1. ホーム > 
  2.  ホビー

[レビュー]カプセロイド

2021/3/23 - ホビー, レビュー

ガシャポンも時代とともに形を変えはじめ、我々が1回500円という高額ガチャ商品に慣れた頃にカプセルがない状態で排出されるカプセルレスの商品も増えてきました。
カプセルレスの商品はカプセルをパーツの一部に流用することが多いのですが球状に変形した状態で排出される商品(リアルカメダンゴムシなど)もありまして、今回ご紹介するカプセロイドもその一つです。

カプセロイドはバンダイが販売するオリジナル商品で球状に変形した状態のロボというかパワードアーマー?を色々なモードに変形させて遊ぶ商品です。

ロボは色違いで4種、ロボに搭乗させて遊ぶことができるアンドロイドは頭部の形状違いで2種の合計6種類がラインナップされています。
正確な情報ではないのですが、ガチャの入荷単位の一袋においてロボが各4つづつ、アンドロイドが各2種づつと言われていまして、アンドロイドを狙って手に入れようとすると500円商品のガチャと考えればかなりまとまった予算で戦う必要がありそうです。

私はフルコンプが無理でしたがロボ3種+アンドロイド1種でレビューさせていただきたいと思います。

レビューの結論:ロボはひとつは欲しいけど、アンドロイドはいらない

ロボの紹介

ロボは遊び手の想像力に委ねられ自由な形状で遊ぶことができます。
大きめのボールジョイントでかなりがっちりした作りなので遠慮なくガシガシ遊べるのが楽しいです。
マーキング等はタンポ印刷でプリント精度もなかなか良いです。

一つだけ致命的に残念な点は、別パーツとなっている操縦レバーの接続軸が短すぎて穴に押し出されてるのかというレベルでポロポロ外れちゃうことですかね…
手元にある3つともがひどい有様なので個体差ではないと思われます。
あとは個体差でボールジョイントがゆるゆるな部分がチラホラ見受けられます。
気になる人は軸を太らせると良いでしょう。

ロボの変形として開発者さんが想定している代表的なものは次の4モードです。

1.カプセルモード

ガチャで排出されたままのモード、大人が手でしっかり握り込めるようなサイズでなんかずっとニギニギしておきたいようなモードです。

収納状態とか緊急脱出状態とかいろいろと脳内妄想が捗る形状です。

2.コックピットモード

球状コックピットをイメージしたモードでカプセルモードのハッチを開いてアンドロイドを乗せるモードです。

ロボの至る所に3mm穴(一部のバンダイをはじめとしていろんなメーカーでよく使われている穴のサイズです)が用意されているので手持ちのものを接続すれば球体マシンのようにもして遊べそうです。

ただ、接続穴がわりとシビアな感じなので接続するパーツによっては軸折れや軸の摩耗が激しそう…
気軽にガシガシ付け替えて遊ぶにはちょっと躊躇しちゃう感じです。

無加工派は軸に合う他商品の腕や大型武器などがあればかなり遊べそう。
改造&加工派はコックピットの素材としては面白いものになりそうって感じです。

3.重機モード

低めの重心で操縦席の位置が見晴らしの良さそうな高い位置になっている重機をイメージしたモードです。

重心が低いので重い物を運んでも安定しそうなフォルムですね。
これは仕事猫がよく似合う…
工事現場に合いそうなイエローカラーもあるのでそれも良さそうです…(私はゲットできず)

つま先部分ですが、自立させるためにはかなり広げなければなりません。
つま先パーツの根元にストッパーのようなでっぱりがついていて、これがかなり硬めなので45°くらいしか開かないように感じるのですか「カチ!」とか「バキ!!」っていう嫌な音がするまで開けば180°くらい開きます。
力加減を間違えると破損しそうな部分ではありますが、うまく自立しないなって人はここの開きがまだまだ45°くらいしか行ってないと思うので注意しながら試してみてください。

変形機構に準じてある程度動くんですが、腕や足が特殊形状なので見慣れた人型のポーズとはかなり違ってそれが良いところでもあり脳内解釈が追いつかないところでもあります。
爪(ハサミ?)の部分がちょうど良い硬さで動くのでものを掴ませる(挟む?)こともできます。

私の引いた個体ではこの緑の子の下半身ボールジョイントがだいたいゆるゆるのプラプラでした…

4.ロボットモード

格闘が得意っぽく見えるパワー寄りのロボットモードです。

独特の形状ですがなかなかのナイスプロポーションでおもちゃとしてはかなり良い感じです。
ただ、最初に述べたようにコックピットのレバーがかなりポロポロ取れて、肩関節や肘もポロポロ抜けるアンドロイドに握らせて着座させるのは困難を極めます。

付属のミニブックにカプセルモードからロボットモードへの変形方法が書かれています。
重機モードに関しては触れられていませんので、公式ブログ等の写真を真似して変形させる感じです。

コックピットのレバーは接続の穴が深いところなら逆さまに差すこともできます。(写真右手側が逆さに指している様子)
逆さに差すとボタンっぽくなるのでこれはこれでアリかもしれません。
てか、接続軸が丸っこくて短すぎ…そりゃポロポロ取れる…
バンダイさんがこんなことに気づかないはずはないので、なにか理由があるのかしら…

補足ですが、コクピットレバーも3mm接続なのでロボの色々な場所につけることができます。
例えば、重機モードだとフロントフレームのサイドにつけて操縦してる風にもできます。
残念ながら繰り返しになりますがこの状態でアンドロイドに持たせるのは大変困難です。

