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[レビュー]モビルスーツアンサンブル 18 後編(MOBILE SUIT ENSEMBLE)

2021/7/6 - ホビー, レビューバンダイ , ガンダム , おすすめ度★★★★★ , モビルスーツアンサンブル

今回もいい意味で想像を裏切るクオリティのモビルスーツアンサンブル18ですが、後編はプロトタイプガンダム緑ザクウォーリア赤ザクウォーリア(ルナマリア機)をご紹介します。
武器セットについてはどれも専用武器っぽいので各機体とご一緒に紹介します。

前編はこちら↓

プロトタイプガンダム

過去弾からのカラバリ枠かと思いきやちょっとした仕様変更があって地味に気合が入っている機体でした。

私はノーマルのガンダムを持っていないのでカラバリであるG3ガンダムとの比較です。
(左が過去弾のG3ガンダム、右が今回のプロトタイプガンダムです)

もともとの造形が素晴らしいので今見ても見劣りしないのがすごい。
ただ、塗装精度はG3と比べて悪くなってますかね…
G3はマーキングもあってけっこう密度が高めの仕上がりになっています。

プロトタイプガンダムはアンクルガード、バックパック、ライフルに仕様変更があるのでその点については後ほど詳しく。

今回バックパックのノズルが別パーツになるという仕様変更がありました。
もともと造形が良かったので別パーツ化の効果は薄くて塗り分けの都合とかですかね?
だとしたらすごいこだわりです。

腿裏にでっかく書かれたLRマークも従来のまま。

左がG3ガンダム、右がプロトタイプガンダムのビームライフルです。
プロトタイプガンダムのライフルはかなり簡素な作りになっています。

プロトタイプガンダムはアンクルガードのスリットが特徴的ですが、複雑な造形を再現するためかアンクルガードが別パーツ化されています。
スリット部分が貫通してたら面白かったのですがここは非貫通のモールドです。
別パーツ化されたアンクルガードは今までの足首にはハマらないので足首もそれ用に変更されています。
アンクルガードは可動軸でピン接続となっているので上下に自由に動くのかなと思いきや、足首にがっちりはまり込む感じなので可動はできません。
ただ、手で微調整してちょっと無理矢理動かせば可動してるっぽく見せることは可能です。

ヒロイックなトリコロールカラーもいいんですけど、モビルスーツアンサンブルという仕様にはこういうダークなカラーがよく似合いますね。
造形がいいのでどの角度から見てもかっこいいのが嬉しいです。

塗り分け事故が多そうな雰囲気がありますが私のはシールドの十字もだいぶ綺麗な仕上がりでした。
やったね!

一方で襟のグレーは雑味が強い塗り方…

襟の横にある黒い点々みたいなのはモールでではなく塗りムラです。

残念なポイントは顔が曲がってるところですかね…
嵌め込みが甘いのかと思い調整しましたがへの字のプリント位置もずれててアイパーツもズレてて見れば見るほど不安定な雰囲気イケメンでした…
でも遠くからみたらかっこいいので雰囲気イケメンとして受け入れます。

こちらは武器セットに入っているビームジャベリンです。
2パーツ構成の組み立て済み球体に持ち手と傍のトゲパーツ二つをくっつけます。(他のトゲパーツは球体と一体化されています)
個体差なのか、私のは球体パーツの穴と持ち手の棒が噛み合っておらずスッカスカですぐに抜け落ちちゃいます。
あと、ジャベリン先端が曲がっていたので先端の付け根が離れ気味…
先端は接着で対応しましたが、球体がポロポロ抜け落ちちゃうのは接着していいものか悩ましくて保留中です。(遊びの幅が減っちゃいそうで)

こういうケレン味あふれるトンデモウェポンは派手なポーズで構えさせたいところですが、モビルスーツアンサンブルなのでその辺は難しいですね…

ただのカラバリかと思いきや結構気合が入っていたプロトタイプガンダムですが、塗りの個体差による当たり外れは激しそうだなという印象でした。
しかしながら引きで見るとめちゃくちゃかっこいいので私は好きです!

ザクウォーリア

ザクウォーリアルナマリア機とのハーフアソートです。
カプセルの色はどちらも緑なのでガチャ筐体の横から覗いてどちらのザクウォーリアが残っているかチェックするには目を凝らす必要があります。
少し前のモビルスーツアンサンブル16から仕様がちょっと違うバリエーション違いのラインナップが当たり前になってきましたが今回はついにただの色違いです。
ちなみに、10月発売予定の次弾であるモビルスーツアンサンブル19はもっと辛い…(詳細

メーカー的にハイコストな商品でしょうからカラバリや武器セットでコスト調整をする目論見なのでしょうけど、フルコンプ狙いでガチャを回す人間としてはただのカラバリでハーフアソートはとても辛い…
フルコンプ意欲が大幅に落ちますし、フルコンプできないんなら見送ろうかなって弾が出てきてもおかしくないです。
メーカーさんも息の長いシリーズにとお考えであればカラバリハーフアソートを単純なコスト削減方法として取り入れて良いかどうかをいま一度しっかり検討して欲しいです…
気持ち的には次弾のフルコンプは見送ってます…

