塗ってあげないとかなり寂しいですね。(白いヘルメットもあるのでそれはそれでいいのか?)
ツルハシは十分に大きいので使い勝手が良さそうでありがたいです。

関連記事

この商品はボリュームタップリなので3つの記事とひとつのおまけ記事に分かれています。

1.商品概要編
2.ランカ・リー編
3.メサイアバルキリー編
おまけ.星間飛行ステージ衣装を他商品と組み合わせる場合

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