仕事猫フィギュアの汎用性ときたら…

補足:重機モードとロボットモードの比較

左がロボットモード、右が重機モードです。
(ロボットモードの画像が一部変になってますけど雰囲気で脳内補正してください)

操縦席の位置はさほど変わっていないのですが、重機モードは重心がぐっと下がっているので安定感がありそうに見えます。
重機モードとロボットモードで胴体が裏表変わっているのですが、ぱっと見の効果は低いので見た目よりも関節の位置を変えるための仕様なのでしょうね。

自由に遊ぶ

ガンプラであればHGBFシリーズによくある3mm軸がそのまま刺さります。

ロボット側の穴が浅くてピンが途中までしか入らなかったり、深いところはキツすぎて遊んでる時に破損したり軸が摩耗したりしそうでガシガシ遊ぶには勇気が必要です。
モビルスーツアンサンブルも3mmなので、パーツを流用できるのですがサイズ感が合わずイマイチでした。

手持ちのアイテムに「これだ!」ってのがある人にとってはガシガシ楽しめそうですが、私の手持ちではまだ組み合わせて楽しいものに出会えていません…

コックピットにハロを埋め込む遊びはわりとお気に入りです。

アンドロイドの紹介

いわゆるレアアソートとなっているアンドロイドです。

私が手に入れたのがタイプBだったのでそちらをご紹介します。

頭部以外は組み立て済みで、シンプルな形状なのでバリバリ可動しそうですよね…
しかし、これは正直ハズレと感じています…

個体差かもしれませんが、パーツ汚れや塗装ムラが激しすぎます。
髪の毛パーツは後ろ側が黒ずんでいて、糸くず(塗装が糸状に垂れたもの?)みたいなものもチラホラついており、取ろうとすると少し張り付いているので、後からついたほこりではなく商品固有のものかと。
最近の商品水準でこれが500円というのは結構いただけないです…

肩はダブルボールジョイントだったので期待していましたが効果が薄く、軸受けが浅すぎて触っただけでポロポロ取れ落ちるレベルです…
肘は接続軸にハズレ防止のぽっちのようなものがついていますが、これがむしろ穴に押し出されているような感じで肘を2−3回曲げ伸ばしすると外れちゃいます。(肘ポロは許容できるレベル)
可動は肘、膝、股関節が90度曲がるくらいで椅子に座るための最低限のポーズが取れるだけのものになっています。
平成時代の300円ガチャでギリギリ許されそうなクオリティのものが令和の時代の500円ガチャ(かつレアアソート)とは首を傾げざるを得ない、悪い意味でかなり攻めたクオリティだなと思います…

フェイスガードを外すとアンドロイドフェイスが出てきます。
髪状のパーツはボールジョイント接続なのでまぁまぁ動きます。

面白いギミックですが頭部もストレスポイントがあります。
顔前面、後頭部、後頭部の下側で首に接続する部分の3パーツ構成になっていますが、この3パーツの噛み合わせがわるくてここもポロポロと崩壊しやすいです。
ただ、フェイスガードをつけているとそれが押さえになるのでポロポロ度は下がります。
フェイスガードを外した状態でも遊びたいところですが、それは想定されておらず見て楽しむための仕様なのかなと思います。

手に取るまではめちゃくちゃ期待していて何としてでも手に入れたかったアンドロイドですがどうしても欲しかった理由はアクアシューターズと首の軸を近づけることで頭を入れ替えて遊ぶことができるという点です。
私的には目玉仕様だったのですが開発者いわく、突貫の仕様なので調整が完璧ではないので非公式の自己責任で遊んで欲しいとのこと。

見た目だけは最高ですよこれ!(ただし、触ると腕が崩壊する)

Aqours Shootersの頭もつけられるので、バトルスーツ装備型桜内梨子ができちゃいます。
私の手持ちだと頭の穴が小さくてキッツキツでしたがギリギリ遊べる感じです。
見た目だけならマジで最高ですねこれ!!

これで素体の出来が良くて可動も充実してたら血眼になってガチャを回しまくったんですけど、先述の通り私の感覚では事実上の大ハズレ商品なので無理して手に入れる必要ないと感じました。
この商品が発売されると知った時、いくらかけてでもフルコンプするぞという気概でしたが、アンドロイドのポロポロ具合とロボットのあと一歩感でまぁこれだけで十分だなとコレクションを中断しました。

アンドロイドはフリマサイト等で1体3000円くらいで取引されているようですが、ホントその価値はないのでお金は有効に使って欲しいです…(私が気づいてないだけで魅力的な価値があるのでしたら教えて欲しい)

まとめ

商品のアイデアは最高でロボットに関してはガシガシ遊べる頑丈なおもちゃとしての及第点はあると思います。
操縦レバーがポロポロ取れる点など詰めの甘さを感じる部分はありますが、変形おもちゃファンならひとつは手にしておきたい商品です。

ただし、アンドロイド、お前はだめだ。
仕様、品質ともに最近の商品の中ではお仕置きレベルです。
武器セットでコストバランスを取っていて組み立て式とはいえ、アクアシューターズが500円なんだからもうちょっと頑張れるだろって感じです。(アクアシューターズが頑張りすぎてるってのもあるとは思いますが…)

ポロポロが軽減されて可動軸が増えたアンドロイドVer2が出たら回します!

ほかの記事も読んでみてね!