さて、ネガティブな導入になりましたがザクウォーリアの出来は素晴らしいです。

シールドが肩から離れすぎているという点以外はかなり素晴らしい出来かなと思います。

悪そうな顔がめちゃくちゃ良い…

特殊関節のせいで肩から離れすぎに感じるシールドですが、その関節のおかげでかなり自由に動くので恩恵も多いです。

これ系機体の定番ギミックとしてモノアイが動きます。
なかなか手厚い仕様なのに「モノアイが動くのは当たり前」と感じてしまうのがモビルスーツアンサンブルのすごいところ。

武器セットに入っているビームトマホークを持たせたものです。
モビルスーツアンサンブルはビームサーベル等近接格闘武器が頑なに透明成形なんですよね…
自分で塗る人には嬉しい仕様でしょうけど気軽に遊ぶ人的にはうーんなのではないでしょうか…

悪そうな顔をしているのでこういう暴力的な武器はよく似合いますね!

武器セットに入っているザクファントム用のウィザードなど一式です。

両肩に大きなトゲ付きシールドがつくのでシルエットが激変します。
「武装の変化でシルエットが大きく変わる」こそモビルスーツアンサンブルのテーマですから今回はこのザクファントムが醍醐味となるのかもしれません。

ヘルメットごと交換してアンテナ付きになるのですがアンテナがかなり大きく作られているので迫力があります。
アンテナの付け根の嵌め込みが浅いのでけっこうポロポロ取れちゃうので気になる方は接着を。

「めちゃくちゃ強そうなザク」って感じでかなりかっこいいですね…
正直なところ手に取るまでは「う〜ん、低出現率のカラバリなんていらない…」って思ってたんですけど、手にすると「めちゃくちゃかっこいい!!入手できて良かった!!!」に変わるからモビルスーツアンサンブルの魔力はすごい…

ザクウォーリア(ルナマリア機)

こちらは緑ザクウォーリアの色違いで武装の変更すらない完全な色違いです。
ガナーザクウォーリアにして遊ぶためのカラバリですね。

どこからみても隙がないモビルスーツアンサンブルなので足の裏のモールドもバッチリです。

個体差がありそうな部分としてはスリッパパーツの外れやすさですかね…
私のものは右足のスリッパだけがやたらとポロポロ脱げちゃいました。
「色分けの都合で分割されているパーツがポロポロ取れるような接着」はモビルスーツアンサンブル共通のルールですね!(私の中で)

こちらは武器セットに入っているガナーザクウォーリア用オプションM1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲です。

砲身が折り畳めるようになっていてちょっとの差に見えますが伸ばした時の迫力がすごいです。

エネルギータンクが小さくてこの部分は拍子抜けでした。
肩の動きに干渉しないように少し後ろにずらした設置でかつふた周りくらい大型化されていたらめっちゃかっこよかっただろうな…

オルトロスはバックパックとアームで接続されていて、ザクウォーリアの脇の下を通して構える感じです。
簡単なギミックに思えるのですが難の多い部分でもあり、アーム自体がいろんな場所に引っかかってスムーズに動かず、持ち手を握れる位置が限られているのでポーズ制限も多いです。
スムーズに動きそうな仕様なのに構えることができずどこかが外れちゃうって感じですね…

オルトロスはけっこう長いので構えた時の迫力はすごいです。

どこかを外してしまえばかなり迫力のあるポーズが取れますね!
この写真では右肩を外してしまって騙し絵のように撮影しています。

こちらも右肩を外しています。

モビルスーツアンサンブルは仕様上、どうしても肩の可動が限られてしまうので武器をかっこよく構えるという点では大きな制限が出ちゃいますね。

ガナーザクウォーリアは少々やっつけ仕様な印象をうけてもうちょっと気が利けばかなり良い商品になったんだろうなっていうモヤモヤ感があります。

武器セット

今回も各機体の専用武器という感じだったのでそれぞれの機体で紹介済みです。
接続は共通サイズなので専用武器ではありますが他のモビルスーツに装備することもできます。
それこそがモビルスーツアンサンブルの醍醐味なのでいろいろと接続して楽しんでもらいたいところ。

そんな感じで、基本的には今回も素晴らしかったモビルスーツアンサンブルですがカラバリ(装備等の違いを含む)が前提みたいな流れでかつ、次弾はバリエーション地獄になりそうなのがめちゃくちゃ不安です…
弾を重ねるごとに期待を超えてきているシリーズなのでファンの要求もどんどん大きくなっているのかなとも思い、この辺りでシリーズをもっと長く続けるための踏ん張りどころが来るのかなとも思っています。
個人的には500円に収めるためのコストダウンに縛られすぎて変な方向に進むよりは600円、700円になっても良いからこだわりの強い満足のゆくものとして続いてほしいと思っています。

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